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2016/12/09

幼女戦記

カテゴリー: アニメ, ライトノベル, 読書, 電子書籍 — タグ: — chaba @ 04:59

「幼女戦記」がKindle化されてた。早速買って読んでるけどなにしろ長いし文体も堅めなので時間がかかる。ようやく3巻に入ったところ。
そもそもはBookwalkerで別の本を探してたら見つけた。きたああああと思って早速購入しようとして、ちょっと待てもしかして…とamazonも確認したら、Kindleになってたのでそちらで購入。11/30付けで、一気に6巻まで出てた模様。年明けにアニメ版も放映されるようですが、それに合わせてかコミック版も出るのね。アニメ版はなかなか狂気をにじませたビジュアルが期待を持たせますが、コミック版もどんな感じなんですかね。「オーバーロード」のコミック版もなかなかクオリティ高くて毎回楽しみですが、…オーバーロードといえば幼女戦記と同じエンターブレインだと思うんだけどまだ電子化されてない?
そしてアニメ化といえばもうOP/EDが決まっていて、OPがなんとオーバーロードでEDを歌ってた「MYTH & ROID」となっていて、あの激しいヤンデレ感が好感だっただけに期待です。ついでにEDはターニャ・デグレチャフ(CV:悠木碧)、つまり主役が歌うのでこちらも期待。2月発売なのでしばらく先だけど。悠木氏といえば数々の作品で芸達者なことには定評あるしどんなターニャを見せてくれるか楽しみです。
そして3巻まで読みかけてる書籍版ですが、web版と比較して若干の相違点もあるような。もともと幼女とタイトルにしつつも萌え要素がほとんど無かった(通常の萌えラノベを100とすると1とか0.5ぐらい?)のが、若干萌え増量(2とか3ぐらいに?)してるような印象が。書籍化するにあたってちょっとは受けを考えたというか、出版社の意向なのかな。それでも作者は「あとがき」でオッサン人気ありすぎと嘆いてるようだけど。

2015/05/20

無職転生とか「なろう」系

カテゴリー: ライトノベル, 電子書籍 — chaba @ 13:37

「なろう」系小説、「無職転生 -異世界行ったら本気だす-」のコミック版が出ていたのでkindleで買って読んでみました。2巻まで。キャラデザインは書籍小説版のイラストをベースにしてるようだけど、だいぶカワイイ造形になってるかな? 主人公の母親デニスとか特に、小説版ではもっと気の強さ・たくましさを感じる美女といった風情だったけども。しかしやっぱり絵にされるといろいろ印象が違いますねえ。個性的なキャラが多数出てくるのでいろいろ賑やかですし。このコミックで何巻まで行くんでしょうか。とか言ってるといつの間にか「なろう」での連載が完結してるし。コレ以前読んでたら連載に追いついてしまってたけど、放置してるうちにもどんどん続いていたようです。結構面白いし、転生系にしてはかなり主人公が厳しいバトルを強いられる話だと思います。何度も死にかけるし。
もっと主人公無双な感じだと「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」とか「月が導く異世界道中」あたりが気楽でいいですね。この後者のほうが連載再開されてるようなそうでもないような。書籍出版のほうに注力してたんですかね。物語が大きく動きつつある展開だけに、今後も更新を期待しております。これもコミック化して欲しいなあ。巴とか澪とかコモエとか、あとアクア&エリスとか、個性的な連中が暴れ回るビジュアルを見てみたい。コミック化といえばそろそろアニメ化されるような作も出てくるのかな。まあ長編が多いからどこで切るかも難しいところですが。異世界冒険譚は続く!的な感じで締めておいて好評なら2期とか。ログホライズンとかは「なろう」からのアニメ化ってことになるのかな。
書籍化もいろいろ出てますが、相変わらずkindleで出してくれない出版社があるのは困るところ。某社とか某社とか。書籍で買いたいのもやまやまだけど置き場所ないんじゃー。
書籍で言うと「オーバーロード」の書籍版はなんか重厚な感じでイイですね。まあゲームキャラ(モンスター)な主人公が寄ってくる邪魔な人間どもを次々惨殺する話(しかもその殺される側のバックグラウンドも割としっかり描写するもんだから後味の悪さもひときわ)だったりするんで海外ホラーみたいな表紙もいいのかもしれない。しかし重厚すぎて置き場所に困るので買えないという悲しさ。webからの加筆も多いらしいというのに。

それでも相変わらず最近のイチオシは「本好きの下克上」です。kindle版も出てるし! イラストかわいいし! これもコミックとか出たらどんなんですかねえ。もともとイラストが漫画っぽいタッチだから違和感無いかも?

