「精霊生活」のコミック10話が公開。前回、自分の万能道具により精霊に危害を加えてしまうのでは、と焦った裕太とそれへのシルフィの対処。そして畑作りを目指して3人目の大精霊、ノモス登場。書籍版イラストそのまんまのノモスですが、ここから次の精霊となるドリー登場はもうしばらくかかるなあ。更にその先のイフは果てしなく遠い。書籍版だと1巻でドリーまではビジュアルが出てますが、イフが出るには何巻まで待てばいいのだろう。出たら買いますのでよろしくお願いします。とりあえずドリーも早くコミックに出てほしいし、ベルたちとのファーストコンタクトの場面も割と好きなので早く見たい。
掲載サイトが変わって無料公開ポリシーがどうなるのか不明でしたが、2/12までの1週間限定で無料公開してくれるみたいです。これで10話、単行本1巻が確か5話だったので2巻分に…と思ったけど今回妙にページ数が少ないような気もする。これで掲載頻度が上がってくれるなら嬉しいのだけど、「毎月第1火曜更新」となってるのは変わらないものな。
ところで書籍版もコミック版も、Kindle版だと画像付きリンクが貼れないのは何故? なので下記は両方とも物理本のリンクになってます。
「日本国召喚」、とりあえず「なろう」掲載分は読んだ。ついでに作者webサイト掲載分も読んだ。この方、「なろう」の前にまず自サイトに掲載して、そこからいくらか校正を入れてから「なろう」に転載してるみたいです。なので自サイトのほうが若干先行している感じ。「なろう」側の数話ぶんぐらいだろうか。そして書籍になるとまた大幅に加筆しているようで、いろんなエピソードが加わっていて興味深い。書籍版は現在4巻まで出ていてそれらも全部読んだのだけど、現在web掲載分でもまだ5巻の分量には満たないように思うので先が気になるところです。しかし1/12分を最後に停まってる。
書籍版になっていろいろ細かいエピソードを追加しても、まだまだ足りないというか多くの国や民族を出しておきながらメインストーリーがものすごい勢いで通り過ぎていってしまうので、いくらでも掘り下げられそうな気がする。最初に国交を結ぶ食料国と資源国とか、ショートエピソードではちらりと触れられているけど、本格的な長編でもガンガン行けそうな気がするぐらい。日本の技術支援で農業や採掘を飛躍的に発展させる話とかどうでしょうか。ていうか見たい。
同じく「なろう」発の「マギクラフト・マイスター」、漫画3巻が出ていた。既にweb連載で読んでいたものもあったけど、蓬莱島で活動が始まったりビーナと出会ったりするあたりです。蓬莱島で再起動させた5色メイドをアイドルグループみたいな扱いで出したりとか、原作に無いようなコミカルな萌え要素がちらほら入ってくるのがちょっと楽しい。
また「なろう」系webコミックサイトとして「精霊生活」なども掲載している「デンシバーズ」改め「comicブースト」ですが、基本的に有料閲覧になったみたい? 前サイトでも最初の方と最新話は無料だったのだけど、今は最初のほうだけ無料になってるようで、それら以外は最新話も含めて有料のようです。なかなかwebコミックも経営が難しいという話も聞いた気がするので大変だとは思うけど、気軽に閲覧できないのは残念。とりあえず「精霊生活」2巻を早くよろしくお願いします。コミックも書籍版も。
「マギクラフト・マイスター」、何故かコミックのアフィリエイトが画像つきで貼れない… ので下記は書籍版です。
「なろう」掲載作の「日本国召還」を読んでいる。以前から気になってはいたのだけど、コミカライズをちらりと見かけたのを機に読んでみた。まだ掲載分を読み切ってないけどとりあえず一段落ぽいところまでは読んだ。書籍版の3巻あたりか? タイトル通りに日本が丸ごと異世界に行ってしまうという話で、隣接地に大農業国と大資源国があったのでとりあえず友好関係を結び、その農業国が軍事国に侵攻されたので生命線を守るために自衛隊出動…といった感じでどんどん軍事発展していく。とにかく弱肉強食の軍事侵攻が当たり前の殺伐とした世界で、攻め込んだ先では暴虐の限りが尽くされる。いわゆる「男は殺され、女は犯され」を地でいく感じ。