調子こいて3・4巻まで読んでしまった。同盟と連合の内部情勢をあちこちで示しつつ、戦局が一気に変動して勢力図がいろいろ塗り替わることに。個性的な面々が次々に出てきては、無双してみたり無血開城してみたり魂ごと燃やし尽くして散ったり部下たちの犠牲で生き延びたり闇落ちしたり裏切ったり嫁探ししたりとかいろいろ。なんかもういろいろ圧倒されます。そしてまた次なる試練へ。
スマホゲームも出ていたので試してみたのだけど、コレもとりあえず原作に沿った始まり方をするのね。PS4版と同様にアニメキャラのビジュアルを基本的に使うようです。ボイスも時折ちらほら使われたり。でも史実と異なる展開もありというから、SLG的な展開で原作と違う選択も可能になってるんでしょうかね。スマホ版のバトルは画面上をタッチするバーチャルパッドのアクションRPGな感じ。
しかしこれだけゲームでも攻勢かけていてアニメが振るわないのは残念ですね… 原作を読んでいても、面白さを感じるのに時間がかかってしまうのは否めないかもしれない。どうも人物関係や国・勢力関係をなかなか把握できなくて話が掴みづらい感じがずっとしています。ハルーシア侯アレクシス・ドゥーセとかアルトゥーク伯ヴィラール・コンスタンスとか言われてもぱっとは覚えられないし場合によってハルーシア侯と呼ばれたりアレクシス殿と呼ばれたりもあって非常にややこしい。ヒロインすらシルーカなのかシールカなのかいまいち自信がない。当初は連合と同盟がどっちがどっちなのかわからないし各国の位置関係もよく解らなくて(今でもよく解らない)、こういうとっつきの悪さが難点なのかなあ。私の読解力・記憶力が劣っているのは否定しませんが。
原作小説は2巻まで読んだ。3巻に入ると冒頭に世界地図があり、これまでも部分的には出ていたけどより引いた広い範囲が出ていた。欧州だわコレ。もちろんそのままではなくて地形がいじられてはいるけど、おおまかに欧州をベースにした世界で東西対決の構図。「同盟」が東側で「連合」が西側といった感じ? これまでどうにも両勢力の区別や位置関係がよく解らなかったのだけど、こうして見ると少しは理解ができた気もする。理解が進むに従って面白くなってきている気もする。
「なろう」系ファンタジーに馴染みすぎてしまっていると主人公らはやることなすこと成功し続けるのが当たり前みたいに思ってしまうけど、こちらは全くそんなことなくていろいろ大変です。まだまだ非力なので大きな勢力に翻弄されたり死にかけたりとか。それでもなんとかしぶとく生き抜いていく感じ。この先もどんな苦難が待ち構えているのかと思うとハラハラして先を読むのが怖くなってきたりもします。同様の感覚は「本好きの下剋上」でも感じたな。アレは貴族社会に翻弄される庶民の立場の怖さで、何をどうやっても身分の違いで有無を言わさず抹殺消去されかねない立場というのがどうにも怖かった。それが「下剋上」によりどんどん立場が上がっていって(貴族間の上下関係や王族との対峙とか)終いには神と対峙するまでに至って終盤までずっといろいろ怖かったです。基本はコメディタッチなのだけど。
で「グランクレスト」なのですが、まもなく発売のPS4版ゲームはどうなんでしょうね。ゲームに手を出すのは原作最後まで読んでからのほうがいいのかな… アニメ版もどうにも振るわない感じなのでゲームもそのうち値落ちするかなとか思ったりもする。早期購入なら「ロードス島戦記」のキャラが使えるコードが貰える、とは言うけども。
ようやくKindleにも出ていたので読んだ。聖王国騒動の後編。「アインズ死す!」と煽り文がでかでかと出ていたけど、まあそう簡単に死ぬわけないしなんかまた策謀の一貫だよねーと思ったら作中でもそう言われまくっててなんかワロタ状態。前巻に引き続いて目付きの悪いことでキャラ付けされているネイアが主役と言っていいような活躍ぶりで、あとからシズも合流して活躍してた。これでプレアデスの全員が一通り活躍したことになるのかな。ビジュアルが出てきていない気がする末妹?のオーレオール・オメガが名前だけ出てきていまいちよくわからないけど。ぐぐってみたらオーレオールを加えた7人だとプレイアデスになるらしい?
