SAO21話見た。トンキー出てこねえええええ! 原作再読してみたところ、3巻はサクヤ&アリシャ会談を終えたところまで、アニメではちょうど20話です。で4巻はいきなり地下世界から始まってトンキーとの出会いを経てそしてようやく央都アルンに至る、という流れ。なのでいきなりアルン入りから始まる21話はトンキー関連を丸ごとカットしていることに。そこからナメクジ話を経て世界樹入り口へ、という流れは原作通りなのだけど、そこまでで120P以上経過しています。4巻全体で300Pぐらいなのに。ここまでじっくり2話使ってもいいぐらいなのに、何故トンキーを切り捨てた… これはやはり、地下世界をちょろっと出すだけで各種設定が大変だからなんですかねえ。エピソード的には1冊5話でちょうどいいぐらいだと思うのだけど、妙にペース速い感じもする。そのぶん今回はリアルでの直葉とのあたりとかナメクジのあたりがじっくり描けた…のかもしれんけど… トンキーは後のエピソードにも重要なんだけどなあ。あー… どうするんだ本当に。キャリバーやらないの? 回想シーンとかでちらっと出せばいいやってもんなんだろか。
ていうか全25話なんじゃなかったっけ。あと4話もあるよ? むしろ妙に間延びしないかと心配になってくるわ。エピローグで丸1話使うのかな。それでも3話は長くないか?
2012/11/27
SAO21話:トンキーショック
2012/11/25
デート・ア・ライブ と電子書籍
「デート・ア・ライブ」がアニメ化およびゲーム化されるらしい。1巻だけ読んでいたのだけどそのあまりにバカなノリについて行けなくて続きを読んでなかったけど、とりあえず2&3巻まで追加購入して読んでみた。…なんだコレ3巻で思いっきり「続く」になってるし。仕方ないのでBOOK WALKERで電子書籍版を購入、通常600円のところ450円だった。とりあえずtouch5Gで読もうとするけどやはり小さすぎてどうなんだろうという感じになったので、iPad miniでもDLしてみる。このとき初購入だったのでどちらでも購入確認がしっかり出て、もしかして両方で課金されるんかいなと思ったけどえーいと購入してみたら後からのiPad miniでは「既に購入してるので無料でDLしますよん」的なメッセージが出てほっとした。購入手続きの中でちょっと気になったのは、初回購入のせいかBOOK WALKER上で購入したらいったんAppStoreが表示されて、しかし何も起きないのでAppStore終了してBOOK WALKERを再起動するといきなり「ダウンロードに失敗しました」とかのメッセージが出て焦る。どうすんのコレ、と思いつつ「ダウンロード」タブ?に行ってみるとそこで初めてダウンロードが開始され、無事に書籍データも獲得できました。これがtouch5GとiPad miniの両方で出やがった。いったん何故かAppStoreに行き、何も反応せず、再度BW起動するとダウンロード失敗、しかしダウンロードページに行くとダウンロードされるという流れ。謎。ちなみにその後5巻もBWで購入してみたら、今度はAppStoreに行かずに普通にDLページが表示されてAppStoreには全く行かずにすんなり読めました。やっぱり初回だったから流れが妙になってたのか?
