「精霊生活」コミック17話が公開されてました。ドリーが連れてきた子狐にタマモと命名して契約に至る。妖弧でなく善弧となる願いを込めて。そのモフモフに既存精霊達も夢中に。野菜収穫も間近に控え、さらなる土壌改良のためにいよいよシルフィと契約することに? タマモも加わって精霊が出そろってきたけど、あと残るイフ&フレアはまただいぶ先ですよねえ…
狐獣人とか子狐もこの手の話では定番ですかね。まあ犬猫狼あたりが最もメジャーでその次ぐらいに出てくる感じでしょうか。「異世界のんびり農家」6巻でもヨウコ&ヒトエの九尾狐親子が出てきて、だいたいイメージ通りのイラストが出てきてなんだか嬉しかった。子猫たちと戯れるヒトエを漫画で早く見たい。こちらの作では村の発展とともに村長がどんどん子供も作るので、正直web版では誰が誰の子なのかいまいち把握してなかったけど、書籍版でゆっくり読んでくるととりあえずアルフレートとティゼルは覚えた気がする。村長、嫁たくさん子だくさんだけど、それぞれの子を気にかけて大事にしてるんですよね。猫の子が産まれたらそっちを可愛がってるとか言われたりもするけど。いつの間にか村に紛れていたウルザも我が子として大事にしてるし。そういえばウルザって書籍版ではもう出てきてるんだっけ? どうもビジュアルの印象が無い。ってヒトエの登場シーンに出てたわ。とにかく元気が有り余っている暴れん坊の女の子というイメージだけど外観出たっけな?
「陰の実力者になりたくて!」とりあえずweb版掲載分は読んだ。先日の「ラノベ総選挙2019」でトップになってた作ですね。書籍と漫画の1巻も買ってみた。書籍は3巻まで出ているけど、3巻あたりからweb版とは話が変わるらしい。
タイトル通りに主人公が「陰の実力者」を目指す話です。英雄の活躍を裏からこっそりフォローするとかいった陰の立場に前世から憧れていて、いろいろ鍛えたり研究したりしたんだけどなかなか思うような境地に到達できなくてだんだん狂気じみていって、最終的にはトラックに突っ込んで死亡、そして魔法のある世界に転生する。転生したら前世そのままの調子で幼い頃から鍛錬と研究を重ね、しかし表だっては目立たないようにして超人的な戦闘能力を身につける。しかし中身は中二病のまま。同士を集めて「陰の実力者」ごっこを楽しんでいるつもりだが、周囲は敵も味方もシリアスな戦いになっていくという展開。本人は全然解ってないけど解ったフリをしてるだけで部下達が「凄い」「素晴らしい」と褒め称えるのは「オーバーロード」ぽいところもあるけど、アインズ様と違うのはこちらの主人公はいまいち現実を把握してないっぽいあたりか。今後どうなるんでしょうね。書籍版だと展開が異なるというのも気になるところ。最近「なろう」を読んでいてもどうにも読みづらい作(文意が把握できなかったり用語の使い方がおかしかったり)に出くわすことが多くて困ることもあるのですが、コレは読みやすく面白いです。
【次ヒットする作品はこれだ!】新作ラノベ総選挙2019の結果発表! 1位は 「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」
「ラノベ総選挙」とかあったらしい。表題にもなってる「真の仲間じゃないと…」は「なろう」で読んだけど、最近この手の追い出され系ってしばしば見かけますね。役立たずとして追い出されたけど実はパーティ内で重要な役割を持っていて、追放後のパーティがどうにもうまくいかなくなるとかいうやつ。この作の場合は妹が勇者としてパーティにいるのだけど追放された兄を追いかけてきて、追放した側といろいろ揉めるんでしたかね。書籍版は買ってないけど、イラストの「やすも」氏は「異世界のんびり農家」も担当してたけど独特のタッチが結構好きです。このイラストで売れての首位なんじゃないかとも思う。