そしてあとがきでは次巻は2019年内には、と言ってるけど「その前に1つ長いものを書かないといけない」って何なんだ。アニメ3期とはまた別みたいだし。劇場版のシナリオとか特典小説とか?
10巻以降はいよいよweb版との乖離が本格的になり、ナザリック勢が世界征服に乗り出しそうな勢い。10巻では帝国に騒動を起こし、11巻ではドワーフの国に殴り込み(どちらかというとドワーフを救済)。そして12巻では今までほとんど出てこなかった聖王国が大変なことに。この聖王国編、前後編になっていて後編が13巻、これまだKindleで出てないのね。書籍も4月末に出たばかりみたいだからしばらく待たないといけないか。更に14巻は来年とかも見かけた。ついに追いつきそうだけど、いつ終わるんだコレ…
しかしまあ、今更ですが、えげつないシーンがどんどん出てくるのは相変わらず。特に聖王国編では冒頭からいろんな魅力あるキャラたちを出しておいて、片っ端から大変なことに。王国虐殺のシーンとか万単位の人を瞬殺したなんてところでも「うわー」とは思うけど、正直個人のエピソードをしっかり描かれたほうが心理的ダメージは深い気がします。7巻のワーカー惨劇のあたりがweb版よりだいぶマイルドになってたんで油断してたら新しいエピソードで残虐ぶりが増していたりとか。横暴傲慢貴族などヘイト高めのキャラが惨殺されるのはある種の爽快感もあったりするのだけど、好感度高い人物が惨殺されてしまうのはトラウマになりそう。これからもそういうところはどんどん出てくるのでしょうけど、これが怖いもの見たさってやつでしょうか。もちろんそれだけではなくて、アインズ様のコミカルな苦悩とか多彩なキャラとか、いろんな魅力はあるのです。時折挟まれるカルネ村のエピソードがちょっと好き。イビルアイの乙女ぶりも今後が気になる。
アニメ3期で描かれるであろう9巻までを読み切りました。これで7月からの放映に準備は万端…でもないか。可能なら現行巻まで読み切っていろいろ把握しておきたいところではある。7巻はワーカーたちの受難、8巻はエンリたちの村とナザリック勢の日常描写という短編2つと見せかけて実は同じ事件の別視点だったり、9巻は帝国と王国との戦争に介入したアインズによる大虐殺。7巻もなかなかの殺戮ぶりでヘビーな話でしたが、9巻はさらにスケールが増した虐殺に。このあたりもweb版と基本的には同じ流れで、しかしコレ以降はいよいよオリジナルな展開になっていくようです。まあ例によってといいますか、基本的な流れは踏襲しつつも微妙に違う展開も散見されていて、先がいろいろ読めないところもあって楽しみであり怖くもあり。しかしここまでの話を1クールに収めきれるのかとも思うけど、今までの流れからしていろいろ細かいことを端折りつつ9巻までやりきるのかもねえ。そして残虐ぶりも大変なことになるんですが、どの程度まで描けるのかも気になります。
アニメ2期の該当部分である書籍版4〜6巻をようやく読み終えた。やっぱりアニメではいろいろ細かい部分が省かれていたのですね。「六腕」のメンバーがどんな連中なのかとか、イビルアイの素性についてもちょっとだけ触れられていたりとか。あと原作者が「6巻は9割ぐらい書き下ろし」とか言ってたけど、確かに「なろう」版でもイビルアイとデミウルゴスが対峙する場面はあったように思うのだけどあそこまでしっかりバトルしてなかったような気もする。ていうかそもそも、「なろう」版では冒険者モモンはナーベラルが化けた平凡な顔の男となっていたのね。あちこちweb記事を漁っているうちにいろいろ設定やら何やらを語っているところを見て回って思い出したり知れたりしました。…書籍版の先の話についてもちらほら見かけてしまいましたが。
