chaba log2

2012/02/09

棺担ぎのクロ 3

カテゴリー: 漫画 — タグ: — chaba @ 20:38

「棺担ぎのクロ」3巻、出ていたのでようやく買って読みました。
相変わらずのダークファンタジーで、絵柄は可愛いし日常描写は萌え系なのに、時折ダークというかホラーめいた話にもなる。鏡屋敷のエピソードとかもろにホラーですわね。可愛いキャラたちにもそれぞれダークな過去とか背負ったモノとかがあり…
掲載誌が平成19〜20年、それに書き下ろしを加えてのようやくの刊行になったみたいです。そしてこの2/9日発売誌からついに連載も再開…って今日じゃねえか! まあどうせ鹿児島じゃ3日遅れですかね… あとがきによると「ようやく折り返し」らしいので5〜6巻を予定してるんだろうか。先が気になって仕方ないけど、長期休載してたのも解るような気もする…話重いし…
とりあえず気長に待つとします。

ついでにamazonからオススメされた「境界線上のリンボ」、わりと面白かった。というか「クロ」が想定通りに重かったのでわりと軽めに読めるこちらがいい感じの清涼剤になったのかもしれん。まあこちらも差別を受けて逃げ込んだ町での話だから根本から明るい軽いわけじゃないけども、主人公が居心地良さそうなので。

2011/10/28

棺担ぎのクロ

カテゴリー: 漫画 — タグ: — chaba @ 06:12

どこかで見たんだけど、きゆづきさとこ「棺担ぎのクロ」が連載再開、1月には単行本3巻も出るらしい。
そもそもの出会いはPSP版「ユグドラユニオン」で、凄く魅力的だったキャラのデザイナーであるところのきゆづき氏が本職漫画家らしいと知り、そこから「GA」と「クロ」を知った次第。で読んでみたら「美術学校の『あずまんが大王』」などど言われた前者と全く異なるダークファンタジーだったことに驚いた覚えが。作風的にはかわいらしい絵柄で細かい笑いなど挟むのは共通してるのだけど、根底にあるのが苛烈なファンタジー世界。死が常にそこにあるような。そもそも主人公がタイトル通りに棺を担いで旅をしてるのである。同行している双子の女の子の出自もなかなかに苛烈でダークであったり。でも絵柄に救われることも多く、基本4コマなんだけど時折ページ一杯に一場面を描いたりしてるのは、絵本みたいで非常に美しいものも。ユグドラだってただの萌え絵じゃなくて衣装や装備品の緻密な書き込みにただ事ではない重厚な世界を感じさせるのが魅力の1つだったりしますし。そういえばユグドラもなかなか苛烈なファンタジーでしたが、そのアンソロジーコミックにきゆづき氏自身も参加してたのは面白かったw さすがに本家で本職だけあって質も抜きんでてました。もっと描いて欲しかったぐらい。きゆづき氏だけのユグドラ本出たら全力で欲しい。
そんなわけで1月の3巻を期待。この出版自体はだいぶ前から告知されていたけど延期を繰り返して未定になってたような。連載が普通に続いていれば刊行できてたのにそれが中断してようやく再開で刊が埋まったってことなのかな。別の仕事で忙しかったのかあるいは別の事情でもあったのか? 確かまだ若い人だったと思うので、今後も楽しみな作家さんです。

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