『私の心はおじさんである』、とりあえずカクヨム掲載分は読んだ。心を閉ざし気味に生きてきた40代の独身サラリーマン男性が、寝て起きたら銀髪巨乳のダークエルフになってファンタジーな森にいたという転生だか転移だかという話。超強力な魔法が使えて肉体もやたら頑丈で怪力というチートなのだけど、なにしろ平和な日本で喧嘩もしたことない人生だったので「突然の暴力」に対処できない。典型的なのが移動中に野盗の襲撃を受けたときで、パーティメンバーはさっと対処に動くけど咄嗟に動けずにいたら額に何かコンとぶつかるモノがあって見たら矢だったとか。他にも首を切りつけられても何かぶつかった程度にしか感じなかったり、魔物に腕を噛みつかれても食いちぎられずむしろ魔法の発動起点にして頭を吹き飛ばしたりとか。そんな頑丈チートなので、まだ物理的な傷を負ったことが無いんじゃないのかな。おそらく動体視力もチートになってるので、ちゃんと剣術とか習得すればそっちでも大成しそうだけど、魔法は習って覚えようとするけど物理戦闘はあまり好まないというか普通に殴るだけで無双はしてたり。もともと気が小さいのもあって日本でも争い事は好まずにいろいろ回避してきた人生だったので、異世界でも穏やかに生きたいんだけどそうもいかずにいろいろ巻き込まれてしまう珍道中といった感じ。書籍版も出ていて、主人公のイラストがなかなか美麗で好感です。コミカライズも進行中でしたっけ。
2023/07/05
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