そして勢い余って7巻にも突入。いよいよ問題の、ナザリックに踏み込んだ連中が大変なことになる巻です。結論から言うと「なろう」版の記憶にだいたい沿った流れで、ただ一部のワーカー(冒険者より高額報酬だけど違法気味の仕事も受ける連中)の結末が若干異なることに。その改変自体はだいたいのところは把握していたのだけど詳細がどうなるのか正直怖くてなかなか読めずにいたのですが、実際読んでみたら「なろう」版よりむしろ表現がマイルドになってたところもあったと言えなくもないような。いやまあ結果は残虐だし後味は悪いしずーんと重く残るモノもありますけど。それでも書籍版になってまず非常に印象的だったのが、メイン扱いと言っていいワーカーチーム「フォーサイト」のビジュアル。初めてイラストになっているのを見たけど、正直好感度があまり高くない印象。何というかいい感じの雑魚キャラ感? もっと普通のRPGでも主役を務められそうなビジュアルをイメージしていたけど、普通の冒険者と違った違法気味の仕事も受ける連中なのでなるほどこう来たかという感じでした。そういうイメージもあったから、「なろう」版より心理ダメージが軽減されている気がしたのかもしれない。まあ初見インパクトにまさるモノは無いとも思いますが。しかしどう考えてもアニメ3期に入る7巻、どのように描写されるのか怖いような楽しみなような。
さて頑張って続きも読破したいけど、なかなか重い話でもあるのでもっと軽い「なろう」系で口直しもしたいぐらいです。あとはまあ、まだまだ先が続いていく話なので、現状まで読破しきっても待たされるのも嫌だなあという気分もあり。
今頃になってようやくアニメ全部観た。録画してあると一気に観られていいねー。ニコニコ視聴だとコメントが付いていて各種ツッコミやら解説やらが楽しめるのはいいのだけど、毎週期限付きとなるのがなんだか宿題背負ってるみたいで億劫になりがちではある。とはいえ3期が始まるというから今度はニコニコで追いかけたいというのが2期一気視聴の動機ではありましたが。
そして視聴した感じ、やっぱりなんというか色彩がどうにも軽い感じがして気になる… 書籍版のイラストは重厚で大好きなのだけど、ああいうタッチをどうにか活かせないものかと… EDにはその書籍版絵師のイラストがフルに発揮されて1期同様に非常に美しいのですけども。1期および劇場版のCMでも出て来るドラゴンゾンビ?とかスケルトンの大群とかにはCGが活用されていて、いっそモモンさんも骸骨だしフルアーマーでも顔は描かれないしでCGにしたらいいんじゃないのと思ったりもしていた。そしたら最終話のアクションシーンではモモンさんもCGだったような? 人間以外というか表情を描く必要の無いキャラにはCGを用いていいんじゃないかとも思うけど、あまり多用しても混ぜ合せが難しくなるか。そういう文句を言いつつも、観始めると一気に観ちゃいましたね。さすがに面白いです。OPEDも相変わらずのTom-Hack節で良い。実はまだ原作書籍版を読み通せてなくて、3期までになんとか追いつきたいところではあります。ここまできっちり3冊ずつ消化してきているので、3期では9巻まで行くんでしょうかね。絵柄的にはコミック版もかなり好きなのだけど、こちらはアニメ2期の後半に入った辺りまでようやく刊行されたところですね。3期が放映されればますます離されてしまいそう。web版は出ているぶんは全部読んでいるのだけど、もう書籍版はそこからだいぶ乖離してしまってるようですね。アニメ2期のところはまだ読んだ覚えはあるのだけど、詳細よく覚えていない。そんなわけでアニメ3期は書籍でいうと7巻「大墳墓の侵入者」から、あーあれですか、いよいよえげつない感じが強烈になってくるところですか… アニメ的には大丈夫なのかな。まあ2期でも普通に人体欠損描写があったなあそういえば。
コミック4巻が出ていたのと、いつの間にか小説版もKindleで出揃っていたので買ってみた。
まあぶっちゃけ「なろう」系の転生チートものです。ただし元々「なろう」で連載していたのだけど、出版に際してのゴタゴタでアルファポリスに移籍しています。さらにそのアルファポリスはなかなかKindleで出してくれなくてBookwalkerを使っていた経緯も。そんなこんながあってアルファポリスにはあまりいい印象がありません。今回Kindleに気づいて、久しぶりにBookwalkerを起動したら9巻まで持っていたので10〜13巻を買ってみました。そんな同作、連載はどうなってるんだろうと思ったらちょっと追加されていました。しかしまた昨年末の段階で止まっている模様。まあ数ヶ月の休載は珍しいことじゃないし、出版は続いているようだから続行の意図はあるのでしょうしのんびり待つしかないか。話はまだまだ終わりそうにもないのだけど、出版がだいぶ追いついてきているような。
