漫画です。SFと言っていいんじゃないかと思いますが、ノリは軽くてゆるい感じ。全体的には現代日本とほとんど変わりない世界がベースで、何が違うかっていうと異星人(作中では「外星人」と呼称)が普通にそのへんを徘徊している社会。危害を加えられることはあまりないんだけど話が通じる奴ばかりとも限らない(ただの探査機だったりもする)ので、その対処を任されている警察内の部署に所属する女性が主人公です。
で毎回毎回よく考えつくよなと思うようないろんな外星人やその作ったモノが出てくるわけだけど、その異文化衝突をゆるーく解決したりしなかったりするというのが基本パターンです。基本毎回一話完結だけど徐々に登場人物も増えていったりとか。ずっと続くような印象もあったけど3巻完結でした。
基本コメディタッチでゆるーく笑いを取るような流れが基本なんだけど、時折ちょっとゾッとさせるようなエピソードもあったりとか。個性的な絵柄も相まってなかなか楽しめました。
いちおうネタバレになりそうなので以下伏せ。
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長いこと待った続刊2つ。
とりあえず「げんしけん」10巻、部員が世代交代していったん終わり、「二代目」となって再開しての初巻ですが物語は完全に続いているので通巻で10ということに。
話としては荻上が部長となって新年度が始まり、無事新入部員も迎えて…という展開なのだけど、相変わらずというかメンツが濃い。新人も腐女子主体というのはご時世を反映してのことか。まあ普通に男オタクの話はこれまでで語り尽くしてる感もあるしな。荻上以外には大野と朽木が残っていて、あと何故かマダラメも普通にレギュラー扱い。学校に近いところにアパートを構えているためなにかと絡まれている感じに。笹原は荻上の彼氏&アドバイザーとしてしばしば顔を出しますが、マダラメよりよっぽど出番少ない感じです。
まあ本当に従前のノリをそのまま引き継いだ印象で、メンバーが替わってもそれぞれまた別の個性的な面々によって引き起こされる騒ぎに笑わしてもらいましたw 個人的に従前から感心してるのがクッチーこと朽木の扱いで、まあぶっちゃけうっとおしいうるさいオタクキャラなのだけど、扱いようによっては単に不愉快なだけの存在になりかねない(実際登場当初はそういう印象が強かった)のをうまいこと役割を与えて賑やかしに一役買わせています。特に感心したのが過去のコミケ(作中ではコミフェス)参加時のエピソードで、コーサカのコスプレに驚いた咲が一言苦言を呈しようとしたその瞬間に「いやーイイ買い物した!」とさわやかにウザく割り込んできて、咲にものすごく綺麗なキックを食らってたシーンです。まあ要するにウザいことして痛めつけられる、という位置づけなのだけど、そういうポジションは今作でも健在な模様。…ていうか、結果的に痛めつけられてるから不愉快を覚えずに面白がっていられるのかな。
とりあえず今作は再開当初ということもあってか軽く笑えるエピソードが揃ってますが、そのうちまた重めの話も出てくるのかな。コミフェスと荻上の仕事の締め切りが重なってるというのがいろいろ暗い影を落としてそう。あとは大野が卒業してどうするのとかそういうのも気になるなー。
もう一方の「天冥の標」4巻はまだこれからですが、1と2がかなり時代が飛んでいて3でまた1に近づいたような感じだけど、4はまたそのへんの話なのかな。10まで出る予定らしいけど謎だらけだった1の真相というか世界状況みたいなのはだんだん解ってくるんでしょうか。
先日市街地に用があり、近場に車を停められなかったのでマルヤガーデンズの駐車場へ。まあ歩いて行ける距離だし買い物すればいいしと思い。
で用事済んでマルヤ内のジュンク堂へ。ここはちょっと近いところに店を構えていたのだけどマルヤの改装オープンに伴って一部移転したのですよね。もともと専門書(ぶっちゃけPC関連)が結構豊富で、他に無いものでも探しに来れば結構あったりしたのでたまに来てました。しかし天文館の衰退に従って次第に足が遠のいて… となっていたのだけどマルヤに入るとなって拡張を期待、してたんだけどなんと開店11時からというのが難点。なのでたまーーーにしか来てません。来たら来たで色々あるのだけど。決まったモノを買うだけならamazonでいいけど、専門書とかいちおう中身に目を通してから買いたいですし。安くは無いから高い金払ってコレ使えん!では悲しいし。旧店舗もまだ同じところで営業中だと思うけど、専門書はだいたいマルヤのほうに移ったようで専門書フロアは閉鎖されてました。
で、そんなわけで2000円買えば駐車場が2時間無料ということで、まあHTML5の本でも買えばそのぐらいいくかなーとか思ってたけどとりあえず漫画コーナーを見たらいきなりこれらが目に入って速攻購入。きららはけいおん!復活ということで、花のズボラ飯は以前から評判を目にして気になってたけどamazonでも見たときは品切れだったりでなかなか実物にお目にかかれませんでした。さすがジュンクだぜ。これで10時からやっててくれればもっと通うのだけど。
