「日本国召喚」、とりあえず「なろう」掲載分は読んだ。ついでに作者webサイト掲載分も読んだ。この方、「なろう」の前にまず自サイトに掲載して、そこからいくらか校正を入れてから「なろう」に転載してるみたいです。なので自サイトのほうが若干先行している感じ。「なろう」側の数話ぶんぐらいだろうか。そして書籍になるとまた大幅に加筆しているようで、いろんなエピソードが加わっていて興味深い。書籍版は現在4巻まで出ていてそれらも全部読んだのだけど、現在web掲載分でもまだ5巻の分量には満たないように思うので先が気になるところです。しかし1/12分を最後に停まってる。
書籍版になっていろいろ細かいエピソードを追加しても、まだまだ足りないというか多くの国や民族を出しておきながらメインストーリーがものすごい勢いで通り過ぎていってしまうので、いくらでも掘り下げられそうな気がする。最初に国交を結ぶ食料国と資源国とか、ショートエピソードではちらりと触れられているけど、本格的な長編でもガンガン行けそうな気がするぐらい。日本の技術支援で農業や採掘を飛躍的に発展させる話とかどうでしょうか。ていうか見たい。
同じく「なろう」発の「マギクラフト・マイスター」、漫画3巻が出ていた。既にweb連載で読んでいたものもあったけど、蓬莱島で活動が始まったりビーナと出会ったりするあたりです。蓬莱島で再起動させた5色メイドをアイドルグループみたいな扱いで出したりとか、原作に無いようなコミカルな萌え要素がちらほら入ってくるのがちょっと楽しい。
また「なろう」系webコミックサイトとして「精霊生活」なども掲載している「デンシバーズ」改め「comicブースト」ですが、基本的に有料閲覧になったみたい? 前サイトでも最初の方と最新話は無料だったのだけど、今は最初のほうだけ無料になってるようで、それら以外は最新話も含めて有料のようです。なかなかwebコミックも経営が難しいという話も聞いた気がするので大変だとは思うけど、気軽に閲覧できないのは残念。とりあえず「精霊生活」2巻を早くよろしくお願いします。コミックも書籍版も。
「マギクラフト・マイスター」、何故かコミックのアフィリエイトが画像つきで貼れない… ので下記は書籍版です。
「なろう」掲載作の「日本国召還」を読んでいる。以前から気になってはいたのだけど、コミカライズをちらりと見かけたのを機に読んでみた。まだ掲載分を読み切ってないけどとりあえず一段落ぽいところまでは読んだ。書籍版の3巻あたりか? タイトル通りに日本が丸ごと異世界に行ってしまうという話で、隣接地に大農業国と大資源国があったのでとりあえず友好関係を結び、その農業国が軍事国に侵攻されたので生命線を守るために自衛隊出動…といった感じでどんどん軍事発展していく。とにかく弱肉強食の軍事侵攻が当たり前の殺伐とした世界で、攻め込んだ先では暴虐の限りが尽くされる。いわゆる「男は殺され、女は犯され」を地でいく感じ。これがまあ「ゴブリンスレイヤー」や「オーバーロード」みたいにじっくりしっかりと凄惨な状況を描くわけではなく、比較的あっさりというかかなり早い展開で進行します。多くの戦場では圧倒的な戦力差で敗者が潰されていく展開で、軍事国家が大蹂躙を開始したつもりだったけど居合わせた自衛隊に潰されたり、介入した自衛隊に壊滅されたりという展開が多々だったりもする。日本人を虐殺してみせるシーンもあって、さすがにそれは怒りを買うわ。まあでも逆襲できる力があったのは幸運なのかもしれない… 独特なのは日本以外にも国単位で転移しているところがあることで、それどころか日本自身も過去に転移していたらしいというところ。なので現在は文明発展度のアドバンテージで圧勝しているけどそのうち日本を超えるテクノロジー国家が出てくることもあるんじゃないかみたいな怖さもある。ついでに人間同士だけじゃなくて魔物や魔王といった存在も出てくる。しかしとにかく展開が早くて、しかもそれがだいたい蹂躙戦だったりするので、なかなか心理ストレスが大きいというかいささかくたびれる。「オーバーロード」のワーカー蹂躙とか大規模戦とかをずっとやってるような感じさえある。「オーバーロード」だったらもっとやられる側の背景をじっくり描いて見せてやられる衝撃を増幅させてきそうなものだけどそういうのが比較的あっさり。書籍3巻分でも「オーバーロード」だったらその数倍になってるんじゃないかという進行度かもしれない。とにかくまあ面白いのですけどいろいろ疲れる話でもある。国や地域が次々に出てくるので脳内地図が全然整ってないのも困る。それぞれの国でいくらでもサブエピソード作れそうだけど、とにかく先を急いでいるような印象すらあるぐらいどんどん進行してどんどん世界が広がってる感じ。