これがまあ「ゴブリンスレイヤー」や「オーバーロード」みたいにじっくりしっかりと凄惨な状況を描くわけではなく、比較的あっさりというかかなり早い展開で進行します。多くの戦場では圧倒的な戦力差で敗者が潰されていく展開で、軍事国家が大蹂躙を開始したつもりだったけど居合わせた自衛隊に潰されたり、介入した自衛隊に壊滅されたりという展開が多々だったりもする。日本人を虐殺してみせるシーンもあって、さすがにそれは怒りを買うわ。まあでも逆襲できる力があったのは幸運なのかもしれない… 独特なのは日本以外にも国単位で転移しているところがあることで、それどころか日本自身も過去に転移していたらしいというところ。なので現在は文明発展度のアドバンテージで圧勝しているけどそのうち日本を超えるテクノロジー国家が出てくることもあるんじゃないかみたいな怖さもある。ついでに人間同士だけじゃなくて魔物や魔王といった存在も出てくる。しかしとにかく展開が早くて、しかもそれがだいたい蹂躙戦だったりするので、なかなか心理ストレスが大きいというかいささかくたびれる。「オーバーロード」のワーカー蹂躙とか大規模戦とかをずっとやってるような感じさえある。「オーバーロード」だったらもっとやられる側の背景をじっくり描いて見せてやられる衝撃を増幅させてきそうなものだけどそういうのが比較的あっさり。書籍3巻分でも「オーバーロード」だったらその数倍になってるんじゃないかという進行度かもしれない。とにかくまあ面白いのですけどいろいろ疲れる話でもある。国や地域が次々に出てくるので脳内地図が全然整ってないのも困る。それぞれの国でいくらでもサブエピソード作れそうだけど、とにかく先を急いでいるような印象すらあるぐらいどんどん進行してどんどん世界が広がってる感じ。
コミカライズ1巻を買って読んでみました。Amazonでの評価はわりと低めだったけど、それは絵柄や作風が今風でないことによるもののようで、読んだ感じは悪くないと思った。むしろ今風じゃないタッチが転移先世界の前時代感を出しているようにも思える。ファンタジーを描くのには手慣れているようにも見えるので個人的には好感です。残虐感もしっかりと、しつこくない程度に描かれている。
「精霊生活」webコミック版の9話が公開されてた。ディーネの協力により水場を作って、そこから畑を作ろうかとするあたり。そろそろノモスが登場しそうだけどドリーはもうちょっと先か。イフの登場はまだまだ遠い… そしてwebサイトがリニューアルするみたいです。
ツイート貼ったついでに見かけた素敵漫画も。この方、こういう素晴らしいショートコミックをしばしば上げてくれるのです。
「精霊生活」こと「精霊達の楽園と理想の異世界生活」のコミカライズ8話が公開されてました。岩ブロックで区画を囲み、楽園構築への第一歩。今回ちょっとベルらの出番が少なかったのが寂しい。なんか「大好評につきコミック1巻重版決定!」なんて書いてあるんですが本当ですか!? これで順調に続刊が出てくれれば良いなあ。
「図書館の大魔術師」、突然出会って読んでみた。洋書原作のコミカライズ、なのかな。圧倒されるファンタジー。書物を巡る、少年の挑戦と冒険。とにかく人物も風景も描き込みが緻密で美しい。「なろう」系のようなお気楽チートとは違って様々な困難に直面しますが、周囲に助けられたり自力で立ち向かったりして乗り越えていきます。基本シリアスで熱い話が進行するのだけど、それでいてギャグぽい表情も織り込んで時折笑わせる。あと構図的に映画を思わせる描写がしばしば見られて、見開きでドンと大きく風景をみっしり描いて見せたり、同じ構図で少しだけ変化するような連続コマを見せるのはまさに映像的。そして1巻がまるまる序章というか少年の旅立ちまでという構成になっていて、ものすごく綺麗に終わっている。これ1冊分で長編映画になりそうなぐらい。ていうかむしろ見たい。アニメより実写がいいんじゃないかとすら思う。それに続く2巻は1話完結に近い冒険譚でありつつも今後絡んでくるであろう人物が次々に登場してきて先への期待も思わせる。