コミックも4巻となりそのうち書籍版に追いつくなんてことは…まだまだだいぶ先ですよね? こちら、書籍版の挿絵よりも作画の質が高い印象で好感だったりもします。ていうか書籍版の挿絵がちょっと、表紙絵はそう悪くないのだけど、文中のモノクロイラストがラフというより雑なのがどうにも好きになれない。コミック版はそのあたりきちんとしている印象。これが「オーバーロード」や「幼女戦記」だと書籍版もコミック版もそれぞれハイレベルで非常に良いのだけど、そのあたりは出版社のパワーによるのでしょうか。でも「SAO」みたいに書籍イラストはハイクオリティなのに初期コミックが何アレというモノもあったけどなあ… あと「本好きの下克上」とか「能力は平均値」といった作はコミックのほうが若干質が落ちる気はするけど十分に許容範囲で、このくらいが普通じゃないかとは思う。
どことなく「デスマ」と似た印象がある本作だけど、コレもアニメ化されたら酷評されるようなモノになるのかな… 「デスマ」主人公はあまり悩まないけど、こちらの主人公はわりと悩みや迷いを抱えてるのですよね。よく解らない闇も抱えてる感じではあるが。上述の「平均値」もアニメ化進行中らしいけど、うまくいくことを願わずにはいられない。
「オーバーロード」をKindleで読んでいるのは先述の通りですが、似たような作として「野生のラスボスが現れた!」も読んでいる。ラスボス的なアバターを用いて育てていたゲーム内に転生?してしまって成り代わって生きる、というところは共通。シリアスとコメディが混じってるのも共通ですが、「オーバーロード」よりコメディ色が強い感じ。イラストタッチもそうだけどだいぶ軽いですね。一時期読んでいたけどなんとなく途中放棄、最近読み直してみたらわりと好感だったので読み進めてKindleで書籍版も少し買ってみたりしている。
「オーバーロード」といえばアニメ2期開始でリザードマンの辺りということでファンが戦々恐々としていますが、同じく「なろう」発の「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」もアニメが開始に。こちらはまあ主人公がほとんど苦戦しないというあからさまなチート作なので、ポチタマが可愛ければいいやって程度の期待でw
ちと辛い感じがしているのが「最強呪族転生~チート魔術師のスローライフ~」。転生チートものではあるけど、主人公が魔法のみチートで虚弱体質で自己中、ついでに周囲の人間もわりと傲慢だったり強引だったりで結構ストレスフルなのが辛い。さんざん嫌がらせを食らっていて最後にスカーンと大逆転、なのはいいんだけど、そこに至るまでのストレスが積み重なりすぎて気分悪くなってくる。読み進めればもっとチートに進撃できるのかと思いきやなかなかそうもいかなくて停滞中。辛い。
あと以前「なろう」系作家の人が書き下ろし作を出したから序盤サンプル読んでね!という宣伝をしてたから読んでみたらいい感じのチート作だったのだけど、ソレを見失ってしまって肝心の書籍版に行き着けてない。作者名も作品名も失念。チート系を書いている「なろう」作家の人だったと思うのでそれらを漁ってるけどその宣伝記事も見つからない。あるいは「なろう」掲載作じゃない作品の宣伝は駄目と言われて撤去したのかもしれない。…まあつくづく私もチート系が好きなのね。
なんか「このライトノベルがすごい!2018」で1位になったんですって!? それを祝して?、合本版が半額で出ています。1〜3部でそれぞれ3巻・4巻・5巻あって各1000円越えるので、半額はありがたい。そして出版は4部へ。全何巻になるんでしょうねコレ。リアル書籍で全部並べたら壮観だわ。この書籍版に関しては、イラストが最高に綺麗だし合致してると思います。「なろう」系だと正直わりと雑な絵の作も散見されたりするけど、コレは本当に良い。あと「なろう」系出版で絵がイイと思うのは全然作風違うけど「オーバーロード」。
本編自体は完結してるんだよねーと思ってたら「なろう」の活動報告は地味に更新してるしそれどころか本編終了後のサブストーリーまで掲載されてるじゃないですか。あと出版社が公式ブログまで置いていて、イベントコラボグッズとか読売新聞に広告掲載とか、なんかいつの間にかどんどんでかい話に… アニメ化も期待したいところだけど、なにしろ話が長いので扱いが難しそうだ。第1部だけなら1クールでなんとか…ならない?