上記は文庫部門だけど新文芸・ブックス部門もあったようで、こちらの4位に「リアデイルの大地にて」、6位に「航宙軍士官、冒険者になる」がランクインしてた。両方とも大好きな作ですが、前者は既にいろいろ述べたので後者について。タイトル通りに宇宙軍隊の兵士が冒険者になるもので、SFとファンタジーの融合というか、ファンタジー世界で主人公がSFのテクノロジーで無双する話です。そもそも何故SFとファンタジーが出会ってしまうのかというと広い宇宙で敵性生物「バグス」に対抗してる帝国がベースにあって、辺境宇宙でまだバグスに侵略されていない・抵抗の技術が無い人類文明を探し出しては帝国に取り込んでいるという舞台背景があります。何故そんな辺境宇宙にまで人類が文明発展も無く行き渡っているのかは「太古の昔に何者かがばらまいたのではないか」とか推測が提示される程度。そんな中でバグスの拠点を探索していた宇宙艦の1つがワープ中のトラブルで未知空域に放り出され、その中で唯一生き残った主人公が墜落寸前の惑星に不時着して生き延びるための冒険を始めるという話。体内に分散したナノマシンでいろいろチートをやってくれます。普通に職業兵士なので戦闘能力が高いのはもちろん、救助したお嬢様の欠損した手足を復活させてみたり、魔法を分析して使えるようにしたりとか。コミカライズもされているのだけど、なかなか緻密なタッチでSFの艦船やファンタジーなモンスターなども描写が適切で好感あります。映像化したらなかなか見栄えしそうだし見てみたい気はあるけど、きっちり描き込まれないと悲惨なことになりそうでうかつにアニメ化とかされるのは怖い。webの原作進行も書籍化とかに注力してるのか停滞気味ですね。8/30に書籍3巻が出るそうな。こちらもとりあえず今後を期待。
「城落としとサバイバル」、web掲載分をだいたい読みました。「リアデイルの大地にて」作者によるもので、VRMMOなゲーム世界の話だけどこちらは「リアデイル」と違って普通にログアウトできます。リアル日常生活も出てくる。ただしその日常があまり普通ではない。正直なところ全貌をしっかり把握できているとは思えないのだけど、主人公は軍に所属していたり謎の義家族構成だったり。世間はなんだか不穏な感じもしてますし。まあそれでものほほんといた異世界探訪が主体なのは「リアデイル」と共通しています。
それはさておき、この主人公がゲーム内でいろいろ異質なプレイヤーとして名を馳せるのがだいたい話の主軸になっています。ソロプレイなのにペットをどんどん増やしていって、しかもそれらがスライム・アラクネ・キメラ・コカトリスという異質な構成。皆マスターである主人公を非常に慕っていて、唯一人間語を話せるアラクネのシラヒメ(雌なのです)は「オトウサマ」と呼ぶぐらい。その慕う様子は「精霊生活」のベルたちみたいで可愛いのだけど、スキンシップでは蜘蛛脚でがっちりホールドされてたりするのは見るとギョッとするかも。それでも最近読んだところではドロップアイテムのネコミミカチューシャを装備などしてて、コレは早くビジュアルを見てみたい。でも当初は白い蜘蛛の姿で、人間体が追加されるアラクネ形態になるのはしばらくしてからなのですよね。書籍化されても登場は何巻になることやら。「リアデイル」の続刊もだけどこちらの書籍化も大いに期待しております。
「元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~」、略称は「セカサブ」らしい。リアル化したゲーム世界に入り込んでしまった系ですが、育てきったメインキャラでなく全然育成してないサブキャラでゼロからのスタート、しかし各種攻略や効率的な育成を把握しているのでそれらによりどんどん強化してのし上がるといった話。剣術や魔法といったカテゴリーごとに年2回の競技会があって、それに勝利することでタイトルを獲得。それを総ナメにすることで「世界1位」を名乗っていたのだけど、上位キャラがまとめてクラッキングに遭ってデータロスト、そのことに絶望して自殺したらサブキャラとしてゲーム内世界に入っていたという流れで始まります。とにかくゲームに人生かけていた主人公なのであらゆる攻略情報を把握しており、再び世界1位に立つべく異常な速度で強化や金策を成し遂げていきます。そうなると様々な悪意や欲望や陰謀にぶつかるのだけど、それらも片っ端から叩き潰していくのがなんとも痛快。主人公がいわゆる「俺様キャラ」なのも痛快感に拍車をかけている印象。アバター作成時にも課金により超絶美形になっちゃってるようだし。
