「サワコの朝」はブラックマヨネーズの2人がゲスト。もともと吉本の養成所でそれぞれ別のコンビを組んでいたけど、いろいろあって再結成することに。その経緯がカップルの別れ話みたいで、さらに時折青春ドラマみたいなエピソードも挟んでくるあたりはさすがにトークが上手い。細い吉田氏と太めの小杉氏という対照的な外見が特徴だけど、性格もだいぶ異なるらしい。昔は小杉氏も細くてしかもカワイイ系のイケメンだったみたい。最近怪しげな髪もフサフサだったようで。
思い出や思い入れのある曲を紹介するのが恒例だけど、人妻に恋してしまって悩んでいた吉田氏に、B’z好きな小杉氏が勧めたというのが「Liar! Liar!」。確かに1番の歌詞はそういう状況設定でピッタリなんだけど、落ち込んでるときにバラードかと思ったらこのアップテンポで、しかも「You, Liar! Liar! もう信じられないや」なんて韻はいらんわ!という激しいツッコミには笑った。それで全く感覚の異なる人間がいることを知り、違うことに価値があるという話をしていた。性格も感覚も異なるからこそ、ボケツッコミでアホな方向に話をどんどん展開していけるとかで。「M-1」で優勝したときのステージが一部出ていたけど、サワコ氏も笑いながら呆れるほどの屁理屈の応酬が圧巻だった。
2018/12/22
サワコの朝:ブラックマヨネーズ
2018/12/15
サワコの朝:清塚信也
「サワコの朝」にピアニストの清塚信也氏が出ていた。なんでも幼少期から母に非常に厳しい指導を受けていたそうで。母自身がやりたかったのにできなかったことを代償としてさせられていて、姉のヴァイオリンとともにレッスン漬けの日々だったとか。そんな日々にあって息抜きもしたいということでクラシックを弾いていると見せかけて別の曲を弾き、「ドラクエ」の序曲とか弾いてもクラシック調だからバレなかったとかw 「こんな感じですよね」と軽く弾いてみせるのがもう素敵すぎてたまらん。「マリオ」も大丈夫だったけど槇原敬之「どんなときも」はサビ前のブレイク?がわかり易すぎてバレたとかw なんだかトークも面白い人で、それでコンサートも大人気らしい。
クラシック界から芸能界に鞍替えしたエピソードも面白くて、いろいろ売り込みをかけたけどなかなか認められずにようやく拾ってもらえたのが松山ケンイチ氏の映画でピアノ弾く手元の吹き替え?だったとか。ここでは「下手に弾いて見せるのも難しい」とも。そこでの立ち回りが認められて、その後「のだめカンタービレ」でも吹き替えを担当、その後俳優としてもドラマに出たりしているらしい。ピアノ弾く役として今後も人気なのかも。
現在は自身も2人の娘がいるらしいけど、娘のピアノ教育については一切ノータッチだとか。それでおばあちゃんになった母親は全く優しくなってしまって、彼ら姉弟に対して「あんたたちの教育は間違った!厳しくしすぎると萎縮する!」なんて宣言されてしまったそうな。まあ今では和解して仲良くやってるとは言ってましたが、なかなかひどいオチだw とりあえずドラクエ序曲が素敵すぎたので、清塚氏は覚えておこう。
2016/06/18
認められること
たびたび印象的な言葉が出てくる「サワコの朝」、今朝は脚本家とかやってる宮藤官九郎氏がゲストだった。「あまちゃん」のヒットで幅広い世代に知名度が上がった氏だが、東北震災時にはまさに執筆中で、被害のひどさを実感するうちに、自分の仕事について何のためにやってるんだろうという空虚さにとらわれてしまったとか。これには聞き手の阿川佐和子氏も、連載小説執筆中だったけど「コレやってても世の中の何の役にも立たないじゃない!?」と思ってしまい、何も手に付かなくなってしまったとか。宮藤氏はもともと宮城の出身とのことで実家あたりにいろいろ物資を送ったり避難所の手伝いに行ったりしているうちに感謝されることで徐々にペースを取り戻していき、「変わった」自分も実感したとか。そこで、自分が絶対的な信頼や敬意を寄せている相手がいて、この人に褒められれば嬉しい、褒められるような認められるような仕事を目標とできればやっていけるという確信を得たといった話だったように思う。こういう、認められたい相手に認められることで救われる話というと、「プロジェクトX」での「スバル360」の開発の話を思い出す。