劇場版「幼女戦記」、今頃になってようやく観ました。年末の頃だったか、全話無料配信してたけどそこで3話だけ観て、やっぱええわーと思って劇場版観てなかったのを思い出し、それでBDを買いました。せっかくなのでミニパンフとか付いてる限定版のほうで。ミニパンフは字が小さすぎて老眼かけても読みづらいけど。話的には連邦首都モスコーに攻め込んだりメアリーと死闘を繰り広げたり同士ロリヤが気持ち悪かったりといったところですが、劇場の大画面を想定してかメアリー戦では市街地を縫うように低空飛行してる映像が凄かったですね。音もかなり良いという話だったけど、いろいろ劇場で体験したかったところではある。せっかくなので自宅でもプロジェクターとか使おうかと目論んでいたけど、やっぱり手間なのでなかなか実現せず、結局普通にPS4で再生しました。まあ面白かったけど。そのうちプロジェクター視聴も何とかしたい。
「荒潮」、数日かけて読み終えた。中国を舞台とした近未来サイバーパンクといったところなんでしょうか。汚染激しいサイバーゴミ処理の最下層労働者として地方から出稼ぎに来ている少女が激しく巻き込まれる数々の騒動。ぱっと見に読みづらいというか把握しづらく感じるのは、人名になじみが薄いのもあるのかなあと。漢字が2文字3文字と連なった人名があれこれ出てくると、すぐに人物を把握しきれない感じがする。これはまあ全部カタカナ人名で出されたときも同様だったりするし、欧米翻訳だと言い回しとかも独特だったりでさらに読みづらかったりもするがそういう辛さはあまり感じなかったような。出所が違うからなのか、翻訳が良いからなのかは不明。話のほうはとにかくめまぐるしくて全く先が読めない。普段「なろう」系とかのゆるめの話ばかり読んでるせいもあるかもしれない。そして結構ハードで、薄暗い欲望とか組織の暴力とか次々にいろいろ襲いかかってきます。それでも陰鬱にさせる暇も無いぐらい話が激しい。「三体」はちょっとだけ読んで頓挫しちゃってるけど、「荒潮」を楽しめた今なら読み直せるかもしれない?
ところでAmazonアフィリエイトを貼ろうと「荒潮」で検索したら「艦これ」関係がずらりと引っかかった。ていうか小説のほうも名前の元は同じというか日本海軍の軍艦なんですよねコレ。軍艦関係というよりはそれの乗務員関係者が始めたとあるプロジェクトの名前ということで直接的な関係があるわけでもないけど。
待望の「精霊生活」の漫画版の2巻が出てた。ド迫力の巨乳を晒す残念お姉ちゃん系水精霊のディーネが表紙です。レインに名前をつけるあたりから始まって、土精霊ノモス&トゥルを呼んで森精霊ドリーのもとへおつかいに出るまで。まだweb連載でもドリーは出てきてないが、書籍版イラストからの改変アレンジが施されるのか期待と不安を抱えて待つ。月末には書籍版の2巻も出ます。
ついでに「幼女戦記」漫画版14巻と「優し異世界へようこそ」の1〜2巻も入手。後者はTwitterで公開されていた短編漫画をまとめたもののようで、なんと無料公開されてます。この方の漫画は基本ファンタジーなんだけどクスリと来たりグッときたりでいろいろ多彩です。Twitterで見かけたらすかさず「いいね!」しまくってます。
けもフレは3話と4話収録。ブレイクのきっかけの1つになったであろう、トキ&アルパカという強烈なキャラが出てくる3話。アルパカのシーンはかなり気に入った人も多かったようで、動画サイトでそこだけ切り取られてアップされてるのも散見するけどあらためて観るとやっぱり強烈な魅力を放ってますねえ。あれが制作側の指示じゃなくて声優さんのアドリブというかキャラ作りが発端というから凄い。栃木弁と言われるけど実はテキトーだったという話だしw 全体にハイテンションな喋りの中で、ちょっとテンションダウンした「来ないねー、全然来ないねー」が特に好きだったり。