これ使い慣れると本当、便利かもしれませんねえ。夜中に読み切って「続く!」で終わってうわーーーこの後どうなるのおおおおと頭抱えたまま翌日の書店オープンを待つ必要が無いし。でも書店が無くなるとそれはわりと困るので、できるだけ書店でリアル書籍を買うようにしたいのも本音。だってやっぱり書店で書棚にずらっと並んだ本や雑誌を眺めるのは楽しいし。決して本好きってわけでもないんだけど。表紙買いなんてこともあるし。電子書籍ショップでも今後この表紙買いとか書棚を眺め回るようなUIの流れができるのかもしれませんが。かさばらないのもいいしねえ。でもKindleとか、購入してもそれは本のデータそのものを得たのではなくて本のデータにアクセスする権利を得たのだとか明言されてるみたいだし、BWなどそれ以外についてもサービスが終了したら読めなくなるんじゃ困るし。それに現状だと出版社とかいろいろなところでサービスが分けられていて、KindleやBW以外にもいろいろそれに対応したアプリを持ってないといかんのも煩雑だ。出版社ごとに対応状況がまちまちなのもねえ。今回デート・ア・ライブは富士見ファンタジア文庫、わりと出してるほうなのかな。
…ああところで本編のほうは、なかなか楽しめたと言っていいんじゃないのかなと。そもそものコンセプトが秘密結社の連中がNASAの管制室みたいなところで大モニタのもとで皆してギャルゲをやっていたらバカバカしくていいなあというものらしく、そのシステムが確かに用いられているのだけど、1巻でそれを大々的にやりすぎてあまりにバカが先行しまくって個人的に印象が良くなかった。ので続刊に手を出して無かったのだけど、2巻3巻とわりとそのシステムがおとなしくなっていたような気もする。まあそのシステム以外にも無駄にバカな描写が出てきたりして不快感さえ感じたりするのが難点なんですが。だって結構モブキャラが死んでるんだけどなあ… でもアニメ化されるとこういうバカシーンこそがキモだとばかりに強調されてそれはそれは見てるのがつらいモノになりそうだ。バカ話は嫌いじゃないけど、バカの方向性にもよりますわ。こういう方向性のバカって今どきの中学生とかは本当に好きなんですかねえ? いくら中2病とはいえオッサンにはきついものがある。それでも読んでしまうのはやはりメインヒロインの「十香」が魅力的だからかなあ。なんだかんだで例によってハーレム化していくのだけど、キャラがそれぞれ魅力的だったりします。
ゲーム化といえばそもそもこのイラスト、どこかで見たなーという感じが1巻購入時にずっとしていて、ああ「ネプテューヌ」だ!と思い当たったときのアハ体験(死語?)はなかなかのものでした。独特のライトエロというか可愛らしいながらセクシーにも描く感じの「つなこ」氏。でも戦闘シーンはややタッチが違っていて荒々しい描写にもなってたりします。この絵柄でゲーム版はコンパイルハートがやるというからそりゃあもう「ネプテューヌ」そのものだわ。「ネプテューヌ」も気になってはいるんだけどまだやってません。なにしろコンパイルハートというと不親切で冗長なゲームで名をとどろかせるIFの流れをくむところで、なんだっけアルトネリコのキャラも出たごちゃまぜ系RPGでもその冗長っぷりにうんざりした覚えが抜けきらないもので… だんだん良くなってきてるとも聞くのだけど。すげー安くなってたら買ってみようかなとか思ってたりはします。
2012/11/24
SAO BD#2
SAOのBD2巻が届いた。観た。3〜5話収録の今回はコメンタリーが3&4話についていて、それぞれサチとシリカの中の人がゲストとして、あとキリト&アスナの中の人にスタッフ2名がレギュラーという構成。5話には無し。相変わらずというかキリト松岡氏があたふたしているのでアスナ戸松氏のほうがやんわり進行しているような感じだったけど、サチ&シリカの人たちがいろいろ語っていてなかなかイイ感じ…だったのにスタッフがいろいろぶち壊しw 「あ、パンツシーン終わっちゃいました」とか「今週のベッドシーンですね」とかそういう話ばかりしてるし。キャラデザインと作画監督の人だったっけ、画作りについて語りたいのは解るけど、というか語って欲しいけど、キャストがせっかくイイ感じの話に持って行こうとするのを下世話な方向にばかり持って行くのはどうなんだろうと。これ普通に別のコメンタリーにしたほうが良かったんじゃないのかなあ。そのほうが視聴者としてもいろんな方向から楽しめるし。
「けいおん!」BDだと全部キャストとスタッフが別コメンタリーになっていたのでなかなか面白かったし。まあ「けいおん!」の場合は、キャストコメンタリーがしばしば単なるガールズトークになりがち(映像と関係無いことで盛り上がることも多かった)で、スタッフのほうがトーク慣れしてない感じが散見されてたりもして両極端ではあったけど。キャストは常に5人いたから、これが3人ぐらいのシャッフルだったらまだとっ散らかりも抑制されたのかなと思ったりもするが。でもメンバー構成によって盛り上がりも違ったかもなあ、とも。
