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2019/06/20

元・世界1位のサブキャラ育成日記

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 10:11

元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~」、略称は「セカサブ」らしい。リアル化したゲーム世界に入り込んでしまった系ですが、育てきったメインキャラでなく全然育成してないサブキャラでゼロからのスタート、しかし各種攻略や効率的な育成を把握しているのでそれらによりどんどん強化してのし上がるといった話。剣術や魔法といったカテゴリーごとに年2回の競技会があって、それに勝利することでタイトルを獲得。それを総ナメにすることで「世界1位」を名乗っていたのだけど、上位キャラがまとめてクラッキングに遭ってデータロスト、そのことに絶望して自殺したらサブキャラとしてゲーム内世界に入っていたという流れで始まります。とにかくゲームに人生かけていた主人公なのであらゆる攻略情報を把握しており、再び世界1位に立つべく異常な速度で強化や金策を成し遂げていきます。そうなると様々な悪意や欲望や陰謀にぶつかるのだけど、それらも片っ端から叩き潰していくのがなんとも痛快。主人公がいわゆる「俺様キャラ」なのも痛快感に拍車をかけている印象。アバター作成時にも課金により超絶美形になっちゃってるようだし。
そして当たり前のように同行する女性陣がどんどん加わって、真面目すぎて騎士団で浮いていたシルビア、才能の偏りと獣人差別で苦悩していたエコ、ダークエルフとして差別され暗殺者をやっていたユカリというそれぞれ過去ある3人衆。それぞれのステータスから適正を見抜いて、彼女らも素晴らしく活躍できるよう育成するのもまた痛快。そしてエコ可愛い。小柄な猫獣人というと「なろう」系では「デスマ」のタマがいるけど、タマよりもっとアホっぽいというか能天気さ・元気さが強調されている感じ。「しるびあ、すごい!」とかひらがなで語るのも元々獣人語だったのを共通語で語っているたどたどしさを表現しているらしいけど。こういう天真爛漫で元気で可愛いキャラというとまさに「精霊生活」のベルとかが連想されるのだけど、こういったキャラに私は弱いようです。書籍も2巻まで出ているけど、何が楽しみってエコのイラストだったりするものな。小柄な可愛い猫獣人だけど、主人公による育成でパーティの盾としてめきめき成長して活躍してみせるのがなんとも頼もしい。これから書籍でもどんどん世界が広がってキャラも増えていきます。2巻の最後では次なる新キャラ登場をにおわせていますが、なかなかそいつも強烈です。そいつも早くイラストが見たい。
漫画版もComicWalkerに掲載されてました。無料掲載分がちと途切れてるけど。単行本出るほどはまだ溜まってないみたいだな。作画の質も高いように思うし、シリアスもあるけどコミカルも多めな作だから、漫画も映えるように思う。

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