そして4話はスナネコ&ツチノコ。ツチノコのずっと怒ってるようなハイテンションぶりが印象強すぎたせいかスナネコがどんなんだったのかほとんど覚えてなかったのだけど、見直したらコレはコレでイイじゃないですかw 砂漠で生きるために熱を放散しやすい体質になっているのを反映して「熱しやすく冷めやすい」キャラとして、話を聞いてる途中で関心があちこちに飛んだりしてたけど、別れた後で巣穴で寝てるそばにはサーバルたちのラクガキが。素っ気ない風に見えて、ちゃんと楽しい思い出として印象に残ってたんだなと嬉しい感じに。ここは解説シーンのバック(しかも解説者は海外のおねえさん)なので、ニコニコで視聴したときにはコメントで見づらい訳文を必死で読もうとしてたから絵柄に目が行ってなかったのか。
本体であるはずのガイドブックでは監督と作画監督・美術監督の対談になってた。監督によるとこの2人が企画に惚れ込んで「前職を辞めて加わってくれた」とかで、プロジェクト継続には非常に乗り気だとか。そして3人が密に関わることでフィードバックも非常に速く、通常の態勢では無理なフットワークの軽さが有った模様。「これ以上予算が増えると体勢を維持できない」とはこの少人数体勢あってこそのことなんですね。そして上記スナネコのラクガキや、後の温泉話で出てくるサーバルの海のイメージも、美術監督によるものだとかw やっぱり大判書籍になると読み応えありますねえ。膨大なフレンズ紹介や企画時の資料なども見応えあり。
幼女戦記は1〜4話収録。けもフレと見比べることになると、作画はもちろんだけど演出の密度も段違いで、人手すなわちコストの違いがありありと見えてくる感じですねえ… 予算が何倍ぐらい違うんだろうと怖いことを考えてしまう。それでいてセールスは逆の段違いになってそうだからさらに怖い。
構成としてはBD以外にミニ書籍が3点、書籍版と漫画版のこぼれ話に加えて原作者による歴史背景がみっちりと。なかなか豪華だと思うけど特筆すべきは漫画版、アニメになって特に造形が違うと評判?のヴィーシャを中心に据えたエピソードで、アニメのデザインで漫画版のタッチで描かれるという作内コラボの様相になっているのが面白い。あとBDにはターニャ&ヴィーシャの中の人によるコメンタリーもあったけど、2話と4話のみだったのがちょっと寂しいけどまあそのぐらいが適当なのかもしれない。
「幼女戦記」がKindle化されてた。早速買って読んでるけどなにしろ長いし文体も堅めなので時間がかかる。ようやく3巻に入ったところ。
そもそもはBookwalkerで別の本を探してたら見つけた。きたああああと思って早速購入しようとして、ちょっと待てもしかして…とamazonも確認したら、Kindleになってたのでそちらで購入。11/30付けで、一気に6巻まで出てた模様。年明けにアニメ版も放映されるようですが、それに合わせてかコミック版も出るのね。アニメ版はなかなか狂気をにじませたビジュアルが期待を持たせますが、コミック版もどんな感じなんですかね。「オーバーロード」のコミック版もなかなかクオリティ高くて毎回楽しみですが、…オーバーロードといえば幼女戦記と同じエンターブレインだと思うんだけどまだ電子化されてない?
そしてアニメ化といえばもうOP/EDが決まっていて、OPがなんとオーバーロードでEDを歌ってた「MYTH & ROID」となっていて、あの激しいヤンデレ感が好感だっただけに期待です。ついでにEDはターニャ・デグレチャフ(CV:悠木碧)、つまり主役が歌うのでこちらも期待。2月発売なのでしばらく先だけど。悠木氏といえば数々の作品で芸達者なことには定評あるしどんなターニャを見せてくれるか楽しみです。
そして3巻まで読みかけてる書籍版ですが、web版と比較して若干の相違点もあるような。もともと幼女とタイトルにしつつも萌え要素がほとんど無かった(通常の萌えラノベを100とすると1とか0.5ぐらい?)のが、若干萌え増量(2とか3ぐらいに?)してるような印象が。書籍化するにあたってちょっとは受けを考えたというか、出版社の意向なのかな。それでも作者は「あとがき」でオッサン人気ありすぎと嘆いてるようだけど。