原作小説は2巻まで読んだ。3巻に入ると冒頭に世界地図があり、これまでも部分的には出ていたけどより引いた広い範囲が出ていた。欧州だわコレ。もちろんそのままではなくて地形がいじられてはいるけど、おおまかに欧州をベースにした世界で東西対決の構図。「同盟」が東側で「連合」が西側といった感じ? これまでどうにも両勢力の区別や位置関係がよく解らなかったのだけど、こうして見ると少しは理解ができた気もする。理解が進むに従って面白くなってきている気もする。
「なろう」系ファンタジーに馴染みすぎてしまっていると主人公らはやることなすこと成功し続けるのが当たり前みたいに思ってしまうけど、こちらは全くそんなことなくていろいろ大変です。まだまだ非力なので大きな勢力に翻弄されたり死にかけたりとか。それでもなんとかしぶとく生き抜いていく感じ。この先もどんな苦難が待ち構えているのかと思うとハラハラして先を読むのが怖くなってきたりもします。同様の感覚は「本好きの下剋上」でも感じたな。アレは貴族社会に翻弄される庶民の立場の怖さで、何をどうやっても身分の違いで有無を言わさず抹殺消去されかねない立場というのがどうにも怖かった。それが「下剋上」によりどんどん立場が上がっていって(貴族間の上下関係や王族との対峙とか)終いには神と対峙するまでに至って終盤までずっといろいろ怖かったです。基本はコメディタッチなのだけど。
で「グランクレスト」なのですが、まもなく発売のPS4版ゲームはどうなんでしょうね。ゲームに手を出すのは原作最後まで読んでからのほうがいいのかな… アニメ版もどうにも振るわない感じなのでゲームもそのうち値落ちするかなとか思ったりもする。早期購入なら「ロードス島戦記」のキャラが使えるコードが貰える、とは言うけども。
2018/06/12
グランクレスト戦記
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