今期の中では気に入っている「ガールズ&パンツァー」はキャストとスタッフのコメンタリーを別に収録してるっぽい。でも2話でamazonにて5200円ぐらい、1話2600円はちと考えてしまうなあ… 特典映像がひたすら水着の話っていうのも気になるけど、むしろコメンタリーのほうが聞きたい。非常にキャラが多く、メインチームも5人いるけどコメンタリーは3人らしい。そのぐらいがいいよね。
追記:付属のキャラソンも聞いてみた。というか1巻のアスナ曲もまだ聴いてなかった。なかなかいいですねえと思うけど、それにしてもやはりサチの声のはまりっぷりが半端ない。アニメだと、最初は声に違和感もあったりするけど見続けているうちにしっくり来てやがてその声しか考えられないようなイメージになっていくけど、サチについては一言発した時点からサチだ!と思えるぐらいのはまりっぷり。あまりにイメージ通りというか最初からしっくり来たのでびびりました。これは声優の技量とかキャスティングの妙とかいろいろあるんでしょうねえ。
今回の収録話だとシリカにまだ若干違和感あるんですよね… これでシリカが数話程度でも出続けてくれれば慣れるんでしょうけど、1話限りですし。フェアリイダンスでも最終話あたりにDEBANあるかどうか、ってぐらいですし。
以下若干ネタバレあるのでいちおう伏せます。
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2012/11/21
2012/11/19
「ガールズ&パンツァー」in 大洗
http://otanews.livedoor.biz/archives/51916782.html
別に行ったわけじゃないんだけど、大洗「あんこう祭り」は大盛況だったそうで。普段2〜3万人程度の祭りに6万人ぐらい来てたって話もあるし。祭りの風景とか見るに、地元の商店とかも手作り感あふれる歓迎っぷりでなんだかとってもイイ感じ。2chに貼られた市街戦マップを拡大して、しかもちゃんと出展リンク付きで掲示してるってのが「解ってる」感ありありで大好感。
しかし本当に、作品自体が面白くて好評で良かったですねえ… 放映中に大々的なコラボをできるということは放映前から大規模に仕込んでいたってことだし、これで本編が不評だったら客の入りが寂しくて空振りっぷりが大変なことになりそうで地元のしょんぼりにこちらまで申し訳ない気分になりそうだし。よく引き合いに出されるのが某鴨川を舞台にしたアニメですが、あっちのほうはわりと寂しい感じになってるのかな。地元の盛り上がりと言えば「らきすた」も有名だけど、あれも何年ももつものでもない…けどわりともってるんでしょうか。
これで今年の好評をいいことに、是非来年も!もっと大々的に!とかなったるするんだろうか。しかしオタクの嗜好もうつろいやすいもので、作品の評判次第でもあるけど来年またイベントコラボしてもさっぱりということにも… そういえば作品自体のイベントも来年4月にやるみたいですけど大丈夫なんだろうか。その頃にはすっかり冷めてないかと無駄な心配すらしてしまう。そういう意味でも、今回の祭りというのは最高のタイミングだったのかも。近くなら行きたかったレベル。
こういう地元コラボが気になるのは、「ロボティクス・ノーツ」で種子島がどうなんだろうってのもずっと気になっているのもあって…
2012/11/18
nasneをBDへ
nasneの残量が60%を切ろうとしているのでそろそろ身辺整理も考えないといかんのですが、とりあえずVAIOとかXperia、VITAといったソニー製品へのリンクはがっちりしてるけどそれ以外がいまいち不透明。いちおうDTCP-IP対応レコーダーならネットワーク経由で出せるらしい。のだけどウチのDIGAは見事に非対応orz まあ買うときはできるだけ安いのをって選んだしね… どうもMacにはまだ対応ソフトが無いとかでこれはやはりVAIO買わないといかんのだろうか、しかし録画のためだけにさすがにそれはちょっと…とか思ってたら、パイオニアから対応BDドライブが出たか出るからしい。しかしこれって内蔵型なのでPC本体開腹するの面倒だなーとか思ってたら、ライティングソフトも単品発売するらしい。これだ! これであとはUSBのBDドライブを用意すればいい…んですよね? USBだったらMacでも別用途で使えるし。そんなわけでちょっと安心した。
2012/11/14
「ガールズ&パンツァー」やっぱり面白い
