小川一水「天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河」読んだ。ようやく登場の、待ちに待ったシリーズ5巻め。
いちおうネタバレあるので以下伏せます。
小川一水「天冥の標」が面白くて既刊3冊を一気に読んでしまった。面白いっていうかかなり凄惨な話だったりもするんだけど、引き込まれまくり。
既刊3冊は「I・メニーメニーシープ」が上下2冊、「II・救世群」が1冊です。作者氏が「次は3巻」と言ってるので、現行は3巻じゃなくて2巻3冊ということみたい。でその1巻のほうは西暦2800年代、現代地球の延長線上にある惑星開拓先での話。2巻でほとんど現代の地球、それも日本中心の話。かなり時間が飛んでるんだけど、1巻での事件の原点を2巻で追うような流れです。で2巻のほうで後の時代になる1巻で出てくるような用語等がちらほら姿を見せ、やんわりとした繋がりを感じさせます。このへんは大長編モノの醍醐味でしょうか。
全10巻を刊行予定で、この夏に出るという3巻が待ち遠しいところです。だいたい半年ごとの刊行なのかな。となると完結は4年後か…
小川一水というと「時砂の王」で引っ張り込まれて「第6大陸」「老ヴォールの惑星」「復活の地」と立て続けに読んだものでした。それぞれ面白かったのだけど、普段あまり本読まないのに一気に読んだせいかそこらへんで力尽き、しかし久々にまた読んでみたら面白かった次第。
以下ネタバレとアフィリエイト。
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