相変わらず暇さえあれば「なろう」系を読んでたりしますが、まあ所詮は素人の集まりなので玉石混淆なわけです。非常に魅力的な作がたくさんある一方でそうでない作も散見。特に内容よりまず文体に引っかかってしまう作に出会うと残念感が増してしまう。たとえば句読点を全く打つ気が無いような作とか。コレおそらくほとんど読み直ししてないんだろうなと思う。あふれる想いをぶつけまくった感じはして勢いめいたものも感じなくは無いのだけど、とにかく読みづらい。あと最近見た某作では「!」が多すぎてやたらと暑苦しいというか無駄に圧迫感さえあったりもする。「ふと見るとコソコソ!と逃げようとするのを見つけた!」みたいな、とにかく強調したいところに!を付けまくっていて、全然コソコソしてねえよ!とこちらも付けたくなるぐらい。こういった文体が目についてしまうと、物語の先は気になるのに文章自体からの違和感・不快感が先に立ってしまって読む気を無くしてしまうレベル。
そういう意味では夢中で100話200話も読み通してしまう作にもしばしば出会えるのは幸運だと思います。
愚痴だけじゃなんだから好感のほうも書いておこう。長期連載停止になってる作で続きが読みたいのが「月が導く異世界道中」。転生主人公無双系なんですが周りを固めるキャラ達が魅力的なのです。なんかリアルが大変とかプロット尽きたとか言ってた様な気がする。でも書籍5巻が出たようでそれに伴って該当部分をダイジェスト化することで久々に手が入ったようだし、活動自体は継続していくことを期待。
しかしこの作も出している出版社、他にも多数「なろう」系を出しているのだけど、kindleに出してくれないのである。どうも自社独自に電子書籍を出してるようだけど、それがフィーチャーフォンいわゆるガラケーに限られたサービスのようで、しかも今作に限ると2巻までしか出てないという中途半端ぶり。このへんなんとかならんものか。他の出版社でもkindleに出すけど書籍より1ヶ月遅れとかもあるし、そのぐらいなら待ちますから是非…