そもそもはAmazonのリコメンドで見かけたんだったっけ。2巻の表紙(のサムネ)にぐっと惹かれるものがあって、購入に至りました。1巻のほうが主人公表紙なんだけど、こちらはなんか普通やなと思ったのは余談。本を扱うファンタジーというと「本好きの下剋上」もなかなかでしたが、中身は全く異なるけどシリアスで熱く時折笑える話という面では共通しているかもしれない。とにかく久々にズンと来る話に出会いました。まだ2巻が出たばかりで、次が待ち遠しい。半年後ぐらいには出るのかな…
「転スラ」6話。キーキャラの1人であるシズさん登場。CVは花守ゆみり氏だったのか。「ゆるキャン」なでしこ、「オーバーロード」イビルアイといったわりと気になる役をやってる人である。「メルクストーリア」トトもやってるけど、わりとどうでもいい。しかし相変わらずというかゆったりじっくり感のある進行で、次回ようやくイフリートが登場するみたいです。コミックを読み返してみたらこのあたりまでで2巻、さらにようやく3巻でベニマルらが登場する模様。6話でコミック2巻足らずということは2クール24話としてコミック7〜8巻あたりまでってことでしょうか? まあいろいろ整理しつつだとは思うが。それにしてもこのコミック、絵柄が独特である。緻密でどこかハイファンタジーぽいというか、萌え絵の要素も取り込みつつ洋風な風味が漂う。アニメ版のキャラデザインがコミック版とだいぶ違うのが残念に思ったぐらい。この絵柄を活かしたアニメができればとも思ったけど難しいのかもしれない。
「月が導く異世界道中」、もともと「なろう」に連載していたけど出版に関するアレコレで移籍しちゃったので素直に応援しづらいのが残念な作ですが、コミックの5巻が出てました。相変わらずじっくり進行しているのですが、漫画は緻密で綺麗で安定しています。内容的には2人の勇者の紹介が中心といったところですが、主人公と出会うのはまだ先。そして胸糞勇者こと智樹のほう、ちょっと同情を買うような過去とか相方となる王女リリの黒さ(「オーバーロード」のラナ王女みたいに狂気と知性を抱えているけどもっと黒いほうに振り切れてる)とかがありありと出ている感じで、いささか原作と印象が違う。外観ももっと派手なイメージだったけど、わりと落ち着いたイケメン青年なビジュアルに。もうひとりの勇者、先輩こと響のほうはこちらも外観イメージがちと思ってたのと違った。もっと短髪で活動的な体育会系の外観をイメージしてたけど、黒髪ストレートロングの正統派美少女だった。まあ生徒会長やってたというからそれには合う感じだろうか。しかし私の外観イメージというのもわりと勝手なところがあって、同作で主人公の側に仕える澪も、こちらは黒髪ロングのイメージだったのに書籍版イラストでは短髪でアレ?と思った記憶がある。しかし後から読み返すとしっかり本文にオカッパと明記されてるので、勝手なイメージが先行してた模様。なので響に関しても同様かもしれない。外観でいうと主人公の転移前の周囲の人物がたくさん回想で出てきて、そのあたりもなかなか興味深かった。このへんは綺麗で安定した作画なのが助かります。ついでに言うと澪の眷属のアルケーが人間化した姿がわりと好き。外観も好きだけど、出番が多かった4巻を読み返してみたら言葉が拙いけど頑張って説明してドヤ顔するあたりもカワイイ。あと巴の分体として活動するコモエもまだ出てないですかね?(後日追記:読み返してみたら1巻から登場してた…) 1号はちょっと悲しいことになるけど2号はわりと活躍するので早く見たい。1号の悲劇を見るのは辛いけど。この5巻では主人公が世話になる大商人のえげつない過去をわりとしっかり描くのだけど、そういった苛烈なシーンも結構あるのよねこの作は。そんなわけで今後も期待してますので今後もどんどん進行してくださいませ。