2015/04/23

「なろう」系書籍

カテゴリー: ライトノベル, 漫画, 読書, 電子書籍 — chaba @ 05:30

最近の「なろう」系でイチオシの「本好きの下克上」書籍版1・2巻が出ていたのでkindleで購入。1巻は以前購入していて加筆部分がなかなかキツいと言及しておりましたが、まだ全部読んでなかったので2巻まで読みました。本編にも加筆されているけど、巻末短編として主人公以外の視点でのエピソードが追加されてたりもしますね。そしてなんと言ってもイラストが素晴らしい。なんとなく漫画っぽいタッチに思える柔らかめの印象なのだけど、主人公マインのちっこくて愛らしい感じが凄くイイです。主人公が私の天使と言ってはばからない姉トゥーリもイラストでの出番は少ないけど可愛いし。今まで見てきた「なろう」系書籍の中では群を抜いてレベル高い感じ。そして第1部が2冊でも終わらなくて3巻まで行くのかな。webでは4部の途中なんだけど、「下克上」でどこまでのし上がっていくのか。最終的にどこに着地するのか、今後も楽しみです。

同じく「なろう」系書籍として「デスマーチから始まる異世界狂想曲」のコミック版が出ていたのでこれもkindleで購入。最初の街でリザポチタマと出会い、ダンジョンに閉じ込められるところまでですね。コミカライズ担当の「あやめぐむ」氏ってアルトネリコのコミカライズもやってなかったっけ。ファンタジー系原作有りコミカライズを得意としてるのかな。風景やファンタジー系モンスターなどは緻密に書き込まれて世界描写はイイと思うのだけど、正直キャラ造形があまり好みで無かったりもする… まあ書籍版のイラストもなかなかアクが強い感じなのであのタッチでコミカライズされても困ったかもしれませんが。しかし両者ともポチタマの造形はなかなか良いんじゃないでしょうか。まあ作中の萌え・癒やし担当なのでそのへんは作画方面も心得てるってところですかね。漫画だとその手のキャラがより活きてくると思う(主人公らがいろいろやってる場面の後ろでなんかおかしな動きしてたりとか)ので活躍に期待。書籍版でも表紙とかに小さく存在を主張してたりするしw

2015/02/08

「なろう」系雑感

カテゴリー: ライトノベル, 読書, 電子書籍 — タグ: — chaba @ 05:22

相変わらず暇さえあれば「なろう」系を読んでたりしますが、まあ所詮は素人の集まりなので玉石混淆なわけです。非常に魅力的な作がたくさんある一方でそうでない作も散見。特に内容よりまず文体に引っかかってしまう作に出会うと残念感が増してしまう。たとえば句読点を全く打つ気が無いような作とか。コレおそらくほとんど読み直ししてないんだろうなと思う。あふれる想いをぶつけまくった感じはして勢いめいたものも感じなくは無いのだけど、とにかく読みづらい。あと最近見た某作では「!」が多すぎてやたらと暑苦しいというか無駄に圧迫感さえあったりもする。「ふと見るとコソコソ!と逃げようとするのを見つけた!」みたいな、とにかく強調したいところに!を付けまくっていて、全然コソコソしてねえよ!とこちらも付けたくなるぐらい。こういった文体が目についてしまうと、物語の先は気になるのに文章自体からの違和感・不快感が先に立ってしまって読む気を無くしてしまうレベル。
そういう意味では夢中で100話200話も読み通してしまう作にもしばしば出会えるのは幸運だと思います。

愚痴だけじゃなんだから好感のほうも書いておこう。長期連載停止になってる作で続きが読みたいのが「月が導く異世界道中」。転生主人公無双系なんですが周りを固めるキャラ達が魅力的なのです。なんかリアルが大変とかプロット尽きたとか言ってた様な気がする。でも書籍5巻が出たようでそれに伴って該当部分をダイジェスト化することで久々に手が入ったようだし、活動自体は継続していくことを期待。
しかしこの作も出している出版社、他にも多数「なろう」系を出しているのだけど、kindleに出してくれないのである。どうも自社独自に電子書籍を出してるようだけど、それがフィーチャーフォンいわゆるガラケーに限られたサービスのようで、しかも今作に限ると2巻までしか出てないという中途半端ぶり。このへんなんとかならんものか。他の出版社でもkindleに出すけど書籍より1ヶ月遅れとかもあるし、そのぐらいなら待ちますから是非…