で、そんなわけでまず「けいおん!」、…うんまあいつも通りというか、単行本で買えばいいかな…とか。ていうか他の連載陣も同じような萌え4コマばかりで、どれもこれもオーラが無いというか区別付かないというか…いやちゃんと読んだら普通に面白いのもあったんですけど。でも毎月買うまではないかなあ… とか言いつつ同系列別雑誌で今度は在校生編も連載開始というからそっちも気になってたりする。あ、とりあえずライブレポート(Come with me!)が2Pだけど入ってたのはよかったです。ていうかライブBDはいつ出るんですか。前回ライブ(Let’s go!)BDはテンション上げる映像として重宝しておりますのでそれ以上を期待しています。
そして「花のズボラ飯」、評判通りに面白いというか楽しい漫画でした。まだ若くて結婚からさほど経ってないと思うんだけど旦那が単身赴任でいなくて、独り飯を食らう様がいろいろと。とにかく部屋が汚い、室内では下着姿や裸でうろうろすることもしばしば、そしてタイトル通りにズボラな食事を堪能してます。独りで調理しながら歌ったり踊ったり親父ギャグをつぶやいたり熱血実況したり、しかし離れて暮らす旦那を愛してやまなかったり、急に帰宅を告げられてあわてて掃除したりwといったなんとも日常的なエピソードの数々がほほえましい。下着姿とか入浴シーンも結構出てくるのだけど、何というか生活感のある可愛らしいイメージに収まっているのは作画担当が女性作家ならでは、なんですかね。これが男性の絵だったらもっとエロくなってそうな気もする。それはそれで見てみたい気もする…けど、これはやはり女性ならではの描写あってこそ、全体がほんわかした空気に包まれてるんでしょうね。
とりあえずジュンク堂には今後とも期待するところ、なんだけどできれば10時開店にしていただきたく…まあテナントで入ってるんだから難しいでしょうけど…
あ、結局これ以外にも買った漫画で余裕で2000円超えたので、HTML5の本は買いませんでした。ていうか目当てのが無かった。
読んでみた。そもそもは何だっけ、amazonからのおすすめで何となく買ったのが最初だったのかな。そういえば近々アニメ化されるとかなんとかで見たような気もするし、絵もよさげなので読んでみるかーと1巻だけ買って面白かったので続刊も。
見ての通り(?)、いまどきの萌え系ドタバタコメディなのですが、日本古来の神々とかオリジナルの神々とかをメインキャラに据えています。その神々がドタバタ騒動を巻き起こしたり、時折ほんわかさせたりといった1話完結の流れ。…なんだけど、3巻になるとちょっと大きな問題が表面化してきてる感じで今後どうなるといった印象。
あと1巻には同じ作者による別作品が2話収録されていて、これも同様にドタバタしてるのですがこちらは天使と悪魔の話。それだけに人の死をわりとストレートに扱ってたりもするのが印象的です。
ついでに同じ作者によるこちらもオススメされてしまったので買ってみた。これは同名ゲームのコミック化なのですが、自ら語らぬ名も無き主人公らにストーリーを持たせて独自の物語を構築するのは、これ系の始祖であるウィザードリィからいくつも独自創作が産まれたのと同じ構図ですね。こちらの場合は職種別にゲーム内でそれぞれグラフィックが用意されているので、ビジュアル的にそれを流用できるから解りやすいという作りやすさはあるかもしれません。
ゲームのほうの「世界樹の迷宮」は1作目をちょっとプレイしたのだけど、確かにダンジョン踏破の楽しさはあるんだけどちょっと先に進むと評判通りになかなかシビアで、あまり先に進めませんでした… なのでこの漫画が原作としているゲーム2作目は手を出し切れず。キャラグラフィックは好きなんだけどなあ。ついでに同じ制作者によるゲームの「セブンスドラゴン」もキャラグラフィックが非常に好きなのでまず設定画集だけは買いました。でゲームのほうも後から廉価版になったらいちおう買ってたりはする。プレイしてませんが。
最近買うだけ買って積んでるゲームが増えてきたなあ…とりあえず気になっていたソフトが廉価版になったり在庫処分割引とかになると買ってしまう。いつかプレイできる日を夢見つつ…っていうほど忙しいわけでもないけど。今気になってるのは二ノ国です、ってどうでもいいですね。
ともかく両作ともなかなか面白く、とくに猫神のほうは続きも気になるところです。
某所で、アニメだかゲームだかのイベントで声優の登場時に、男性声優には大騒ぎする女性ファンが女性声優にはあまりに静かで不気味という話が。こういう話は以前からよく目にしてましたけど、しかし男性側としてはその最後にあるように、男性タレント登場時にもやたら盛り上がってるのが好印象というか何というかw 歌を野太い声援で力強く盛り上げられる側も苦笑するしかないという感じに。