…とか言ってたらこちらで「マシな方」とか評価されていた。正直、ちょっと絵柄に古さを感じるところはあるけど、上述の通り緻密で綺麗で的確なので好きです。「なろう」系コミカライズも本当に千差万別というかレベルの差が激しいですよね… 見ているうちでトップクラスなのは「オーバーロード」「幼女戦記」だと思う。後者は「なろう」発じゃないけど同系web発ということで。「マギクラフト・マイスター」「デスマ」あたりは不満もあるけど丁寧で好きです。「デスマ」のほうは「アルトネリコ」のコミカライズも描いてた人だけど、ファンタジー風景やモンスターは良いけどどうにも人物とくに口元の描き方にずっと違和感がある。「精霊生活」は本当に大好きなのでこれからも頑張っていただきたい。あと「くまクマ熊ベアー」のコミカライズもなかなか丁寧ですね。「異世界のんびり農家」はモノローグがやたら目立つけど、もともと原作がそうなので作風を維持するということで仕方ないのかな。絵は安定してて好きです。
しかしこのコミカライズ類、webで連載しておいて溜まったら出版というのがセオリーなのだけど、その出版社があちこちに分散しているので掲載webも分散しているのが面倒でたまらん。ついでに作品によって月刊だったり週刊だったり。リアル雑誌に掲載してるのもありそうだけどそのあたりはよく解らん。
「本好きの下剋上」のコミカライズ、いつの間にか第二部・第三部が始まっていた。第一部はなかなか丁寧に描いているという評価らしく、第二部も同じ人が描いているのだけど、大長編を丁寧に描いてると進行が遅いので同時に第三部も別の作家で始めたということなのかな。そしてちょっと読んでみたら第三部の冒頭で第二部の最後をいきなり描いていて驚いた。ここ序盤のクライマックスと言っていい箇所ですよね… そして正直、小説書籍版は追いきれてない。いったい全部で何十冊になるんだろうという勢いですし。既刊を並べたら既に「オーバロード」より長くなるんじゃなかろか。いちおう五部構成だけど後になるほど長くなってるしなあ。
しかし小説にせよコミカライズにせよ、改めて読み直してもやっぱり身分制度が明確な社会は怖い。貴族が平民を「無礼討ち」しても何のお咎めも無いというのは本当に辛い。基本はコミカルでのほほんとしていて「いやっふぅ」とか「うふふん」とか言ってるのだけど、時折急に怖い世界が顔を覗かせるから油断ならない。原作をwebで一通り読んでいるからある程度身構えられるけど、読み終えるまでは途中怖くなってしばらく続きが読めないなんてことすらあった。タイトル通り「下剋上」なのでどんどん立場が上がっていくのだけど、どこまで上がってもやっぱり怖いことになるし。でも最終的には大団円でものすごくホッとしました。エンディングというかエピローグでしたっけ、最後の話も大好き。やっぱりトゥーリマジ天使。
「ゆうべはお楽しみでしたね」、何故か以前に1巻だけ買って放置してたのをKindleライブラリで見つけたので読んでみたら面白かったのでとりあえず3巻まで買って読んだ。
「DQX」のプレイヤー同士がシェアハウスしようとなって実際会ってみたら異性だった、けどそのままシェアハウス開始というラブコメ。家主である男はプクリポ♀(小さくてカワイイ)、同居に入り込んでくる女性はオーガ♂(大柄でいかつい)というゲーム内外で性別外観が逆転してる関係。しかも男のほうはコミュ障気味のオタクで、女のほうはギャルメイク(スッピンも可愛い)なリア充というから大変だ。3巻の段階では互いに意識し始めているといった様相でまだ恋愛状態ではない。タイトルは初代DQの宿屋親父の有名なセリフだけど、まだその状態には至ってないというか「お楽しみ」はゲームをやってる状態ではある。
独特なのはこれスクエニ系の出版社なんですかね、「DQX」以外にも「DQビルダーズ」やら「すばらしきこのせかい」といったスクエニタイトルははっきり名前が出てくるのだけど、それ以外だと「モンスターをみんなで狩るアレ」といった感じで明言はしないのがちょっと面白い。あと「DQX」独特なのはゲーム内チャットにおいてアバターの顔に吹き出しが出るので、漫画内でもそれを再現しているところ。なのでオフ会になってもリアル人物の顔にアバター顔を重ねるという描写でゲーム内外の人物を一致させるという技を見せる。ただし性別体型がかなり錯綜してバラバラなのでそのへんの混乱を招くというネタでもある。
DQを始めとするゲームネタもいろいろ会話の中に織り交ぜてくるし、女の男への容赦ないツッコミが楽しいし、今後は恋愛方面もいろいろ発展するんですかね。