2014/07/24

SAO・ガールズオプス

カテゴリー: アニメ, ライトノベル, 漫画 — タグ: — chaba @ 08:03

どこぞやの電撃系雑誌に連載していたらしい「SAO・ガールズオプス」が単行本になっていたので買ってみた。まだkindleにはなってなかったので物理書籍で。
「MORE DEBAN」以来さんざんファンにネタにされていたリズとシリカだけど、そこにリーファも加えた3人にして「DEBANが増える!」と公式自らネタにするというひどいんだか厚遇なんだかよく解らん扱いで告知されていたのには笑った。ていうか実際買ってみたらさらにいろいろDEBANをネタにしてるし(本編じゃなくて内容紹介とかで)。よほど気に入られているらしいw まあもともとキャラに魅力が大きいし、作中では大人数をそれぞれ生かし切れないからスピンアウトもファンには嬉しいところです。
中身的には、もっとゆるーい4コマとかかと思ってたら意外にしっかりとしたストーリーものになってました。キリトやアスナを誘えない状況で3人がとあるクエストに挑む展開で、そこで謎の人物に出会ったりしながらいろいろと。基本軽い感じではあるけど、シリカがわりと中心的なのかな。
あと本編以外で驚いたのが、巻末の広告欄。ファントムバレットはいいとして、キャリバーやマザーズロザリオも電撃系のどこぞやの雑誌でそれぞれコミック連載中らしい。一気にやりすぎて飽きられないかと心配になるけど、これだけやるってことはアニメ2期ではやはりキャリバー・マザーズロザリオと流れるんですかね。どうも2クールやるらしいし。ファントムバレット終えたところでOP・EDにユウキが出るような新曲に変わるのかな。このへんも楽しみです。

2014/04/16

いろいろkindle化されてた

カテゴリー: ライトノベル, 読書 — chaba @ 04:38

気がついたら「なろう」系小説がたくさんkindleになってた。とりあえず「フェアリーテイル・クロニクル」と「マギクラフト・マイスター」を買ってみる。元が1200円とはいえ電子書籍化されても900円超とややお高めだけど、モノが文庫本より大きいので物理的に購入するのは置き場所に困るからまあいいか。ようやくこれで作者氏に還元できた。でも基本的にkindle化はやや新刊より時間おかれるみたいで、それぞれ最新刊は書籍で出ててもまだkindleに出てない。
他にも大量に「なろう」系がkindle化されてるようです。

読んでて思ったのだけど、マギクラフトの序盤で敵として現れたゴーレムを主人公があっさり撃退したかと思ったらささっと改造して自分の手下にしてしまったりする。そのゴーレムを採掘作業とかに伴うときに女の子を肩に乗せて移動したりする、その場面に何というか、非常に萌える。ていうか燃える、に近いかもしれない。どうもこの、強大な力を持つ存在がひ弱に見える存在にかしずいているというか仲良くしている感じに妙に惹かれるのです。よくファンタジー系で見るような、いかにも恐ろしげな巨大なドラゴンが幼い子供に鼻先を寄せて仲よさげにしてたりとか。現実の光景でも、ちっちゃい子が大きなゴールデンレトリバーとかを横に従えて散歩してたりすると同様の感慨を覚えます。そのわんこが小さな主にきちんと歩調を合わせてたりするともうたまらん。

2014/03/15

「なろう」系

カテゴリー: ライトノベル — chaba @ 09:22

最近「なろう」系で読んだのが「月が導く異世界道中」。まあ例によって異世界に行って最強になっちゃった主人公がいろいろする話ですが、書籍化に伴って序盤がweb上ではダイジェスト掲載になっちゃってるのだ。なので書店で見かけたので買ってみたけど1200円は高くないか。後から電子書籍なら500円ぐらいで出ていたのに気づいたので、今後は買うならそっちを使おうかと思う。高いだけあってかでかいし。しかしkindleとかじゃないので扱いづらそうではある。あとちょっと気になったのがイラスト。悪くはないのだけど、各キャラクターのイメージが割と違っていた。というかこちらのイメージが比較的本文中の描写を無視していた気がする。主人公以外で目立つのが巴・澪という両ヒロイン?だが、どういうわけか巴のイメージがすっかり艦これの「準鷹」になってしまっていて、無駄な違和感を覚えてしまった。まあヒャッハーとか言いそうなキャラではあるんだけど、ノリはそうでも古風な語り口だからヒャッハーは無いか。澪に至っては黒髪おかっぱと明言されているのに、ものすごく長い髪のイメージがなかなか抜けなかった。だってそのほうが妖艶な感じするし… ベース弾きそうなほうを連想してしまったのかもしれないけど、こちらもどちらかというと艦これの敵戦艦のイメージが。まあここのところまともにアニメも見てないし、その手の映像に触れるのが艦これぐらいだからですかね。