庶民のための自動車を開発しようと様々な苦労を経てついに発売となったそれを自分でも入手した開発者が、病弱であまり外に出られない妻を乗せてドライブに出て、「車って、いいものですね」という言葉を得たというエピソードで話が締められていた。これぞ技術者冥利に尽きるってものですね。いやまあマスコミのやることだから誇張もいろいろあるとは思うんですが、非常にドラマとして感動しました。しかしこの承認欲求ってのも厄介なのかなあとも思う。日本人は自信が無いぶんだけコレが強いとはよく言われますね。悪用されるとオウムみたいなことになってしまったりとか。
2016/01/01
謹賀新年
あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。
さて紅白、なんだかんだで毎年ずっと観てますが、今回は「ザッツ紅白」とか言うだけあってかメドレーとか昔の歌とかそういう総まとめ的?な印象を受ける構成が多かったような。昔のアイドルやグループが多数復活してたりとか。
とりあえずラブライブは私が「けいおん!」みたいに熱中してたらさぞかし感動したんだろうなあとは思った。あの当時にHTTが出演したらそりゃー界隈では大騒ぎでしたでしょうけど、まだ世間が暖まってなかったというか。今回も「アニメ紅白」としてゲゲゲやアトムにバカボンガンダムエヴァセーラームーンといったメジャーどころを並べるコーナーがあって、その後にラブライブでしたものな。まあアニメ紅白自体はいろいろ寒々しい感じもあったのだけど、これだけ世間に認知されるようになってきたと思うべき…なのかなあ。うちの親みたいに「ゲスの極み乙女」という名称に疑念を呈して不思議がるというかむしろ不審がるような、ずっと紅白に演歌ばかりを期待していた世代にはどんどんポカーンとしてしまう空間が増えるばかりで申し訳ないのだけど。
あと小林幸子、これだけNHKでラスボスラスボス言われるのもなんだかねえと思った。ていうかニコニコ再現をどうするんだろうと思ってたらまず背中に展開した放射状スクリーンに出てたのでほほーと思ってたら背面大スクリーンに展開、しまいにはTV画面上まで浸食されるというなんかある意味ウィルスを再現してるかのような拡散ぶりだった。どうせなら和楽器バンドを演奏に連れてくればよかったのにとか思ってしまったけど、まあ連中には連中の活動があったのかも。そしてラスボスに負けない演出で「中ボス」とまで呼ばれたらしい水森かおりもなかなか。両ボスは広大なバックスクリーンに3DCGを大展開することで飛びまくってましたな。これ会場にいたらなかなかの浮遊感だったんじゃなかろか。
CGといえばPerfume、以前観たことあるようなリアルタイム3D合成というかなんて言うんだアレ、カメラアングルを変えるときにCGで繋いでぐっと動きまくる、ステージが異空間になってカメラがぐるぐる回っているような演出。紅白の舞台でやっちゃったのは結構凄いことなんじゃないかと思うんですけどおそらくCGに関心の無い人にはすごさも何も伝わらなさそう。ていうか会場じゃ見えない、放送限定の演出でしたわね。前項の浮遊とは対極的。
いろいろ面白かったり薄ら寒かったりといろいろなんですが、謎というか不満を覚えたのがトリの2人。去年に引き続いての松田聖子と今年35周年という近藤マッチ。いや、両者とも一世を風靡した大スターで、まさに司会の黒柳徹子とともに「ザ・ベストテン」ではよく観ていた人たちなんですけど、なんというか現代に通じる迫力を感じない。松田聖子は昔はもっと声が綺麗だったと思う(そういう意味では今は娘のほうが…)のだけど、さすがに寄る年波には勝てない印象は否めない。そしてマッチ氏、ここに出てくる意味が全く解らない。歌が上手いわけでもないしダンスとかパフォーマンスが凄いわけでもない、よく考えてみたらあの時代ってなんで人気だったんだろうと首をかしげるレベル。まあ女性アイドルにしても歌唱力不足な人は今も昔も絶えませんが。いや、懐かしかったけど、懐かしかったけど…
懐かしいといえば今井美樹・レベッカあたりは老けつつもそれなりに歌えていた印象。そういえば古い曲は今風アレンジにせずにオリジナルをそのまま出していたっぽい?
