chaba log2

2011/10/08

アクセル・ワールド 〜4

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 15:30

4巻まで読みました。

いろいろネタバレ書きそうなので以下伏せ。

なんか妙に疲れた。というのもコレ、3巻ですげえ衝撃的な展開で「続く」になってるんですよね。それを全力で収束させるのが4巻なんだけど、もちろんただ単純に収束してくれるわけもなく…
そもそもアレだ、ここまで1・2巻とも1冊ずつきっちり話がまとまってたから油断していた。それにSAOもAWも各巻にサブタイトルが付いているけど、SAOの場合は2冊区切りの場合に同じサブタイトルが付いているので後からまとめて入手する場合は続き物だと察しが付きます。でもAWの場合は3巻と4巻に別のサブタイトルが付いているのでそれが困難。まあ表紙折り返し部分の紹介文を読めば察されるかもしれませんがそこまでじっくり事前調査ってわけにもいかんしなあ… これについてはかなりのクレームが飛んだようで、作者氏自身が「もうしません多分!」とあとがきで謝罪する始末。…あまりアテにならんけど。
読んでて妙に疲れるのは、内面攻撃的な内容が目立つのもあるんだと思う。SAOのようにゲームの結果がリアルでの生死に関わるような事はない(ゲーム外で生命の危機はあったけど)のだけど、主人公が卑屈な自己否定を何とか乗り越えようとしているキャラだけあってか内面をえぐるような展開が多いこと多いこと。そもそものゲームシステムが、プレイヤー本人の内面の傷とかトラウマとかそこからの希望欲望を反映したアバターを構築するというんだから、プレイヤーの内面をほじくり返さずにいられないのですよね。そこをどう挽回するかというのが見せ場ではあるんですが。実際主役のハル君はかなりたくましくなってきている印象です。リアルでも3巻からの悪意ある陰謀に飲み込まれつつもぐっと踏ん張る胆力を身につけているし。これはSAOからの一種の伝統でもあるんだけど、極限まで追い詰められつつ鮮やかに反撃して当面の懸案は排除して終わる、という流れがまあ一応保証されているようなもんではあるんですが、しかし今後の展開にいろいろ気になる点もある。
内面バトルが続いたので妙に疲れてしまいました。5巻以降もいちおう買っているんだけどすぐに続きを読む気にならん。まあ考えてみればSAOのアインクラッド編でも死の恐怖と隣り合わせで実際サチ編などはその暗い一端を垣間見せるわけですが、それだけにユイのエピソードや新婚時代のキャッキャウフフ状態など、ほっとする描写が印象的だったりもするんですよね。そう考えてみればAWでも巻を追うごとに(比較的友好的な)女性キャラが増えてるし、3巻で意外なサブキャラに助けられたことが挽回のきっかけになってたりもするし、各所に救いは設けられてるわけですね。そういう助けを得つつ主人公は成長を続けると。しかし最終的には恩人である「先輩」すら乗り越えていくことが求められるんじゃないのかな。そこまで話が行き着くのかは不明ですけど。不明と言えばSAOのほうもどこまで行くんだろう。

…なんかこういう書き方してるとやたら重い話みたいに思えてしまいそうだけど、確かに内面に切り込むことが多いのはそうなんだけど、「加速世界」をゲームとして純粋に楽しんでいる連中とのバトルでは漫才みたいなやりとりも多いし、「先輩」と日常会話を交わすところではニヤニヤすることも多いので重い話ばかりではありません。この4巻が特にその3巻で落ちたぶんを巻き返すのに必死な展開が続いてたから疲れたのかも。

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