chaba log2

2011/10/12

アクセル・ワールド 5〜9 と漫画

カテゴリー: 漫画, 読書 — タグ: , — chaba @ 17:48

ようやくAWの5巻以降を最新9巻まで読み終えました。エピソード的には5巻が単巻だけど6〜9が4冊にわたる長編に。作者氏的にも2冊ぐらいで終わらせるつもりが書きながらどんどんふくらんでしまったらしい…
あと漫画版も出ていたので買ってみたら、2冊で原作1巻のエピソードをまとめてました。これもまだ連載中というので2巻以降の話にも続いてるんですね。

例によってネタバレ書きそうなので以下伏せ。
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2011/10/08

アクセル・ワールド 〜4

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 15:30

4巻まで読みました。

いろいろネタバレ書きそうなので以下伏せ。
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2011/10/07

映画「はやぶさ」

カテゴリー: 映画 — タグ: — chaba @ 20:41

映画「はやぶさ」観てきた。淡々としたドキュメントでも泣けるのに、これがドラマ仕立てになったもう大変なことに… という期待を裏切らず、とりあえず打ち上げの時点で泣けた。それ以前に冒頭のタイトルだけでもやばいんだから俺ちょっとおかしい。
ともかく、最初のほうでプロジェクトの歴史とか各パーツの役割とかをざーっと解説してたのは好感。興味ない人は眠い展開かもしれないけど、そもそも興味ない人は観ませんわね。登場人物は実在のスタッフをモデルにして構成してるけども主役の竹内結子サンだけは複数のモデルを合成したようなキャラなんだとか。そのキャラ、研究一筋で地味な格好で人と目を合わせずぼそぼそ喋るような感じ。その人が補助職的に「はやぶさ」チームに入り、あちこちうろうろする中で各部を観客にも解説していくような流れでした。
映像は帰還シーンと、あとおそらく打ち上げのところも実際の映像を使ってたんじゃないのかな。ロケットが格納庫から出てくるあたりとか。打ち上げからはCGのフル稼働といった感じで、映画アポロ13の打ち上げをちょっと思い出したりも。後はお馴染みの苦難の連続を丹念に描いていて、リポビタンDとか「こんなこともあろうかと!」とかネタもちゃんと入ってたのにはちょっと感動しましたw あと地球スイングバイの描写で、リング状のガイドを宇宙空間にずらり並べて描いてみせてそこを連続して「はやぶさ」がくぐっていく、というのはちょっとイイなーと思ったところ。何がイイのかよく解らないけど、決められたコースを走るようにうまいことコントロールしてるんだよ的なのが感じられたのかな。
遠くイトカワのあたりで実際に「はやぶさ」がどういう状況だったのかは誰も見ていないのだけど、計測データや推測によるCGで示されることでその深刻さや満身創痍っぷりをあらためて感じたものでした。あとミネルバでしたっけ、タッチダウン前に探査機を放出したけど失敗・ロストしたというのもあったと思うのだけど、今回の映画では触れられず。そして帰還シーンはやっぱり感動。
今回20世紀フォックスが配給ということで、最初から世界向けでの企画みたいです。それだけ世界からも注目されてたってことですわね。すげえ。タイトルが「はやぶさ HAYABUSA」なのはそのせいもあるのか。でも何となく不要に思えるギャグシーンとかもあったのはそのへんも関係してるのかなとも思ったり。