そして最も印象が強かったのが、司会陣。いろいろ不安定で危なっかしい感じが抜けなかった黒柳徹子と前回よりだいぶマシだけどまだまだ不安げな綾瀬はるかをフォローしつつ、初司会とは思えないどっしり構えた安定感が地味ながら圧巻だったイノッチ氏。「あさイチ」での有働アナとの軽い掛け合いをそのまま持ち込んだ雰囲気で、派手さは無いんだけど安定ぶりはすばらしかったんじゃなかろか。ゴールデンボンバーの相撲も面白かったですが最大の好印象はイノッチ氏にあげたい。
2015/01/03
紅白雑感
今年じゃなかった昨年末の紅白も40%を越える視聴率を出したそうで、なかなかの結果だったんじゃないでしょうか。ただまあ、普段NHKで歌番組観てるようなうちの親には面白味が少なかったようでもありますが。
特に印象が強かったのは中島みゆきとか中森明菜、あと神田沙也加とか。これでいくと私的には紅組勝利でも良かったんじゃ無いかと思うぐらい。中島みゆきは前回出場の「地上の星」と同じくNHK番組主題歌での出演だったけど、たまにマッサン見ることもあるけど主題歌の歌詞は今回ようやく把握した。特にサビ、「麦は泣き麦は立ち明日へ育ってゆく」というフレーズすら聴き取れてなかったし、全体が異国で生きるヒロインまさにエリーを応援するものだと知ってちょっと感動してしまった。これがエリー役の女優さん自身の境遇にも重なるし。
神田沙也加は昨年(だったっけ?)も親子共演で出ていたけど、今年は「アナ雪」の大ヒットをひっさげてのNY中継というなんかランクアップの印象。親子共演では聖子ママの付属品みたいな扱いだったものな。しかし堂々と歌い上げた今回、往年のトップアイドルだった母親を彷彿とさせるような若々しく力強いボーカルがちょっと凄かった。映画よりも本人映像で歌われるほうがよっぽど印象強いですね。既にミュージカル女優として活躍中というけど、これからもっと表だった活躍の場が増えるんじゃないだろうか。ちょっと対照的だったのが大トリを任された聖子ママのほうで、さすがに衰えを感じるというか、知ってる過去曲だけに声がいまいち伸びなくて残念感が否定できなかった。
そしてちょっと驚きだったのが中森明菜。これも同年代である松田聖子とは対照的で、独特の存在感は衰えてない感じ。新曲だったのがむしろ良かったのかも。しかしこの新曲、作曲に朝倉大介がクレジットされていたけどそれだけにというかデジタルビートがちょっとやかましく邪魔だった印象。むしろ生楽器をバックにする曲も聴きたかったなと。
まあなんだかんだ言いつつ楽しませてもらいました。しかしそろそろ、どんどんこなれてくる白組司会に対して毎回極限まで緊張してるような紅組司会の対比はどうにかならんものか。嵐以外に適役がなかなかいないのかねえ。
2013/04/07
昨夜のボカロ番組
昨夜というか今朝未明のフジテレビでのボカロ番組、公式の無料配信に間に合ったので見ることはできた。BSでいいから全国放送してほしいところですが。
全体に初心者向けというか、ボカロ文化のガイドもしつつのランキング発表だった。2012年後半ランキング20と、ニコニコ累計再生ランキング10と。あとスタジオその他でのライブ映像も。スタジオライブではミク2曲にGUMIが1曲、あと学校を舞台にしてIAが1曲だったかな。その中で気になったのは、ミクの映像でステージが鏡面になっていてバックバンドとかは足下に鏡像が映っているのだけどミクだけは映ってなかったのが違和感あった。これ、GUMIのときはちゃんと鏡像が出ていた気がするんだけど何か処理系が違ったんだろか。今までのミクの日感謝祭とかミクパなどでの半透明スクリーン投影では、そのスクリーン画像自体が普通に足下に反射してるから独特の実在感を出してましたな。今回はニコファーレでのAR合成だったので、普通にCG合成しただけだとちゃんと鏡像も作らないと見えないわけで、なかなかこのへんも重要なんだなと再確認した次第。あとまあ、全体的にMMDレベルなので現実世界との合成はまだまだだな、とも。もっと質感やライティングなどの向上がなされれば現実にさらにとけ込むことも可能なのかもしれない。けどそこまでまだコストかけられないってことなんですかね。まあフジ自身が違和感ありまくりのCGアナウンサーを起用してるぐらいだからなあ。