コミカライズ1巻を買って読んでみました。Amazonでの評価はわりと低めだったけど、それは絵柄や作風が今風でないことによるもののようで、読んだ感じは悪くないと思った。むしろ今風じゃないタッチが転移先世界の前時代感を出しているようにも思える。ファンタジーを描くのには手慣れているようにも見えるので個人的には好感です。残虐感もしっかりと、しつこくない程度に描かれている。
「なろう」小説の「お人好しが異世界で一旗揚げますん」、掲載分をようやく読み切った。まだ連載継続中。話としては異世界転移もの(生まれ変わりじゃない、そのままの姿で移動するので転移もしくは召喚のたぐい)で、例によってというかチートな能力で様々な騒ぎを巻き起こすもの。タイトルイメージ通りに、基本ライトなコメディータッチです。超絶能力で周囲を唖然とさせるのだけど、「俺また何かやっちゃいました?」系の反省はあまり無い(たまにある)。悪役もいろいろ出てくるけどことごとく打ち砕かれる。やがて「世界に呼ばれた」のではないかと薄々感じるようになり、そして世界を動かすような一旗を揚げる…といったあたり。
とにかくチートぶりが痛快で楽しいです。チートぶりが激しすぎて戦闘は一瞬で終わるレベル。巻き込まれ振り回される周囲の人たちも、主人公の善良ぶりに絆されて?徐々に協力者も増えていく感じ。あと特徴的なのはRPGによくある「クエスト」をあからさまに取り入れている点で、「マップ」上に表示されるクエスト提供者に話しかけることで開始、進展すると次の目的地へのラインが示されたりします。そしてクエストクリアすると「貢献値」が貰えて、それにより新たなスキルをゲットして更なるチートを手に入れるという流れ。なので戦闘描写よりも人間ドラマの描写に重点を置いている印象があります。書籍も1巻が出ているようで、すでに2巻もいろいろ加筆しつつ作業中らしい。今後の展開も楽しみです。
最近時折あるのだけど、Amazonアフィリエイトを貼ろうとするとKindle版だとリンクしか出なかったりするのね。通常書籍版はリンク&画像で出るのに。しかもそれだと履歴に残らなかったりで、後々面倒があったりもする。
「精霊生活」webコミック版の9話が公開されてた。ディーネの協力により水場を作って、そこから畑を作ろうかとするあたり。そろそろノモスが登場しそうだけどドリーはもうちょっと先か。イフの登場はまだまだ遠い… そしてwebサイトがリニューアルするみたいです。
ツイート貼ったついでに見かけた素敵漫画も。この方、こういう素晴らしいショートコミックをしばしば上げてくれるのです。
「精霊生活」こと「精霊達の楽園と理想の異世界生活」のコミカライズ8話が公開されてました。岩ブロックで区画を囲み、楽園構築への第一歩。今回ちょっとベルらの出番が少なかったのが寂しい。なんか「大好評につきコミック1巻重版決定!」なんて書いてあるんですが本当ですか!? これで順調に続刊が出てくれれば良いなあ。
