最近「みんなのうた」60周年ということで、GWでは関連番組の再放送などもやっていた。「山口さんちのツトム君」「メトロポリタン美術館」なんて懐かしくて鼻血出そう。そんな中で私にとって妙に強烈な印象を残しているのが「オランダガン」だった。しかし検索してみても、オランダの癌がどうのという話しかヒットしない。なのでひょっとしてと思って「オランガタン」で検索し直したら正解だった。ここには映像もあった。赤と青の国が川を挟んでいがみ合ってたけど、川の氾濫で一緒になってみんな紫で幸せ、という歌。しかしwikipediaによると続きがあって、結局元通りというオチになっているらしい。なんだか知りたくなかったような気もする真実。
ところで「みんなのうた」はなかなか危険で、年取ると涙腺が緩すぎるのですぐに揺さぶられてぶわっと来てしまう。音楽に聴き惚れて映像に見とれているうちに心根をがっちり掴まれてぶるんぶるんされることがしばしば。アニメも曲調も完全に子供向けな歌でも、オイラがんばるぜーみたいなこと言われただけでグッと来る。ちょっと前に流れていた、乳歯が大人になっていく主を静かに見送る歌もかなり来た。こんな調子なので不意に「みんなのうた」が始まろうとするとチャンネル変えたりすることもあるぐらい。そんな私には小田和正氏による60周年記念曲もかなり危険。コロナ禍を背景にまた会おうよ的な歌だった気がするけど危険すぎてじっくり聞くのを避けている。