私はハルヒにははまってないのでいまいち把握してないのだけど、ハルヒイベントでは男性ファンのほうが多そうなんだけども、男性キャラにもキャラソンあるけどそういう歌でもそれなりに盛り上がりそうな気はする。まあハルヒの場合は女性ファンも一定数いそうだからバランス取れてるのかな。よく問題になるのはテイルズとかの女性ファンが支配的なコンテンツか。女性声優が出てくると空気が凍り付くとか聞きますわね… 私のxx君のそばに立つな!的な嫉妬ビームで満たされるんでしょうか。怖い。買って観たマクロスFライブでも歌うのは女性2人だったけど、男性声優もちょろっとトークに出てましたわね。トーク自体の盛り上がりはさておき、男が出てくること自体に不愉快さは無いなあ。むしろ喜ぶぐらい。
こういう嫉妬心は女性の方が強いんだとしたら、女性が出てこない恋愛ドラマとしてのBLが盛り上がるのも解らんではない気もする。男性向けにも百合とか言われるそっちのコンテンツは昔からあるしアダルトにもありますが、なんかBLの盛り上がりが異様というか独自の世界を築きすぎな気が。
以下どんどんどうでもいい話になってきたので伏せ。
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あちこちで話題になってた気もする「進撃の巨人」を読んでみた。現在2巻まで出ています。
人間を食う巨人に脅かされる人類という話で、闘ったり食われたりします。ていうかもう食われまくり。巨人も大群でやってくるので人類側は基本どうやって引くかという展開になってしまいます。あとモブキャラが多すぎて、次々に食われていく周囲の人たちが悲惨なんだけど思い入れを入れる暇が足りない気すらする。もっともっと個別のキャラを深く描いていれば悲壮感もより増すのかもしれんけど、それどころじゃない印象。
しばしばデッサンが狂ってるような、いささかラフな絵柄なんだけど、しかしそれを補って余りある勢いが充ち満ちていてとんでもないことになっております。悲惨で凄惨で、そしてやたら熱い。2巻で希望のかけらのようなものが見いだされるんだけど巻末予告ではそれすら踏みにじられるような… もうすぐ3巻が出るんでしたっけ、先が気になる話だ。
あとこれは小説ですが「スワロウテイル人工少女販売処」も読んでみた。珍しく表紙買い。なんとなーく書店で眺めているときに、白地に少女をぽつんと描いた表紙が目に入った。黒地に青や緑がかった長い髪を引いて…と思ったら蝶のような羽根がついていた。今風のラノベっぽいタッチで、最初はミクかと思ったのは内緒。でよく見たらミクじゃなかったんだけど、妙に気になって仕方なかったので買って読んでみました。
タイトルのように人間と人造人間の共生の話で、人工臓器がどんどん発展していったら人間まるごと作れるようになったという世界。そんな中で妙な病気の蔓延により男女が別々に管理された自治区の中で、異性として浸透しているその人造人間(作中では人工妖精:フィギュアと呼ばれる)らがいろいろ活躍したり事件起こしたりします。
裏表紙に「苛烈」という言葉があったのでどんな凄惨な話なのかと思ったら、確かに流血のシーンは結構出てくるしその描写もやたら細かかったりしますが、表紙の絵柄を裏切らないラノベ的な(?)軽いやりとりのほうが目立ってる気がする。しかし人を生みだそうとする人間の業の深さとか、いろいろ感じ入るところもあったりで表紙買いはなかなかうまくいったようです。続編も作ろうと思えば出来そうな気がしますがどうなんでしょうねコレ。まだデビューしたての若い作家さんみたいですけど。
…しかしここのところ、妙にこの凄惨な話ばかり選んでいるような気も… 某Webコミックなどうっかり読んだらえらいことに。そのうち夢にでも見るんじゃないかってぐらい強烈だった。
私的には「けいおん!」のようなゆるゆる系のほうが好きなんですが。
とりあえず最近の電撃系。ついでに単行本も並べてみた。電撃PSは今日買ったのですが、ゲームスは前週発売だったのに買いに行けずにようやく金曜あたりに買ったんだっけ。でもまだほとんど読めてません… とりあえず冒頭の5pb.社長インタビューぐらい。
他にもいろいろ買い物というかお届き物があるんだけどそのへんも余裕できたら書いていきたい。
で今回の「ちいさいお姉さん」ですが、山本さんが望月家を再訪するんだけどユキさんに全力で警戒されて…という話。かつてふらふらとストーカーしちゃったときはコウのほうが警戒センサー発動してたんだけど、踏み入ってからはユキさんが大活躍ですな。ていうか単行本を読むと登場時の存在感が最近は無かったなーと思われていたユキさん、久々に存在を存分にアピールしてる感じ。しかし山本さんも、あこがれの人から手を握られたり笑顔を向けられたり台所で立ち働く様子を観察したりと至福を満喫したかと思ったら針のむしろ状態になったりして大変だ。まだしばらくはこの絡みが続く?
