chaba log2

2018/11/15

図書館の大魔術師

カテゴリー: 漫画 — タグ: — chaba @ 17:02

「図書館の大魔術師」、突然出会って読んでみた。洋書原作のコミカライズ、なのかな。圧倒されるファンタジー。書物を巡る、少年の挑戦と冒険。とにかく人物も風景も描き込みが緻密で美しい。「なろう」系のようなお気楽チートとは違って様々な困難に直面しますが、周囲に助けられたり自力で立ち向かったりして乗り越えていきます。基本シリアスで熱い話が進行するのだけど、それでいてギャグぽい表情も織り込んで時折笑わせる。あと構図的に映画を思わせる描写がしばしば見られて、見開きでドンと大きく風景をみっしり描いて見せたり、同じ構図で少しだけ変化するような連続コマを見せるのはまさに映像的。そして1巻がまるまる序章というか少年の旅立ちまでという構成になっていて、ものすごく綺麗に終わっている。これ1冊分で長編映画になりそうなぐらい。ていうかむしろ見たい。アニメより実写がいいんじゃないかとすら思う。それに続く2巻は1話完結に近い冒険譚でありつつも今後絡んでくるであろう人物が次々に登場してきて先への期待も思わせる。
そもそもはAmazonのリコメンドで見かけたんだったっけ。2巻の表紙(のサムネ)にぐっと惹かれるものがあって、購入に至りました。1巻のほうが主人公表紙なんだけど、こちらはなんか普通やなと思ったのは余談。本を扱うファンタジーというと「本好きの下剋上」もなかなかでしたが、中身は全く異なるけどシリアスで熱く時折笑える話という面では共通しているかもしれない。とにかく久々にズンと来る話に出会いました。まだ2巻が出たばかりで、次が待ち遠しい。半年後ぐらいには出るのかな…

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