「本好きの下剋上」のコミカライズ、いつの間にか第二部・第三部が始まっていた。第一部はなかなか丁寧に描いているという評価らしく、第二部も同じ人が描いているのだけど、大長編を丁寧に描いてると進行が遅いので同時に第三部も別の作家で始めたということなのかな。そしてちょっと読んでみたら第三部の冒頭で第二部の最後をいきなり描いていて驚いた。ここ序盤のクライマックスと言っていい箇所ですよね… そして正直、小説書籍版は追いきれてない。いったい全部で何十冊になるんだろうという勢いですし。既刊を並べたら既に「オーバロード」より長くなるんじゃなかろか。いちおう五部構成だけど後になるほど長くなってるしなあ。
しかし小説にせよコミカライズにせよ、改めて読み直してもやっぱり身分制度が明確な社会は怖い。貴族が平民を「無礼討ち」しても何のお咎めも無いというのは本当に辛い。基本はコミカルでのほほんとしていて「いやっふぅ」とか「うふふん」とか言ってるのだけど、時折急に怖い世界が顔を覗かせるから油断ならない。原作をwebで一通り読んでいるからある程度身構えられるけど、読み終えるまでは途中怖くなってしばらく続きが読めないなんてことすらあった。タイトル通り「下剋上」なのでどんどん立場が上がっていくのだけど、どこまで上がってもやっぱり怖いことになるし。でも最終的には大団円でものすごくホッとしました。エンディングというかエピローグでしたっけ、最後の話も大好き。やっぱりトゥーリマジ天使。
2018/11/07
「本好きの下剋上」コミカライズ
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