chaba log2

2011/08/15

ベントラーベントラー

カテゴリー: 漫画 — タグ: — chaba @ 17:57

漫画です。SFと言っていいんじゃないかと思いますが、ノリは軽くてゆるい感じ。全体的には現代日本とほとんど変わりない世界がベースで、何が違うかっていうと異星人(作中では「外星人」と呼称)が普通にそのへんを徘徊している社会。危害を加えられることはあまりないんだけど話が通じる奴ばかりとも限らない(ただの探査機だったりもする)ので、その対処を任されている警察内の部署に所属する女性が主人公です。
で毎回毎回よく考えつくよなと思うようないろんな外星人やその作ったモノが出てくるわけだけど、その異文化衝突をゆるーく解決したりしなかったりするというのが基本パターンです。基本毎回一話完結だけど徐々に登場人物も増えていったりとか。ずっと続くような印象もあったけど3巻完結でした。
基本コメディタッチでゆるーく笑いを取るような流れが基本なんだけど、時折ちょっとゾッとさせるようなエピソードもあったりとか。個性的な絵柄も相まってなかなか楽しめました。

いちおうネタバレになりそうなので以下伏せ。

米国側機関の連中がやたら自己中・粗雑な手口で目立っていて、2巻最後で外星人による人造人間キャラと合流したのでこれはちょっときな臭い展開になるのかなーと思ってたら全然そんなこと無かった。3巻は普通にまた一話完結で進行して、最後だけちょっと2話連続みたいな形になってました。意外と言えば意外、でもこの作ならこういう落としどころもアリなのかなといった終わり方で。
でおまけエピソードとして、3巻で暗躍するかと思いきや全然出てこなかった人造人間ちゃんの結末が書き下ろしで描かれていました。なかなか強烈なキャラだったので、本編で落とし前を付けられなかったのは作者としても心残りだったのかな。
そんなわけでなかなか面白かった本作、ちょっと変わった話を求める向きにはお勧めかも。同じようにちょっと変わった話として「第七女子会彷徨」も読んでますがこちらは3巻を注文中。なかなか本屋に売ってません…

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