2011/10/06

iPhone4S と… 

カテゴリー: 未分類 — タグ: , — chaba @ 20:51

iPhone4Sが正式発表されたばかりなのに、Jobs氏の訃報が。故人の業績を称えると共に冥福をお祈り申し上げます。

Appleの名を最初に認識したのは、それこそべーマガの時代じゃなかったかな。アメリカにはすごくゲームが豊富にそろったPC(当時まだマイコンという呼び方が主流だったかも)があるらしい!Apple][とか言うらしい!でもすげえ高いっぽい!みたいな感じで。画面写真見ると妙に文字表示がにじんだ感じになっていて、しかしこのCRTのにじみを利用して表示色を増やしているとか何とか。なんだソレと思いつつも、何というかエンターテイメント方面への執念みたいなものを感じたりもしました。
実際に実物を触ったのは社会人になってから。基本的にWin向け(入社当初はDOS向け)の開発しかやってなかったのだけど、某ファイルフォーマットへの対応でMacでもファイルが開けないといかんよということで、ノート型のを借りた覚えが。名前もよく覚えていません。その仕事ってどうなったんだっけ、完了しないうちに会社を辞めちゃったんだっけ。ともかくちょこっと触ったぐらいで、まともに操作した覚えも無いぐらい。もちろんコードなんてMac上では1行も書いてません。
で鹿児島に帰ってきた頃でしたっけ、氏の復帰と共にカラフルなiMacが登場してそれはそれは凄いインパクトでした。私もちょっと欲しいかなと思ったぐらい。用途と置き場所が無いのでやめたけど。まだCRTが普通だった頃なのであの一体型筐体はそれなりにコンパクトに思えたけど、今から思えば結構でかいですよね。そこからの快進撃はご存じの通りですが、私自身がようやく手にするのはiPhone開発が可能になってからのMacbook2008です。でもCube型の、ちょっと浮いて見える筐体のアレはちょっと欲しいと思ったなw なんだかんだで、デザインには惹かれるものをよく感じておりました。
最初は実機もtouchだけだったけどiPhone3GSになって買い、PANEL VLを皮切りにいくつかアプリも出させて貰いました。未だにVLを越えるDLは得られてませんが… ていうか今でも日に数十本はDLして貰ってます。有り難いことです。他のがさっぱりですが。
そんなこんなでApple製品とは実際にはここ3年ほどのつきあいなのだけど、その洗練されっぷりにはいつも感心させられます。最初のMacbookの小さな取説を開いたとき、「このMacはあなたに出会うために作られました!」的なこと(ニュアンス違ったかも)を書かれてていきなりハートわしづかみですよ。よく言われることだけど、パッケージの大小を問わず、この開梱のときめきを演出するのがものすごく上手いですよね。これだけで愛着が違うってものです。まあWinPCやAndroid端末のそっけなさもまあそれはそれで好きですけどw そしてそんな感じで私のもとに来てくれたMacをいきなり開腹してHDD増強、FusionにWinXPを入れたらやたら不安定だったのも良い思い出。良くない。
Macbookでしばらく頑張ったけど上記の不安定さ(私のHDD換装が雑だったせいかも)もあり、やっぱりデスクトップ欲しいってことで液晶一体型iMacも考えたけど置き場所的に厳しかったのでminiを購入、また軽いノートがずーっと欲しかったのでAir11(2010)を買いました。Macbookは某所へドナドナ。Mac歴は以上3台ですが、このAirがやたらお気に入りです。買ってしばらくはあちこちから眺めてはニヤニヤしてたぐらい。軽い薄い小さい、必要十分の能力で最高です。欲を言えばHDDじゃないSSDの容量ですが、ちっこいUSBメモリを挿すという技を聞いたのでそのうち試したいところです。あとminiよりちょっと大きめでいいからHDDやメモリを自由に入れ替えできるような据え置き型が欲しい…
そういうつきあいを経て今に至りますが、今はWinPCとMacを併用しているのだけど、WinPCでこんな風に経緯を振り返るとかなかなかできませんわね。それだけ、何か特別なモノという意識を持たせるだけの存在感があるんだと思います。ずーっとMS側のばかり使っていた私でさえそうなんだから、長年Apple製品に親しんできた人は今回の訃報への衝撃もいかばかりかと。私には故人のことを語るほどの知識も思い入れも無いのですが、ともかく「Stay hungry,Stay foolish」という言葉は胸に刻んでおきたい。ありがとうございました。これからも楽しく使わせて頂きます。