ランキングについては昨日放送前までにずーっと累計ランキングをニコ生でもやってたみたいで、昨夜見た段階で24時間放送を超えてたから一昨日の20時頃からずっとやってたっぽい。何位からやってたんだろう。私が見たのは80〜60位ぐらいのあたり。まあ大半が知らない曲だけど、TVでのランキングも合わせてなかなかよさげに聞こえるのもわりとあった。特に最近だとGUMIとIAが流行ってるんですかね。GUMIはVOCALOID3版も出てたんだっけ。IAはわりとクセが無いというか、クセの無さがミクに似てる印象もありました。
気になる点も散見されたけども、まあ全体としてはおおむね好感だったかなと。最後に「Tell your world」を持ってきたのは良かった。
2013/01/03
あけてました
あけましておめでとうございました。
とりあえず紅白の感想。ゴールデンボンバーが何気に面白かった。PVは見たことあったけど、まともに演奏というかパフォーマンスを見たのは初めてかも。サビになったら楽器を放りだしてダンスに専念しててまず笑ったけど、そしたら白塗り面のダンサーが大量に出てきてさらに笑う。と思ったら客席も全員白面かぶっててさらに凄いことに。なんとも異様な光景だったけど、NHKもやるなあと妙な感心をするところだった。これだけやってくれてるNHKに対して下ネタ発現で困らせたりするのはいかんだろとも。そういう小物感もキャラの1つなのかもしれないけども。…まあ音楽自体にさほど魅力を感じないのが難点か。
あとAKBは相変わらず数の迫力で凄いことに。今回も200人ぐらいいたんじゃなかろか。今回はSKEも単独で出てたけど、こちらはもう本格的に誰が誰やら。しかしSKEの間奏でアクロバットを披露したのは誰だアレ。すぐにバックダンサーに引っ込んでしまったけど、ランキングでは上位になれなくて下位で頑張ってる人なのかな。あれだけ特技があればもっと目立ちそうなものだけど、それ以外の歌とかがあまり良くないのだろうか。なんかそのへんが心配になった。AKBのステージではひたすら柏木サンを探しては親に教えていた。
アクロバットと言えばももいろクローバーZ。他のアイドルグループとは一線を画す激しい体育会系パフォーマンスは健在。もと6人だったというのは知ってたけど、デビュー曲らしい歌詞の中で6人の名前を歌い上げたのは古くからのファンには感動だったらしい。最初は突然意味不明にバカなことをやるというイメージしかなかったけど、ひたすら全力で取り組むようなその姿勢とか体育会系のパフォーマンスとか、思わず応援したくなる。…でもこれもまた音楽的にはいまひとつピンと来ないか。ライブ映像は見てみたいけど歌を聴きたいとあまり思わないところが何とも。
正直びびったのが舘ひろし。裕次郎のカバーアルバムを出していたというのは前日のレコード大賞で初めて知ったのだけど、そのときもえらく格好イイなあと思ってたけど、紅白ではさらにパワーアップしてた感じ。バンドは違ったと思うけど。カバーの舘ひろしでもこれだけ格好いいのに、当時の本物はそりゃー凄いことになってたんだろうなと思うことしきり。母方の祖母が昔からファンで、数年前には母らが裕次郎記念館まで連れて行ってました。
個人的に印象が強かったのはこのへんでしょうか。近年は演歌重視から脱却してるせいか、なかなか面白い印象が強いです。2012年版も、途中飽きたときのために3DSを傍らに置いていたのだけど結局起動することはありませんでした。
今年もよろしくお願いします。
2012/01/01
良き年になりますように
新年明けました。どうか良き年になりますように。
そんなわけでいきなり去年の話ですが、紅白なかなか面白かった。