この手の書籍化はそれなりにニーズあるのか、書店でも専用コーナーが設けられていたりする。以前から読んでいる「フェアリーテイル・クロニクル」も3巻まで出ているようだけど、しかしイラストがどうも気に入らなくて買う気になれない。こちらはダイジェスト化も無いようなのでとりあえず買う必要にも迫られてないけど、イラストが、それなりに綺麗ではあるんだけどなんというかキャラの区別・個性化が弱い。イラストを眺めてみると春菜とエアリスが髪色・髪型ぐらいしか区別つかない。他も美形だとだいたい同系統の顔にしか描けないのか、個性に乏しくてややしょんぼりしてしまう。ちょっとあのイラストが残念だなあ。追加エピソードでもいろいろあるのなら買う気にもなるんだけどどうなんでしょう。

他に継続して読んでいるのは上記フェアリーテイルと「マギクラフト・マイスター」。こちらは書籍化は知らない。フェアリーテイル同様にMMORPGの生産活動を中心に据えた話で、わりとのんびりまったりした展開(たまに危機もある)なのも同系統かもしれない。フェアリーテイルがほぼ週刊なのに対してマギクラフトはほぼ日刊。もちろん1度の投稿文量は異なるけど、日々楽しませていただいております。投げ銭できれば書籍化に限らず貢献できるのになとも思う。この2作は特に。

いきなり最強でその強さでどんどん問題解決していく話が多いのだけど、なんでも「なろう」掲載作は主人公がちょっと問題に直面するだけで読者数が激減しちゃったりするらしい。チーレムだとか俺TUEEEEEEEE系だとかいろいろ揶揄されるけど、まあそれだけニーズもあるってことなのね。

2014/02/14

竜殺しの過ごす日々11

カテゴリー: ライトノベル — タグ: — chaba @ 06:28

なんと完結。11巻というわりと中途半端な巻数ですが。
これまでもずっとダイジェスト的というか、あまり細かく語らずにざーっと流すような語り口でしたが、今回もそんな感じ。
以下ネタバレ。

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2013/12/27

SAOとガルパンのVITA版

SAOとガルパンのVITA版が予約開始されてたのでとりあえず予約した。SAOのほうは限定版が瞬殺だったらしいけど再開されてたらしいところを予約。…しかしまあ、PSP版でもSAOは限定版を買いましたけど、あまりたいした内容じゃなかったような気もする。一番の見所は豪華声優陣トークだったと思うけど(ていうか他を覚えてない)、人気女性声優陣をずらり並べておいてキリト松岡氏が例によってぐだぐだな司会で仕切り切れてなかった。それはそれでまあ面白いところもあるんだけど、やっぱり鷲崎氏みたいな仕切り人が欲しいわ。PSPまどマギの限定版では、まどか&マミの中の人が開発陣とゲームプレイしながらトークという感じだったのでちょっと面白かったな。アニメ本編にはなかった数々の必殺技名を挙げてマミさんの中の人が「これきっと全部マミさんが考えたんですよね」と言うとスタッフが「そうですね、おそらく虚淵さんと相談して…」などと応じていて、どんな濃い対談だ!とウケたのを覚えている。まあゲーム自体の評判は芳しくなかったですが。先日出たVITA版には手を出していませんがどうなんですかね。アクションになってるようですが。
そんな感じなのでバンナムの版権限定版にはあまり期待しないほうがいいのかもしれないけどつい手を出してしまうんだようう。まどマギのように普通にキャスト&スタッフトークとか開発資料充実とかしてくれればそれだけで嬉しいのですけども。SAOというとBDの特典も個人的には振るわなかったなあ。「おふらいん」は要らなかった。普通に全話コメンタリー入れて欲しかった。ここも松岡氏じゃない仕切りを入れて欲しかった。

ところで今回のSAO「ホロウ・フラグメント」、PSP版「インフィニティ・モーメント」と同じ時間軸とか何とか。キャラ紹介にはストレアも出てくるし、もしかして基本PSP版のそのまま移植でその上で細かい追加機能とかホロウエリアと新キャラ追加とかそういった仕様なんですかね。76階を基盤にするというし、街の風景とかも、綺麗にはなってるけど構成はほとんど同じに見えるし。まあそれはそれで、PSP版で頓挫してるからいいんですけども。