そして当たり前のように同行する女性陣がどんどん加わって、真面目すぎて騎士団で浮いていたシルビア、才能の偏りと獣人差別で苦悩していたエコ、ダークエルフとして差別され暗殺者をやっていたユカリというそれぞれ過去ある3人衆。それぞれのステータスから適正を見抜いて、彼女らも素晴らしく活躍できるよう育成するのもまた痛快。そしてエコ可愛い。小柄な猫獣人というと「なろう」系では「デスマ」のタマがいるけど、タマよりもっとアホっぽいというか能天気さ・元気さが強調されている感じ。「しるびあ、すごい!」とかひらがなで語るのも元々獣人語だったのを共通語で語っているたどたどしさを表現しているらしいけど。こういう天真爛漫で元気で可愛いキャラというとまさに「精霊生活」のベルとかが連想されるのだけど、こういったキャラに私は弱いようです。書籍も2巻まで出ているけど、何が楽しみってエコのイラストだったりするものな。小柄な可愛い猫獣人だけど、主人公による育成でパーティの盾としてめきめき成長して活躍してみせるのがなんとも頼もしい。これから書籍でもどんどん世界が広がってキャラも増えていきます。2巻の最後では次なる新キャラ登場をにおわせていますが、なかなかそいつも強烈です。そいつも早くイラストが見たい。
漫画版もComicWalkerに掲載されてました。無料掲載分がちと途切れてるけど。単行本出るほどはまだ溜まってないみたいだな。作画の質も高いように思うし、シリアスもあるけどコミカルも多めな作だから、漫画も映えるように思う。
「リアデイルの大地にて」2巻が出ていました。VRMMOゲーム世界がリアルになっちゃった系の草分け的存在なんでしょうか、「なろう」掲載作でも古株みたいですが、最近になってようやく書籍化されてます。というかその書籍化の話題で私も初めて知ったのですが、知ってからはお気に入りの1つです。主人公はゲーム中では「超越者」などと呼ばれる最上級プレイヤーだった(諸事情によりゲームに入り浸っていた)ようで、その能力そのままに無双ぶりが堪能できます。次々に降りかかる障害が障害になってない感じ。なのでシリアス要素が無いわけではないけど、かなり気楽な作風が好感です。1巻では出てこなかった他のプレイヤーたちもちらほら登場してきて、web版にはいなかった追加キャラも登場してますます賑やかに。次巻が待ち遠しい。
なんとCMもあった! 「賢者の孫」とかのTV放映で挟まれるみたい。ナレーションは悠木碧氏、これはアニメ化するなら主役ケーナを悠木氏に任せるということも見込んでなのだろうか。まあどんな役でもこなせる人だから信頼感はありますね。でも2巻分では1クールに足りない気もするから3巻が出てからかなあ、とか勝手な妄想してみる。まあでも「なろう」系の乱発にも食傷気味ではありますね…粗製乱造感すら感じてしまうこともあるし。
そしてコミカライズやらないのかなと思ったら7月から開始みたい。ノリが軽い作風なので漫画にも向いてるんじゃないでしょうか。こちらも楽しみです。
「精霊生活」こと「精霊達の楽園と理想の異世界生活」、書籍版2巻が出てました。無事購入。前巻はシルフィと契約するところまでだったけど、今回その契約により飛べるようになった裕太が人間の街へ。そこではお約束のような騒動がギルドで巻き起こり、馴染みの宿屋ができたりダンジョン探索に行ってみたり、商人と知り合いになったり弟子を取ったり。一気に人間の知り合いが増えた巻ではあったけどあまり人間のビジュアルが出てきてないのがなんだか独特。出てきたのは裕太に絡んで逆にやられちゃう冒険者たちぐらい? あ、弟子3人は出てるか。訳あり没落令嬢っぽいサラと、獣人兄妹のマルコ&キッカ。こちらはなかなか可愛いビジュアルが出てるのだけど、しかしそういえばサラの出自はまだweb連載でも明らかになってないな。