「なろう」掲載作の「ただ幸せな異世界家族生活」、とりあえず掲載分を読み切った。「異世界に来たみたいだけど如何すれば良いのだろう」と同じ作者によるもので、異世界転生・転移でチートするというところは同様です。違うところは前者が誕生前からの胎内スタートで、後者の現世そのままの年齢で転移するところと大きく違う。寒村に知識チートをもたらす点は共通してますね。しかし何しろ胎児からのスタートなので、産まれてからもとにかく物理的に無力。他の作品でも誕生からの転生というのはあったけど、それだと大人の心を持っているので泣かないとか授乳に抵抗があったりとかしがちなのだけど、こちらは「体が反応してしまう」とかで驚くなど心が動くと泣き出してしまう。基本的に反応は乳児そのままというあたりが特徴的かもしれない。それでもようやく喋れるようになった子供が知識チートを披露、それは神からの授かりものといった感じで受け入れられていって、現在掲載段階で4歳になったのかな。村が豊かになると周辺からの武力侵攻も受けたりして、それに対応するための武装も開発するというなかなか苦難もあるチートを歩んでいます。「ただ幸せ」とも言い切れず、タイトルにはやや偽りがあるかもしれないが、それは家族を幸せにできなかった前世を想ってのことか。今後も楽しみなのだけど最近はこちらの更新を優先している感じで「如何すれば」のほうが滞りがちな印象。久々に更新されたと思ったらまた間が開いてるし。情勢が緊迫したところで止まってるので先が非常に気になっております。リアルもお忙しいみたいだけど、ファンとしては更新を待つのみ。あと「如何すれば」のコミカライズが絵が綺麗で結構好きなのだけど、そちらの出版もweb連載も停止している理由について担当作家が病気療養中なんて話もあった。こちらも待っていますのでお体大事に…
「家族生活」の書籍版もそのうち買ってみようと思うのだけど、Amazonでの評判はいまいちなのよね。
「転スラ」6話。キーキャラの1人であるシズさん登場。CVは花守ゆみり氏だったのか。「ゆるキャン」なでしこ、「オーバーロード」イビルアイといったわりと気になる役をやってる人である。「メルクストーリア」トトもやってるけど、わりとどうでもいい。しかし相変わらずというかゆったりじっくり感のある進行で、次回ようやくイフリートが登場するみたいです。コミックを読み返してみたらこのあたりまでで2巻、さらにようやく3巻でベニマルらが登場する模様。6話でコミック2巻足らずということは2クール24話としてコミック7〜8巻あたりまでってことでしょうか? まあいろいろ整理しつつだとは思うが。それにしてもこのコミック、絵柄が独特である。緻密でどこかハイファンタジーぽいというか、萌え絵の要素も取り込みつつ洋風な風味が漂う。アニメ版のキャラデザインがコミック版とだいぶ違うのが残念に思ったぐらい。この絵柄を活かしたアニメができればとも思ったけど難しいのかもしれない。
「月が導く異世界道中」、もともと「なろう」に連載していたけど出版に関するアレコレで移籍しちゃったので素直に応援しづらいのが残念な作ですが、コミックの5巻が出てました。相変わらずじっくり進行しているのですが、漫画は緻密で綺麗で安定しています。内容的には2人の勇者の紹介が中心といったところですが、主人公と出会うのはまだ先。そして胸糞勇者こと智樹のほう、ちょっと同情を買うような過去とか相方となる王女リリの黒さ(「オーバーロード」のラナ王女みたいに狂気と知性を抱えているけどもっと黒いほうに振り切れてる)とかがありありと出ている感じで、いささか原作と印象が違う。外観ももっと派手なイメージだったけど、わりと落ち着いたイケメン青年なビジュアルに。もうひとりの勇者、先輩こと響のほうはこちらも外観イメージがちと思ってたのと違った。もっと短髪で活動的な体育会系の外観をイメージしてたけど、黒髪ストレートロングの正統派美少女だった。まあ生徒会長やってたというからそれには合う感じだろうか。しかし私の外観イメージというのもわりと勝手なところがあって、同作で主人公の側に仕える澪も、こちらは黒髪ロングのイメージだったのに書籍版イラストでは短髪でアレ?と思った記憶がある。しかし後から読み返すとしっかり本文にオカッパと明記されてるので、勝手なイメージが先行してた模様。なので響に関しても同様かもしれない。外観でいうと主人公の転移前の周囲の人物がたくさん回想で出てきて、そのあたりもなかなか興味深かった。このへんは綺麗で安定した作画なのが助かります。ついでに言うと澪の眷属のアルケーが人間化した姿がわりと好き。外観も好きだけど、出番が多かった4巻を読み返してみたら言葉が拙いけど頑張って説明してドヤ顔するあたりもカワイイ。あと巴の分体として活動するコモエもまだ出てないですかね?(後日追記:読み返してみたら1巻から登場してた…) 1号はちょっと悲しいことになるけど2号はわりと活躍するので早く見たい。1号の悲劇を見るのは辛いけど。この5巻では主人公が世話になる大商人のえげつない過去をわりとしっかり描くのだけど、そういった苛烈なシーンも結構あるのよねこの作は。そんなわけで今後も期待してますので今後もどんどん進行してくださいませ。