そんなSAOは大晦日の年末特番がまもなくです。なんか予告映像まで出てた。ユイがピナに乗って飛んでる。羽持ち同士で仲良いな。これ見てると原作にもない完全オリジナルエピソードのようですが、しかしTV欄を見てると2時間も枠を取ってるんですわ。2時間もスペシャルアニメ作ったとは思えない(それだったらもっとそういう推し方があるはず)ので、今後の展開について発表するようなコーナーがきっとあるんだろう。そこで松岡氏がまた司会になるんじゃないかと不安もよぎりますが、ともかく重要なのはその内容だ。まあアニメ2期ってのはおおかた予想されるところですが、何度も何度も言ってますが何をどこまでやるのかが非常に重要だ。ずっと訴え続けている、ファントムバレット→キャリバー→マザーズロザリオで2クールやって欲しい。そしてキャリバーやるならその前にはアニメ版で思いっきり端折られたトンキーのエピソードを入れないわけにいかないでしょう!とも思う。時間軸が行ったり来たりしてしまうけど、キャリバーやるならトンキーは外せないし。…それだったらキャリバーごと切り捨てられるなんてことも懸念されるわけですけど。
まあとにかく、今年も大詰めです。

2013/11/27

マギクラフト・マイスター

カテゴリー: ライトノベル — タグ: — chaba @ 10:34

マギクラフト・マイスター、結構長いけど一気に読んだ。「小説家になろう」サイトのこれまた異世界召喚され系ですが、魔法による工作技術でいろいろ作る話。死にかけて召喚されて生き返って、そして膨大な知識や技術を引き継いだはいいけど最初はなかなかうまく扱えず、しかしいろいろ模索しているうちにどんどんいろいろ作れるようになって、やがて世界を揺るがす陰謀に巻き込まれて行く流れ。現段階での公開では9章までで大きな話が一段落し、10章に入ってまた別の話に。最初の拠点となる村がのどかなところで、そこでいろいろ初期の試行錯誤してるあたりはかなりのんびりした雰囲気なのだけど、陰謀に巻き込まれてゴーレム戦を巻き起こしているあたりとかはなかなか殺伐としています。
特徴的なのがゴーレムの扱いの大きさで、魔法による様々な機関を搭載して自律稼働する人形をゴーレムと呼ぶけど、中でも人工皮膜で覆うなど特に人間に外見を似せたものをオートマターと呼ぶようです。主人公に付き従うオートマター「礼子」の最強っぷりがなかなか強烈。大量に生産したゴーレム部隊を率いて敵のアジトを壊滅させるところなど痛快のひとことですが、現場で指揮していた主人公が怪我しかけたらその最強部隊が一斉にひれ伏して主人を危険な目に遭わせたことを謝罪してるところなんてひたすらシュール。
物語のあちこちで様々なゴーレムやオートマター(現代の感覚ならアンドロイドと言ってよさげ)が出てきますが、大昔に投棄されてそのままだったりじっと目覚めの(復讐の)日を待っていたりとかそれぞれ様々に個性的です。「礼子」も頻繁にメンテナンスや強化のために稼働停止して主人公に身をゆだねてたりしますが、そういう停止中に主人公の身に何かあって再稼働できないままになってたら…なんてことはよくありがちな展開ですね。ゲームとかでもよく見かけるような。数十年とか数百年とかそのまま経過して、偶然そこを訪れた別の人物によって再起動されて、当然そこにいるはずの自らの主人がいないことに戸惑ったりとか。今作だと特にその熱烈な忠誠心が頻繁に出ているので、そんな状況になったらどうしようと思うだけでなんか切なくなりそう。しかしそこまでならずとも、忠誠心の高いアンドロイドたちを膨大に作り出しておいて、彼がいなくなったらどうするんだろうとは思ったりもする。食料も魔法加工用の資材もどんどん備蓄されていくのに主がいない世界とか、うわーこっちも考えただけで切なくて胃が痛くなりそう。

フェアリーテイル・クロニクルも同じ「小説家になろう」サイトのお気に入りですが、同じ「もの作り」を中心に据えつつもだいぶ趣が違う印象。全体に軽めなのは同様ですが。あと1話の文章量が違うと思ったら、「フェアリーテイル」が週刊ベースなのに対して「マギクラフト」のほうはほとんど日刊な模様。もちろんある程度書きためて日々更新しているようではありますが。

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