ここからまだどんどんキャラが増えているのでそれどころじゃないのかもしれない。今回も弟子たちはもちろん精霊達のイラストも可愛かったのですが、特に書籍冒頭に挟まれているカラーイラスト、宝箱を開ける裕太とその周囲に顔を寄せ合うようにして覗き込むベルたち精霊のイラストがとてもお気に入り。可愛い精霊達を引き連れて冒険してる感じが、作品世界を象徴しているように思います。人間たちでいうと宿屋ファミリーや残念美人商人マリーさんらがビジュアル出てない。ギルドマスターとかは次巻で出るのかな。
とりあえずギルドと対立してしまうシーンでは「主人公性格悪い感じで申し訳ない」とか作者も言ってた気がするが、さんざん嫌がらせを受けているのでやり返すぶんにはむしろスッキリします。次巻以降に持ち越しになったギルドマスターとの正面切っての対決シーンはわりと好きで、web版で何度か読み返しているぐらい。このシーンも漫画で早く読んでみてみたいところだけど、いつになるんですかね。今ちょっと書籍1巻を見てみると、ベルたちがドリーのところへ訪問するのが半分ちょっと越えたあたりなので書籍1巻で漫画4巻弱ぐらい要することに? まだ先は長いな… そしてイフ&フレアが出るのは書籍でも何巻になるのか。待ち遠しいけど全力で応援しますので刊行頑張っていただきたい。
「デスマ」書籍16巻を読んだ。web版の基本的な流れは踏襲しているけど、細部がだいぶ違う。とりあえずweb版では全滅していたナナの姉妹たちと再会合流してるし。ラストにはミトもちらりと顔を見せる。それにしてもアニメもあったけどやっぱりこの書籍版イラストのビジュアルイメージが強いかなあ。アニメももう少し構成を細工してくれればもっと盛り上がって印象強くなったのかもしれないが。ポチタマが可愛かったのと主人公がやたらとグルメレポートしてたことぐらいしか覚えてない。
そして「異世界に来たみたいだけど如何すれば良いのだろう」の書籍5巻もいつの間にか出ていたので読んだ。こちらも転移チートものではあるんですが、チートがわりと控えめというか主人公ひとりで楽勝無双するほど強いわけでもないのですね。しっかりメンバーの特性を掴んでパーティプレイで狩りをするあたりが独特。そして知識チートなどで成り上がってしまい、貴族となって領地も任されるけど寄親となってもらった上位貴族を介して国政の一大事にも関わることに。そのあたりの政治的な思考とか、為政者としての覚悟みたいな話も出てきて何気に重厚になったりもする。…ていうか4巻からしばらく間が空いていたのでどうなってたのか思い出すのに時間がかかった。そしてweb版のほうも昨年末あたりに停まってからしばらくそのままなのですね。結構気になるところで停まっているので早く続きが読みたいのだけど、作者氏の本業が忙しいらしいしなんか体調を崩したりもしてたみたい。どうぞご自愛ください… 気長に待ちます…
あとコレのコミック版もあったけど急に更新が停まっていて、なんだろうと思ったらどうも作画担当氏も体調崩していたらしい? そこから復調したとは聞いた気がするけど、まだ連載復活はしてないみたいです。このコミック版はかなり絵が綺麗で好感なので、こちらも続きが読みたいです。
これも「なろう」掲載作なんですが「お人好しが異世界で一旗揚げますん」がwebで完結してました。なんだかあっという間に走り去ってしまったような印象。こちらはわかり易すぎるほどに分かりやすいチート無双もので、世間知らずな暴走に周りが振り回されまくる話です。そのパワーと善性で建国までしちゃって後の展開はだいたい想像付くよね、というところで終わってました。こちらも書籍版としては現在2巻まで出てます。イラストは綺麗だけどちょっとクセもある感じ。嫌いじゃないですけど。
ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記(アウタラグナ)、web版を読み終えました。とりあえず書籍版も買ってみた。長いタイトルで略称をどうしたらいいかよく解らないけど作者も「アウタラグナ」と呼んでるみたい。