…タイトルに書きながらiPhone4Sのことすっかり忘れてた。上記の通り3GSを買ってそのままなので、そろそろ買い換えどきかなとは思っております。しかし今回ついにSBの独壇場がくずれてauからも出ることになり、乗り換えたら料金的にどうなるのか気になりまくり。本体料金は32GBで$299だというからこちらでもそんなに高くないだろうし、あとはもう料金とか乗り換えの手間とか次第です。明日から予約受付っていうけどさすがに様子見。

2011/10/05

アクセル・ワールド

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 08:58

そんなわけでアクセル・ワールド読んでみた。とりあえず2巻まで。
同じ作者で並列刊行されているSAOと同様に、VRゲームでの展開が主です。ただこちらのほうが、SAOよりもリアルに重きを置いている感じも…する、かな?
特徴的な相違点としては、時代設定としてAWのほうがSAOよりも数十年後になっているようで、VR接続機器がヘッドギア状だったSAOと比べて首の後ろに装着するようなかなりコンパクトなモノになっていること。以前はヘッドギア状だったが、的な言及もちらっとあるので、直接的な繋がりは無いにしてもいちおう世界が時間的に間を置いて繋がっていることを伺わせます。あとゲーム内容も、SAOのほうではいろんな世界を渡り歩いてますが基本ファンタジーベースで生身の人間(もしくは妖精みたいな)アバターなのに対してAWのほうはロボっぽいアバターによるバトルになっています。PSOのキャストみたいな感じ。あとSAOのアインクラッド編のような、ゲーム中の死がプレイヤーの死に繋がるようなシステムは無いのだけど、AWには勝敗により増減するポイント制でポイントを全て失ったら退場(アカウント剥奪&強制アンインストール)となるルールがあって、上を目指しつつも負けないように必死になるという構造があります。
最大の特徴はタイトルにもなっている「加速世界」そのもので、ゲーム世界に突入すると時間が1000倍に加速されて実時間1秒が1000秒になるんだとか。脳機能を1000倍に加速することで実現しているのだけど、それだけにプレイヤーの適正が必要になるということのようです。なかなか無茶なことする。プレイヤー同士のバトルを主体とするAWにおいて基本となる1対1のデュエルは30分制限なのだけど、時間フルに闘っても現実世界では1.8秒しか経過していないということに。なので日常生活の中でほんの一瞬だけぼーっとしてるだけでバトルを行えるのはいいのだけど、しかしやりすぎると日常生活より遙かに長い時間をゲーム世界で過ごしてしまうことになり、そのせいか作中に登場するハイレベルプレイヤーは外見年齢よりも中身が遙かに歳を取っているような印象を与えることもあります。「生まれたときから機器を装着している」のがプレイヤーになる条件だから最大でも中学生ぐらいなのに。

以下内容に触れますのでいちおう伏せ。ネタバレあるかも、というか痛い話。
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2011/10/03

SAO・AW アニメ化&ゲーム化

カテゴリー: アニメ, ゲーム — タグ: — chaba @ 06:43

http://news.dengeki.com/elem/000/000/411/411831/

アニメ化か、と言われていたソードアート・オンラインアクセルワールドのアニメ化が公式発表。それだけでなくてゲーム化もやるらしい。それぞれいちおう公式サイトも出来てます。
…しかしゲーム化、SAOに関してはまさかMMOを立ち上げるとも思えないので、MMO内という設定のRPGになるのかな。作中ではアクション性が重視されてるという設定だからARPGになるんでしょうか。ああ、そう言っても実際の肉体操作を伴ってのアクションだから普通にRPGにしたほうがいいのかな。まあMMO内という設定のRPGとしては「.hack」があるので、普通にJRPGの文脈でやればいいのかも。
そしてアニメ化については、某掲示板まとめでは春からで2クールじゃないかとかいう話も。2クールもやるのなら一気にファントムバレットとかマザーズ・ロザリオまで行くつもりなんでしょうか。せめてフェアリイ・ダンスあたりまででじっくりやってほしいなあ… リズベットやシリカのようなサブクエスト的「一般住民」キャラをオリジナルで増やすなどすればいくらでもエピソード増やせそうだし。そのへんは原作者も協力してもらったりして。…勝手なこと言ってますが。ていうかリズベットらに関しては後からのエピソードで団体行動してることもしばしばなので、アインクラッド時点でそういった別エピソードを盛ることもできそうな。
ところでアクセルワールドのほう、書店で探したら見事に1〜3巻が無かった。なんでやねん品揃え悪いなーと思ったけど、コレって要するに私みたいなのが最初の方を試してみようとした痕跡ですわねw きっちり4巻以降は並んでたし。でもSAOのほうは平積みで各巻何冊もあったのに、AWのほうは棚に立ててたぶんだけだった。コレは書店側としてもSAO推しなのかな。
とりあえず10日発売のアクセルワールド新刊のオビや11日の電撃文庫MAGAZINEで詳細告知されるらしい。アニメ放映・ゲーム発売の時期や開発元なども出るんでしょうかね。でもゲームは出るにしても1年後ぐらいなのかな。