まあ私は幼少からすり込まれた習性が抜けないのか、やっぱり紅白をずっと見てしまいます。今回はえらく団体が多かった気がする。出場者にグループが多かったのもだけど、バックダンサーやコーラス等で大人数を動員するステージが散見。コーラスに100人ぐらい並べるのは以前からあったけども、AKBとNYCがそれぞれ下部組織を含め200人超を引き連れてたのは圧巻でした。AKBに関しては以前から他者のいろんなステージに顔を出していたけど、今回もあちこちで「にぎやかし」に一役買ってて好感でした。
あと一定の存在感を示していたのが韓流の人たちか。全部グループだしな。ぶっちゃけ正直なところ韓国には良い印象ばかりでもない私ですが、ゲームやってるとパンヤとかで韓国産のものにも触れることがあり、グラフィックやBGMは好感を持ってもいます。パンヤのBGMとか大好きですし。で韓流アーチストというのはもともとかの国でもまれてから出てくる(最近はそうとも限らないらしいが)ので、ビジュアルやダンス等はそれなりに高いレベルがあるように感じます。まあビジュアルに関しては整形上等とも聞くし、「かわいい」日本のアイドルよりも「カッコイイ」「セクシー」を指向している路線なので方向性がそもそも違うものではありますが(ちなみにゲームでも萌え系のもあるけど、やっぱり韓国ゲームグラフィックといえば無駄に露出の多いセクシー路線が主流ですわね)。しかしダンスのキレは凄いなと思った。ところで以前から気になってるのだけど、歌うときにやたらハスキーに感じることが多いのは何故なんですかね? 彼ら以前のBoAあたりでもそのへんはずっと気になっていたのだけど、これは民族的なものなのか、言語の特徴からそうなりがちなのか? あるいはカプサイシンよく食うからかすれやすいとか…? これは以前からの謎です。でアーチストとしての評価はするけど(偉そうだな)、個人的に好きかどうかと問われるとまだそこまでは無いか。やっぱりビジュアル的には日本の「かわいい」アイドルのほうがいいし、歌もあまり魅力的には聞こえないかなあ…どうせなら韓国語か英語で歌ってもイイのにと思ったりする。日本語を喋ってくれるのは好感ではありますが。
あと2年連続で司会だった嵐、司会と自分らの歌以外にもステージパフォーマンスがいくつかあったりして大活躍だったな。なかなかやるじゃんと思った…のだけど、最後のSMAPはまた格が違った感じ。オリジナルスマイルってもうだいぶ前の歌じゃなかったっけ、ものすごく耳に馴染んだストレートな応援歌が心地よく響いた。あれだけ会場全体で盛り上がってたのってあまり覚えが無いぐらい。
そのSMAPの大トリを終えての最終審査だったのでこれは白有利だろうと思い、たしかに会場客審査では白優勢に見えたけど、最終的には紅組が勝ってました。「ひまわり」の人思わず涙ぽろぽろ。何年ぶりかの紅勝利みたいで、AKBがえらい喜んでるのが見えてたからAKB参加では初の勝利なのかな。
他にもマルモリ登場時に某ネズミに引きずられて転倒する天才子役(あれで血の気が引いた関係者も多かったんじゃないか、でも笑顔を忘れないさすがのプロ根性)とか、津波で廃墟になった学校を闇夜に照らしての長渕の熱唱とか、松田聖子とその娘のデュエットに時代の流れを感じたりとか、小林幸子は事前情報通りの巨大獅子舞だったりとか、浜崎あゆみが一瞬小林幸子になったのかと思ったとか、大人数パフォーマンスが多かったのでエグザイルがむしろ人数的に地味に見えたとか、見所いろいろで楽しめました。
2011/01/01
昨夜の紅白
昨夜の紅白、前年に引き続いてAKBが大活躍でしたな。人数多くて派手な服装で若くて元気な美少女連中なんだからそこにいるだけで映えるから困る。バックダンサーやってても、プロのダンサーのような表現力は無いにしても存在感あるし。むしろありすぎて歌手の存在感を食ってしまうんじゃないかと心配になるほど。細川たかしなんか、歌うバックでよってたかってわーきゃー言ってるだけですがそれでも本人はたいそうご満悦な様子でしたし。