タイトルにあるように、ゲーム実況がベースです。バンパイアとエルフが大陸を二分する争いをしていて人間は隅っこに追いやられて滅亡寸前といった世界を舞台とするゲームで、どこかの勢力に入ってアクションバトルする形式。主人公は各勢力で何度もプレイしているような猛者で、最近デラックス版が出たというそれを実況でやってみようと思い立つのが発端。当初は実況の軽いノリとゲーム内世界の深刻な重い雰囲気とのギャップが激しいのだけど、徐々に主人公もゲームの世界がゲームでない実在の異世界だということを薄々と感じていく。それは次第にこちら側の現実世界にも影響を及ぼしてきて…といった展開。
とにかく「向こう側」の世界が、虐げられても熱く生き抜こうとする人間たちの生き様が熱い。なにしろ弱小勢力なのでものすごい勢いで人が死にます。バンパイアは普通にヒトを食らうし、エルフはヒトの子供を家畜の餌ぐらいにしか思ってない。個体の戦闘能力の差は絶望的なところに、実況者のアバターとして選ばれて神の使徒となった少女が反攻の狼煙を上げる。必ずしも痛快な展開ばかりではない。親しい人がどんどん死んでいってしまうし。それでもその命を燃やし尽くそうとする熱い生き様・死に様は胸を打つものがあります。各種族が得意属性をそれぞれ持つのだけど、人類が「火」を掲げているのも熱さに拍車をかけてます。
なかなかにテンションの上がる作でした。コミカライズとかアニメとか、ビジュアル化も見てみたい気はするけど残虐描写がちょっとキツいものがあるかもしれない。
「なろう」掲載作の「異世界再建計画 ~転生勇者の後始末~」を読み終えた。全82話、そこそこの手頃な長さでした。タイトルが示す通り、勇者が召喚されて平和になったけどいろんな歪みが生じてしまった世界の補正に呼ばれるという話です。召喚先で死んだら現世界現時点に戻ってくるからどう?と神らしき存在に誘われ。独特なのは主人公がチートな能力を持たないままに異世界に降り立つことで、武器となるのはその現代知識と社会人経験(アラサー公務員)による交渉力のみ。それじゃあ心もとないということで人間サイズのドラゴン(普通に喋る)がナビゲーターとして付けられます。このドラゴンさんが豊富な知識とチートな戦闘力をお持ちで、ボケツッコミの会話をしつついろいろぶっ飛ばしたりしつつ世界を見て回る。そうこうしているうちに勇者の痕跡や主人公が呼ばれた真の理由に迫っていって…といった展開。道中でいろんな個性的で魅力的な面々に出会ったりして飽きさせない。ただのチート無双ものではない異世界冒険譚といったところです。
書籍版が3月に出るようですが、表紙絵がその世界を如実に表していてちょっと素敵。雄大な景色の中を並んで歩くスーツ男と人間サイズドラゴン。なんだか楽しく会話してそうで、ちょっと牧歌的な空気が良い。基本コメディタッチではあるけど殺伐とした展開もわりと見せる作です。長すぎずにさくっと終わっているところも好感かもしれない。まあもう少しサブキャラとかのサブストーリーも見てみたい感はあるけど。
あと最近その存在を知って読んでいるのが、「リアデイルの大地にて」。「なろう」黎明期からの作らしく、最近になってようやく書籍化されたということで注目されているようです。内容としては現実化したゲームの世界に入り込んでしまった系。主人公は廃人プレイしていたので限界突破したチートキャラで、しかもどういうわけかゲーム時から200年が経過した世界になっていて、そんな中をのほほんとした主人公がのんびり巻き起こす大騒動といった様相。こちらは基本的にかなりゆるーい話ではあります。たまに殺伐とした空気にもなるけど。まだ本編を完読はしてないけど、結構好きですこういうのほほんチート系。「なろう」黎明期の作ということで「竜殺しの過ごす日々」に似た雰囲気もあるかもしれない。さらに続編もあるみたいなのでしばらく楽しめそう。とりあえず本編を読んだら書籍版を買ってみよう。
あといつのまにか「日本国召喚」5巻も出ていた。