2011/10/02

Coronaでゲーム作ってみた

カテゴリー: ゲーム, 開発 — タグ: — chaba @ 21:58

test01先日Android勉強会で教えてもらったCoronaですが、せっかくなのでちょこっとゲーム作ってみました。
まあ見ての通りシンプルなモノです。画面をタップして離すと上の方で回っているブロックが落下します。離すまでの間に左右にドラッグするとそれに沿って左右に移動します。落下したブロックは積み上がるので、その高さが紫のラインを越えたらステージクリアです。わりと判定はいいかげんだったりするので、変な瞬間にクリアすることもよくあります。ただし赤い土台から落ちると耐久値(画面下の数値)が減少し、これが0になるとゲームオーバーです。クリアごとに耐久値が若干回復(上限有り)し、土台が狭くなります。クリアしたら再タップで次の面、ゲームオーバーからボタン押すと再ゲームです。

いちおうソースを公開してみます。あまりキレイじゃないしよく解ってないところもありがちだけどLuaソースそのまんまなので、実行にはCorona開発環境が必要です。適当なディレクトリに解凍して実行してください。一部SDKサンプルのコードや画像データを借りています。画面左上の数字は得点、右上がステージ数になっております。エミュレータは問わない構造ですが、iPhoneエミュレータが使いやすい気がします。
とりあえず物理エンジンを試してみようといったところでこんな感じになってみました。これをAndroidやiOSに出そうと思ったら有料なのが迷うところ。

ソードアート・オンライン アニメ化?

カテゴリー: アニメ, 読書 — タグ: — chaba @ 05:39

SAOがアニメ化らしい。同じ作者による「アクセルワールド」も同時に発表ってのは何だコレ。まさか放映も同時期って事はないですよね…?
とりあえず真っ先に気になったのは放映局で。BSもしくはニコニコとかでやってもらわないと鹿児島じゃ視聴できんので… そこんとこどうかひとつ。↑のコメント欄を見てると製作への不安もありそうですが、そういえば確かに好きな作品が映像化されたときに期待はずれだったときはたいそう悲しいものです。まあそのへんはどうしようもないので期待して待つしかあるまい。
それにしても既存8巻を全部やるとも思えないのでどこまでやるんですかね。だいたい2冊区切りぐらいで大枠があるので、アインクラッド編だけで1クールぐらいにはなるんじゃないのかな。好評だったらフェアリイ・ダンスに進むとかでどうでしょうか。…ていうか短編エピソードも含めたらアインクラッドだけでも十分じゃないかと思うし、そのぐらいじっくりやって欲しいです。駆け足でMMOを渡り歩くような作になってほしくない。アインクラッドだけならユイのサポートキャラとしての活躍が見られないけどそれは仕方ない。あーでも下手に途中でユイ出すと最後まで引っ張りそうな気もするな。ていうかユイに限らず短編のエピソードはそれぞれサブヒロインが出てくるわけで、それら1つづつでアニメ1話は十分やれそうというか2話ぐらいいけそうな気もします。まあ基本最前線を張る攻略組ではないから、時折ひょいと顔をだしてそういえばこいつとはこういう出会いだった…みたいな挿話として出てきて、結末時にそれぞれの立場を見せれば世界の広がりが感じられる、かも。実際原作でリズベットがそうであったように。まーでもあまり挿話ばっかりやってたらそれはそれでメインストーリーが散漫になりそうな危惧もあるが。
作品世界的にはファンタジーMMOなのでアニメには適した素材だと思います。イラスト自体もキャラデザインとかそのまま踏襲してアニメに使えそうだし。そんなわけでともかく期待して待つのみ。…アクセルワールドも読んでおくか…