しかし自身のステージでは同年代の女の子たちが大量に出てきて、それこそ100人ぐらいいるんじゃないか状態になってましたが、アレって全部同系統の下部組織とかの人たちなんですかね? AKB以外にもなんかいろんな団体あるらしいんだけどよく解らん。ついでに言うとAKBのメンバーも全く解らん。前田敦子という人はドラマのCMで素っ頓狂な声を出していて印象に残っていて、歌ってるときもわりと前に出ていることが多いからおそらく中心メンバーの1人なんだろうなーと認識。さらに先日ローカル新聞に、鹿児島県出身者のなんとかさんが紹介されていてあーこの人見たことあるわーと思ったんだけど誰だかもう忘れたw 彼女らを見ていて確かに可愛いとは思うんだけど、なんというか萌えない。ファンになるほど惹きつけられない。歌を耳にすることも時折あって、年末からこっちでステージパフォーマンスも何度か見たけど歌の魅力もよくわかんない。まあはまったらはまったで独特の商法に巻き込まれたら怖いことになりそうなので静観しとくのが無難か。
念のために申し添えておきますが、別にAKBのファンになるのはおかしいと言ってるわけではございません。私には魅力が解らないなあというだけのことです。これはまあ、オッサンには解らないというものなのかもしれず。それでも、紅白における存在感は大したものでした。あれだったら私以上によく解らないであろう演歌ファン世代でも受け入れられるんじゃないかなとか。
他に印象が強かったのは病身から復活の桑田佳祐。この人、昨夜もそうだったんだけど、ふざけたパフォーマンスをしつつもひょいと突き刺さる言葉を投げてくるから油断できない。特にサザンでないソロの曲ってそういう傾向が強いような、って言うほど聞いてるわけじゃないんですが。だいぶ前のソロアルバム「孤独の太陽」には一時期どっぷり浸りましたわ。病気療養で中断していたソロレコーディングも完了して2月にアルバム出るとかでしたっけ、久々に買ってみるか。
2010/10/31
ミク世界進出…?
最近、海外のメディアでミクがしばしば採り上げられているそうで、おおむね好意的に書かれている(あくまで記者目線では)ようだったけども、フランスのTV番組で採り上げられたら大不評というか拒絶反応出まくりだったらしい。
http://blog.esuteru.com/archives/1422059.html
しかしコレ、よりによって見せた映像がライブでの「ぽっぴっぽー」だったようで、そりゃいくらなんでもいきなり上級者向けすぎるだろと。マジ曲・ネタ曲が入り乱れるボカロ文化において特にネタ系の中でも有名な曲であり、後にルカ版も作られてそれが「たこルカ」3DモデルのPVにも使われたことでも有名な(気がする)曲なのでファンには胸を熱くするもので、ライブでの盛り上がりも当然といったところ。しかし何も知らない人がぱっと見て、CGアイドルが意味不明の歌を歌って踊るのを盛り上がっている風景は嫌悪感すら覚えるほど異質に映っても仕方ないかも。せめてワールドイズマインとか星屑ユートピアといったメジャー色のあるモノにすればまだ反応も違ったかもしれないのに。あるいは「消失」で極致を見せるとか…はまたキツいか。
まあでも指摘されるように、2007年のボカロ登場当初には既存メディアからの総スカンがありましたから、それも思い出すところです。それで行くと米や英での好意的な書かれ方がむしろ意外といえば意外。そしてフランスと言えば日本のオタク文化に関心も深そうに思うのだけど、やっぱりこのへんは採り上げ方次第か。
余談ですが星屑ユートピアといえばルカ曲の中でも大好きな1つなんですが、ライブではその後に歌われたダブルラリアットのほうが大受けしてたのが印象的というか正直ちと残念感もw そのダブルラリアットでは歌の通りに回るルカさんでしたが、やたら優雅な回転を見せていたのが印象的でした。あと登場時の熱気としても、ルカよりリンのほうが大きかったな。