「けもフレ2」2話。モノレールで移動した先の竹林でジャイアントパンダとレッサーパンダに出会う。しかし最も重要であるはずの公園跡地?への到着が明示されていないのでどうにも唐突感が否めない。あとさんざん指摘されているけど歩行などのモーションもやや違和感。更には1期でのアライ&フェネックのような追跡フレンズが出てくるのだけど、同じようなことしてるだけでそのあたりもいまいち面白味に欠ける。どうにもこうにも以前と比較しがちになってしまう。かといって1期がいきなり面白くて夢中になったかというとそうでもなかった気はする。1期もどちらかというと愛すべき怪作だったんじゃないかとも思うけど、しかし多くの人のツボをとらえる結果になってのヒットだったのであろう。そこには監督の作家性が最大限に発揮されてこその出来があったからだろうし、その中心人物を廃しての2期というのはやはり無理があったのか。前作へのリスペクトは散見されるのだけど、一方で前作ほどの狂気じみた熱は感じられないのが残念ではある。そんな中で謎の安定感を誇るのが次回予告で、前作だとPPPがアドリブ込みで絡んでいたらしいけど今作ではPPPは初回のみで、アルパカがカフェへの訪問者(今のところ前作登場キャラのみ出ている)とわいわい語ってるという座組なんだろうか。アルパカ好きだし独特の絵柄(だいぶ前にボカロ動画を公開してたミロ氏によるものですね)も好きなのでここは気に入っています。
「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」2話。略称は「ひざうえ」でいいのか。前回同様、引きこもりコミュ障作家と子猫のハートウォーミングすれ違いドラマ。大部分が作家サイドの一人語りで進行して、終盤に猫視点の種明かしというか実情が明かされるというのも同様の構成。クスリと笑えたり切ない思いをさせたりと静かな構成。ただちょっと作画が安定していない気がする。猫の生態や仕草の再現に重点を置いているように見えるのは良いのだけど、人間の描画も丁寧にやってくれたらもっと嬉しいかなあと… とりあえず安心して観ていられる感はあります。
「マナリアフレンズ」1話。なんか絵が綺麗そうだから観てみたら「神撃のバハムート」からのスピンオフらしく、いろいろすっ飛ばして一見さんお断りになってるようにも見える。けどさすがにCygames、作画は美しい。15分枠らしく短いのもむしろ好感かもしれない。あら~、綺麗ね~と観てるだけで良い感じ。いわゆる百合ドラマなんですかね?
「けものフレンズ2」1話。ついに本編開始。新たなるヒトのフレンズ?は睡眠カプセルのような機器で目覚めて朽ち果てた施設から出てサーバルらと出会う。そしてキュルルちゃんと名付けられた。サーバルは「前にもヒトのフレンズと一緒に旅したことがあるみたいだがよく覚えていない」らしい。カルガモやその他のフレンズがちらほら顔を見せつつ進行するが、キュルルが持つスケッチブックに描かれた場所はことごとく朽ちてしまっているという不穏さも漂う。しかしサーバルらの明るさにより陽気に軽く進行するのは先代ゆずり。先代のような異様な熱狂を呼ぶのはなかなか難しいとは思うけど、初回としては悪くないのではないかと思った。CGの出来はかなり向上しているように見えたけど、まあ予算が段違いだろうなとも思う。CM前後に解説が入るのは先代同様だけど、「しんざきおにいさん」じゃなくミライさんによる解説だった。あとBDのCMも入ってたけどニコニコ配信でCM入るのって異例じゃなかろか。
「私に天使が舞い降りた!」1話。「ウザメイド」と同じところが作ったらしい作。と思ってサイト見たら「アニマエール!」もここだったようで、他にも「うまるちゃん」「NEW GAME!」とかいわゆる萌え系をいろいろ手がけている様子。そんな今作は「百合姫」発のようで、「ウザメイド」よりウザさをいささか抜いたような感じの百合萌え系とでも言うのだろうか。少女大好きの引きこもり女性が妹の連れてくる女の子に自作コスプレ衣装を着せたり自作菓子で餌付けしたりする話…なのかもしれない。上述の通り「ウザメイド」よりウザさが薄いのでずいぶん見やすい印象。OPに出てる女の子たちがこれからどんどん増えてくるのだろうか? 天使がいっぱいで大変だな。
ようやく今期もニコニコでアニメ配信が始まったようですが、「転スラ」は1週お休みだったようで14話の有料配信が出たばかりのようです。今期は「ケムリクサ」「けもフレ2」「荒野のコトブキ飛行隊」といった個人的期待作がことごとく無料配信から外れてるようなのでどうしたもんかと。…と思ったら「けもフレ2」は無料配信対象みたいだった。ただし初回は#0として直前特集とかのようですが。
というわけで「けもフレ2」0話。サーバルでお馴染み尾崎氏が動物園に行ってサーバルほかと会う序盤と、尾崎氏ほかのキャスト陣によるコメントをいろいろ織り交ぜての新作への意気込みと。なんだか一時期声が出なくなったことがあったとかで、心因性のものだったんだろうか。それでも仲間たちの協力で乗り越えてきたということで期待させます。正直たつき監督のゴタゴタでの悪い印象が消えることはないしいろいろ不安もありますが、ともかく次回からを見守るとしましょう。