アニメ繋がりで全く別の話ですが、昨日10月になってBSに有料チャンネルがどばっと増えたらしい。中でも気になるのがANIMAXなのだけど、とりあえず11日までは無料放送してくれるらしい。なのでとりあえず初日のガンダムUC1話は録画してみた。で2話3話も放映があるというのだけど、それは有料に入ってかららしい… うまいことやるのぉ。有料視聴には月630円…なんだけど大枠のスカパーe2への入会金2940円+基本料金410円/月がかかるらしい… ガンダムUCがPSNで1000円ぐらいで観た覚えがあるから、それを考えれば月630円なら払ってもいいかなーと思ったけど甘かったようで。入会金と月1000円かあ… それなりにアニメ観るならいいけど、現時点でもBSでいくつか録っても消化しきれんかったりもするし… あぁ、SAOがANIMAXしか選択肢なかったらどうしよう。と話が繋がった。

2011/10/01

PROJECT ITOH

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 20:56

伊藤計劃「虐殺器官」「ハーモニー」読んだ。
コナミ小島氏と親交があってMGS4の小説版も手がけているとかでゲーマー的にも周知の作家であり、上述2冊でいきなり大きな評価を得ていたり、…そして若くして亡くなった作家であることも知っておりました。長編小説としてはMGS4も加えた3作のみが遺されているとかで、その早すぎる死を惜しむ声はあちこちで目にします。
そういう著名でありゲーム方面からも知られる作家なので両作は以前から気になっていたのですが、なんかえらく怖い話だというイメージがどこからか染みついていたのでなかなか手を出せずにおりました。
そんな中でいよいよ意を決して(?)、「虐殺器官」を読んでみた。…結論から言うと確かにホラータッチというか怖い話ではあるんだけど、トラウマ残るような後を引く怖さとかでは無い印象。いろいろ考えさせられるという意味では後を引きますが。基本SFサスペンスで、虐殺紛争を追う米軍特殊部隊の人が主人公。なのでわりとグロテスクな死の描写はあちこちに出てきます。でも一定の緊張間がずっと続く物語で、一気に読んでしまった。
その勢いで「ハーモニー」にも挑戦。こちらはとある女性が主人公で、高校生の頃や大人になった頃を行ったり来たり(別にタイムリープとかじゃなくて回想が入り交じる感じ)しながら様々な事件に絡んでいく感じ。こちらも前作ほど表面的じゃないけどかなり「死」のイメージがつきまとっています。
両作は独立した物語なのだけど、時間的には繋がっているようです。共通の登場人物とかは出てきませんが。ちょっと内容に触れたら全力でネタバレしそうなのであまり言及しませんが、物語としてはたいそう面白かったです。一気に読んだし。しかし世間ですげえすげえ言われてるのがどこがすげえのか、また怖いと言われていたような気がするのはどのへんなのかいまいちピンと来てない印象も。こればっかりはまあ私の読解力に問題ある可能性が大ですが… ていうかその才能の凄さを感じられない自分のセンスが憎い。作中の小難しい込み入った会話とかをしっかり咀嚼消化してないからか。
まあ怖いというのは、近未来の話なんだけど現代社会への警鐘になっている面があるからそのへんは怖いと言えば怖い。あと両作ともずーっと「死」がつきまとう話であるのは、作者がずっと闘病中であり、特に「ハーモニー」はほとんど入院中のベッドの上で執筆されたことと無縁ではないのでしょう。
ともかく、この人の作をもっと読みたかったなとは思うところです。とりあえず小説版MGS4も買いましたので読みます。

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