…とか言ってたらこちらで「マシな方」とか評価されていた。正直、ちょっと絵柄に古さを感じるところはあるけど、上述の通り緻密で綺麗で的確なので好きです。「なろう」系コミカライズも本当に千差万別というかレベルの差が激しいですよね… 見ているうちでトップクラスなのは「オーバーロード」「幼女戦記」だと思う。後者は「なろう」発じゃないけど同系web発ということで。「マギクラフト・マイスター」「デスマ」あたりは不満もあるけど丁寧で好きです。「デスマ」のほうは「アルトネリコ」のコミカライズも描いてた人だけど、ファンタジー風景やモンスターは良いけどどうにも人物とくに口元の描き方にずっと違和感がある。「精霊生活」は本当に大好きなのでこれからも頑張っていただきたい。あと「くまクマ熊ベアー」のコミカライズもなかなか丁寧ですね。「異世界のんびり農家」はモノローグがやたら目立つけど、もともと原作がそうなので作風を維持するということで仕方ないのかな。絵は安定してて好きです。
しかしこのコミカライズ類、webで連載しておいて溜まったら出版というのがセオリーなのだけど、その出版社があちこちに分散しているので掲載webも分散しているのが面倒でたまらん。ついでに作品によって月刊だったり週刊だったり。リアル雑誌に掲載してるのもありそうだけどそのあたりはよく解らん。
「本好きの下剋上」のコミカライズ、いつの間にか第二部・第三部が始まっていた。第一部はなかなか丁寧に描いているという評価らしく、第二部も同じ人が描いているのだけど、大長編を丁寧に描いてると進行が遅いので同時に第三部も別の作家で始めたということなのかな。そしてちょっと読んでみたら第三部の冒頭で第二部の最後をいきなり描いていて驚いた。ここ序盤のクライマックスと言っていい箇所ですよね… そして正直、小説書籍版は追いきれてない。いったい全部で何十冊になるんだろうという勢いですし。既刊を並べたら既に「オーバロード」より長くなるんじゃなかろか。いちおう五部構成だけど後になるほど長くなってるしなあ。
しかし小説にせよコミカライズにせよ、改めて読み直してもやっぱり身分制度が明確な社会は怖い。貴族が平民を「無礼討ち」しても何のお咎めも無いというのは本当に辛い。基本はコミカルでのほほんとしていて「いやっふぅ」とか「うふふん」とか言ってるのだけど、時折急に怖い世界が顔を覗かせるから油断ならない。原作をwebで一通り読んでいるからある程度身構えられるけど、読み終えるまでは途中怖くなってしばらく続きが読めないなんてことすらあった。タイトル通り「下剋上」なのでどんどん立場が上がっていくのだけど、どこまで上がってもやっぱり怖いことになるし。でも最終的には大団円でものすごくホッとしました。エンディングというかエピローグでしたっけ、最後の話も大好き。やっぱりトゥーリマジ天使。
「精霊達の楽園と理想の異世界生活」のコミック版7話が公開されました。前回で大量に確保した魚介類を味わうのと、レインの戦闘を試すのと、命の精霊が簡単には呼べない理由とか。あと原作者曰く「すごく効きそうな回復魔法」も。相変わらずベルはカワイイ。
この調子で続けていってほしいところなのだけど、漫画家さんや出版社の告知ツイートへの「いいね」が1桁という事実にいささか戦慄を覚える。微力ながら応援しております… ツイートのタグを見るに、略称は「精霊生活」でいいのかな。
ところで余談ですが、今までずっと「精霊たち」かと思ってたのですが「精霊達」なのですね。今頃ようやく気づいた。タグもずっとそれだったのでまとめて修正いたしました。