BS11では5話まで放映されている「ガールズ&パンツァー」ですが、やっぱり面白いです。戦車道の全国大会ということで様々な難敵と闘っていく模様。それで各人の人間関係やらいろいろな面も見えてきたりして、もちろん最大の魅力は戦車描写なんだけどドラマ方向でも盛り上がってきそうです。
現実とのリンクも面白いところで、茨城県大洗を舞台としていて、現実の大洗でも積極的にタイアップしている模様。魚のあんこうが名物らしくてそれは本作にも「あんこうチーム」として主人公のチーム名にも取り入れられているのだけど、今週末開催らしい実際の「あんこう祭」でも本作の声優が出演するイベントまでやるらしい。4話では市街戦が非常に印象的というか迫力あったのだけど、実際の大洗の町並みをほぼそのまま取り入れているような検証動画までファンが作ってましたw なんかいろいろすげえw
最近こういった地元とのタイアップというのも珍しくなく、好きな作品の舞台なら実際に行ってみたいと思うものだし地元が好意的に受け入れてくれるのは嬉しいのだけど、しかしまあ何というか、作品(の売れ行き)次第というのが第一ですよね。そもそもはほっといても作品さえ面白ければ勝手にファンが来てくれるものだけど、地元が期待するほど作品自体が盛り上がらなかったら寂しいよなあと。観光客を当て込んで期待されても空振りだったら何だか申し訳ない気にもなるし。本作に関しては、女の子がたくさん出てくる作品ではあるけど無駄にパンチラとか出してない(パンチラ禁止らしい?)ところも、地元とかには受け入れやすいところかもしれない。入浴シーンはあったけどな。
同じような例で「ロボティクス・ノーツ」が種子島を舞台にしているということで地元が期待しているという話が南日本新聞にも載っていたけど、作品自体が盛り上がってるのかどうかいまいち不明。ていうか原作ゲームが前作ほどの盛り上がりでなかった気がするのがちと不安だったりも。
まあともかく「ガールズ&パンツァー」は面白いので大洗ともども盛り上がって欲しいところです。次回は制作が間に合わなかったのか5.5話として総集編的なものになるらしい。4話5話で戦車戦をたっぷり見せたぶんだけしわ寄せが来たか? 既に放映されたところではなかなか面白かったという話も。それではみ出した最終話がどこで公開されるのかは気になるところ。ちゃんとBDにまとめて収められる形での公開をお願いしたい。
2012/11/11
miniが来た
iPad mini到着。初代iPadと並べて比較画像を撮ろうかと思ったらすっかり放電しちゃってた。ようやくちょっと充電して並べたらこんな感じに。
動かしてみた感じではわりと軽快。というのもiPadは手持ちのこの初代しかまともに触って無くて、同じゲームを動かしたりすると一目瞭然に動きが軽いです。まあiPad本家が4世代目になってるぐらいだからminiもそれなりの中身にはなってるでしょうな。
とりあえず小さいです。そして何がイイって、やはり画面がコミック単行本とほぼ同じサイズだというのが最強ポイントなのではなかろうか。Kindleを同期して落としていたコミックを読んでみたけどほぼ違和感無し。
ついでに見開き表示にしてみても、まあ頑張れば読めるサイズです。横にしても面積的にはtouchより明らかに大きいですね。ていうかまあ、これじゃtouchでコミックがきついのは一目瞭然ですね。いちいち拡大&スクロールとかやってられんし。
この面積というのが実は結構重要なんじゃないかという気がしていて、ライバルとしてよく比較されるNexus7のほうが解像度は高いのだけど縦長になっていて面積は狭い印象。ブラウザで縦表示した画像がよく引き合いに出されますが、iPad miniのほうが格段に見やすそうです。でも解像度はNexus7のほうが高いので実は情報量としては勝ってたりもする。このへんは感覚的にどっちがしっくりくるかの極めて主観的な勝負なので、実際に両方を使ってみないと何とも言えないところです。
持った感じは、やはりそれなりに重さを感じます。寝転がって読書するという端末にはまだ厳しい印象も。今のところそういう用途にはtouchの狭い画面で文章を読むぐらいしか適していないかも。その方面ではKindle paperwhiteが気になるところです。でも今注文しても届くのは年明け。
KindleといえばHDなどカラー版もありますが、こちらはAndroidとしての自由度がいまいちなんじゃなかったっけ。amazonのストアさえ使えればいいという向きにはそれでいいのかもしれないけど、USBデバッグできないんじゃちょっとなーと思ってしまったりもする。とある知り合いのApple好きな人が、mini欲しいんだけどKindleもいいっすよねーと言ってたけど、アプリに関する懸念を言ってもさほど気にしてない感じだった。まあ普通の人はUSBデバッグとかしないしストア外アプリが入れられなくてもあまり関係ないですよね…
