今年じゃなかった昨年末の紅白も40%を越える視聴率を出したそうで、なかなかの結果だったんじゃないでしょうか。ただまあ、普段NHKで歌番組観てるようなうちの親には面白味が少なかったようでもありますが。
特に印象が強かったのは中島みゆきとか中森明菜、あと神田沙也加とか。これでいくと私的には紅組勝利でも良かったんじゃ無いかと思うぐらい。中島みゆきは前回出場の「地上の星」と同じくNHK番組主題歌での出演だったけど、たまにマッサン見ることもあるけど主題歌の歌詞は今回ようやく把握した。特にサビ、「麦は泣き麦は立ち明日へ育ってゆく」というフレーズすら聴き取れてなかったし、全体が異国で生きるヒロインまさにエリーを応援するものだと知ってちょっと感動してしまった。これがエリー役の女優さん自身の境遇にも重なるし。
神田沙也加は昨年(だったっけ?)も親子共演で出ていたけど、今年は「アナ雪」の大ヒットをひっさげてのNY中継というなんかランクアップの印象。親子共演では聖子ママの付属品みたいな扱いだったものな。しかし堂々と歌い上げた今回、往年のトップアイドルだった母親を彷彿とさせるような若々しく力強いボーカルがちょっと凄かった。映画よりも本人映像で歌われるほうがよっぽど印象強いですね。既にミュージカル女優として活躍中というけど、これからもっと表だった活躍の場が増えるんじゃないだろうか。ちょっと対照的だったのが大トリを任された聖子ママのほうで、さすがに衰えを感じるというか、知ってる過去曲だけに声がいまいち伸びなくて残念感が否定できなかった。
そしてちょっと驚きだったのが中森明菜。これも同年代である松田聖子とは対照的で、独特の存在感は衰えてない感じ。新曲だったのがむしろ良かったのかも。しかしこの新曲、作曲に朝倉大介がクレジットされていたけどそれだけにというかデジタルビートがちょっとやかましく邪魔だった印象。むしろ生楽器をバックにする曲も聴きたかったなと。
まあなんだかんだ言いつつ楽しませてもらいました。しかしそろそろ、どんどんこなれてくる白組司会に対して毎回極限まで緊張してるような紅組司会の対比はどうにかならんものか。嵐以外に適役がなかなかいないのかねえ。
2015/01/03
紅白雑感
コメントはまだありません »
コメントはまだありません。