単行本「ちいさいお姉さん」到着。しかも発売日前日、月曜に着きました。なんというamazon ok。
中身的には8話が収録され、収録4コマのVol.も記されていますけどそういえば最初のほうは毎回掲載じゃなくて、掲載されるのを楽しみにしてたんだったなーと思い出してみたり。でも第1話とかあまり見覚えが無い… ユキさん初登場の回はわりとよく覚えてるけど、紀子さん初登場の回はこんなもんだったっけっていうか初見のような気も。
書き下ろしエピソードは無いけど、4コマ本誌で作品ごとの区切りページに「バカコラム」とか載ってる位置にキャラ紹介があったりします。今のところ登場人物はアカリ・コウ・ユキ・紀子に塩野先輩。先輩、ほとんど存在感もないのにキャラが少ないから大きく出て良かったですね… しかしここから、父とかその婚約者とかさらには山本さんファミリーとか歯科医とか、さらに濃いメンツがどんどん増えていきますわね。
しかし最新の4コマ本誌がVol.105、単行本収録の最後がVol.75なので、全部掲載してなくても3巻分ぐらいはもうストックあるんじゃなかろか。最近は特に毎回掲載してますし。早期の続刊を期待したいところ。
荒川弘「百姓貴族」が面白いです。「鋼の錬金術師」で有名な作者による農業エッセイ漫画…なんだけど、ハガレンという略称は聞いたことあっても原作やアニメを見たことはなかったりします。で、どこかのブログか何かで書評を見て、面白そうなので購入してみた次第。
原作者は漫画家デビュー前に、北海道の実家でディープな農業経験があって本書はそれを綴ったものになっています。基本的にギャグタッチで北海道農業のスケールのでかさや父上(開拓入植3代目だとか)のダイハードっぷりとか農業高校のタフさとか、とにかく現場を知らないと解らないようなエピソードが盛りだくさん。しかし笑わせるばかりではなくて、牛を食肉加工に回すときの心境など命を扱う仕事であることも見つめていたり。笑わされたり考えさせられたり感動したりといろいろ多彩ですが、とにかく北海道はスケールが違いますなあ。
これ単行本になるのに連載2〜3年分必要になってるっぽいけど、続刊が待ち遠しいぐらい。連載誌は成人女性向きっぽいのでちと手を出しづらいな…
あと同様にどこかのブログか何かで見た、あさりよしとお「アステロイド・マイナーズ」も面白そうなので買ってみた。こちらはタイトル通りに小惑星の発掘作業に従事する作業員の話、をはじめとしたSF短編漫画集です。3編が収録されていてそれぞれ場所も登場人物も異なるのだけど、微妙にリンクしてるところもあるような感じ。「2001夜物語」ほどではないけど。
こちらは絵柄が軽快なのもあってか、「百姓貴族」より厚いんだけどかなり軽く読めた感じです。
どちらも面白かったので以下アフィリエイト。
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なんとなく来訪検索ワードを見てみたら「ちいさいお姉さん」がずらっと並んでいてびびる。…考えてみたら電撃PSは通常金曜発売なんだから、発売日直後に検索されるのが当然なんですね。すいませんウチは通常3日遅れの月曜にならないと買えないのでまだ読めないんです…orz たまに日曜に買えることもあるけど。
しかしいまだに、検索すると4位に君臨してますねここは。世界4位の「ちいさいお姉さん」ブログとしては今後とも言及を続けていきたいところです。ていうか早く読みたいし単行本も早く欲しい。