電子書籍といえば「新世界より」もKindleでわりと売れている様子だったのでそちらで買うことも考えたのだけど、結局全部書店でリアル購入。まあなんだかんだで書店が無くなるのも困るので。
新世界より
アニメをちょっと見て、その一種異様な世界観に(怖そうで)警戒しつつ惹かれるものを感じ、原作を読んでみた。文庫本で上中下3冊になってます。
舞台は1000年後の日本、文明社会は影を潜めて、牧歌的な社会で人々は「呪力」を使って生きています。いわゆる超能力で、主に念動力として発現する模様。これをきちんと使いこなせることを課題とする子供たちがまず主役。彼らが12歳・14歳・26歳で起きた事件をそれぞれ描いていくのだけど、結界に守られたのどかな田園風景の中で徐々に明かされていく社会の狂気がじわじわと攻めてきます。結界の外には様々な異生物がいて子供らはその外に出ることを禁じられているのだけど、12歳で課題の一環としてキャンプでその外に出たことで世界の真理の一端に触れ、そこまでと一変して様々な事件に巻き込まれて波瀾万丈の展開に。
世界観が深刻に不穏な背景を持っているであろうことはアニメの冒頭で描かれる謎の惨劇によって感じ取れるのだけど、徐々に不穏どころじゃなくなってきて色々大変なことに。読後感としては決してスッキリするものではなく、むしろいろいろ反芻して場面を思い起こしたり直接的な描写のなかったあたりについて思い巡らしてみたりという方向についつい思考が行ってしまいます。でも決して、怖さだけが残って後を引くホラーといった印象でも無かったりする。
いろいろグロテスクな描写も多いので今後のアニメ展開もそっち方向が心配ではありますが、まあ実写でやられるよりましかなとも思ったり… アニメと言えば、どこかで監督インタビューを見たのだけど、心理描写や世界説明といった詳説についてはあえて多くを語らないでいるんだとか。小説なら文章でひたすらそれらを説明できるのだけど、映像だと登場人物にやたら独り言を言わせることになりかねないし、このへんは難しいところだとも思う。しかし正直コレだと原作を読まないとまったく解らんことも多々なんじゃないかという危惧も。性描写、特に同性間のそれというのも作中では重要な意味を持つのだけど、TVアニメだと直接的にはできないし。これまで見たアニメでは卵の説明が全く無いのも気になったし、5話で洞窟に閉じ込められたあたりも何やってるのか解らんのじゃないかなーとも。
とりあえず色々な意味で印象深い作でした。同じ作者の「悪の教典」も映画が公開されてますが、こちらはもっとストレートなサイコホラーっぽいので手を出す気にはなれず。もともとSFよりホラーで有名な人みたいですし。
2012/11/05
「ガールズ&パンツァー」面白い
今期アニメ「ガールズ&パンツァー」が面白い。戦車戦を武道のようにスポーツっぽい競技にして、それが華道とか茶道のように「乙女のたしなみ」として普及している世界。…といういきなりぶっとんだ設定の話で、要するに美少女群像劇にミリタリー要素をひっつけたという、混ぜるな危険と思いきや意外といけるというジャンル。武装神姫もある種そういったジャンルになるでしょうか。
で、あまり期待はしてなかったけど何となく気になっていたので録画していた。そして4話まで見てみたら面白い。何が面白いって、戦車描写が実に熱い。戦車の「重さ」を随所に感じる描写がいちいちぐっと来るのです。動き出すときに瞬間ぐっと後方にのけぞってから前進したり、止まるときは今度はぐっと前のめりになったり。高速にジグザグ走行しているときの車体の揺れ方とか、砲撃や着弾時の振動の様子とか。それ以外にも砲弾を装填したり、砲撃後の排出のアクションとか、とにかくひとつひとつが重そうでおそらく実機を可能な限り再現して見せているのであろう描写が、男の子心をくすぐります。CGのクールで緻密な描写がものすごくマッチしている。ゲーム雑誌(某ログイン)とかでリアル戦争系ゲームに合わせて編集者の趣味で戦車記事とかが延々と出てたりしてたけど、あまり興味は惹かれなかったけど、そういう戦車好きの人というのはこういうのを感じ取っていたのかなと。出てくる人物はほとんど女の子ばかりだけど、戦車戦の熱さは映画「300」の男臭い血のたぎるバトルに通じるものすら感じます。
もちろん戦車とは戦争に使われて人を殺し施設を破壊するためのものだし、いくら安全装備が万全とか言っても車外に露出した生身に直撃を食らったら即死だわとか、いろいろ違和感を覚えるところも当初はあったのだけど、熱い戦車戦を見ているとどうでもよくなってきた。うっかりBDとかも買ってしまいそうだけどそれは保留としておこう。nasneに録ってるから12話終わったら焼いておこうとは思うけど。