chaba log2

2020/08/23

異世界のんびり農家

カテゴリー: 漫画, 読書 — タグ: , — chaba @ 16:36

異世界のんびり農家」、書籍版の8巻と漫画版の6巻が出てました。それぞれ安定の面白さなのですが、書籍版の表紙がハクレンとウルザ(と村長)だった。…ってウルザ、こういうビジュアルだったのか。長めの金髪をなびかせて、良家の子女感が出てる気がして、暴れん坊なイメージがあまり無いような。まあ表紙なのでおすましモードという解釈もあるか。ウルザって出番がそれなりにある割にビジュアルが出てないなーと思ってたのだけど、これまでに既に出てたのかな。ハクレンはまあレギュラーと言って良いぐらい出番あるし。とはいえ漫画版のほうがビジュアルイメージ強いせいか、ハクレンはそっちのほう(気さくなお姉さん感)が印象強い気もします。小説版のほうは何というか綺麗すぎというか… いや小説版のイラストも大好きですけど。そういえばウルザってまだ漫画版には出てきてませんよね?
ところでこの作者の人、元々エロゲライターだったけども会社が解散したとかで専業作家になったとどこかに書いていたような。これからは執筆速度が上がるんでしょうか。あるいは他作品も書いたり?

2020/08/17

引き籠り錬金術師は引き籠れない

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 20:35

引き籠り錬金術師は引き籠れない」、書籍版をKindleで買って読みました。タイトル通り、ひどいコミュ障の錬金術師が主人公で、錬金術も戦闘能力もものすごく高いので依頼される仕事を次々に片付けることで街が発展していくのだけど、本人と周囲の認識のギャップがひどい。本人は他人が怖くて怖くて仕方ないのに、黙って見つめる姿は相手からは殺されそうに見えたりとか。錬金術師は戦闘もできなきゃいけない(素材採集時の護身はもちろん、魔獣の内蔵も素材だったりする)という師匠である母に仕込まれた戦闘技能により、怖くて身構える姿が「いつでも襲いかかれる」態勢に見えたり。交渉ごとになっても、怖くて言葉少なに黙っている様子が威圧感を与えたり、少ない言葉から相手が推測した結論でどんどん街が発展していったり。とにかく主人公は引きこもりたいのだけど話はどんどん前向きに転がっていくというギャップを楽しむ話です。
書籍内容としては家を得るところまでで、エピローグに今後わりと重要なキャラとなるアスバが登場していて、次巻での活躍が期待されます。そして書籍版としてオリジナルキャラも若干追加されていて、別視点の挿話もいくつかあって話を広げています。書籍版の楽しみといえばイラストですが、なかなかイメージ通りのビジュアルで楽しい。最後に出てくる家精霊ですが、もっと不定形なバーバパパみたいな造形をイメージしてたけど、わりとはっきりと女の子の形をとるということになってるみたい。それでも感情によってプルプルしたりでろーんと溶けたりするみたいですが。
今後もアスバとか従士さんとか、いろんなキャラが待ち構えているので続巻が楽しみ。コミカライズもしてほしいなとも思うけど、視点の切り替わりが激しい作だから難易度高いのかな。別視点を同時に提示する、「幼女戦記」みたいな形もあるかなと思ったりもするが。とにかく、基本前向きに発展していく話なので今後も楽しみです。主人公自身は前向きじゃないけど。

2020/08/03

魔力チートな魔女になりました

カテゴリー: 読書, 雑談 — タグ: , — chaba @ 20:36

最近の「なろう」での一番のお気に入りが「魔力チートな魔女になりました」かもしれない。webで5章まで公開されていて、書籍も2巻出ています。コミカライズも進行中みたい。タイトル通りに転生チートものなのだけど、全編に満ちる「優しさ」が特徴であり好きな点です。1章は転生された魔女チセが自分の能力を徐々に把握・強化しつつ、相棒となるゴーレムのテトを創造したり冒険者としてクエストを受ける中で開拓村の支援作業をしたり。書籍版ではこの開拓村の後日談がちょっと語られたりしています。2章はダンジョン都市で孤児院の自立を援助したりスタンピードに対処したり。書籍版では孤児院の後日談があったような。3章は育児と拠点構築、4章はドワーフ集落で廃坑のモンスター駆除、5章は海辺の町での出会いと騒動とか。魔力チートとタイトルで言うぐらいだから人間離れした魔力を持つに至り、その影響もあってか不老となってしまいます。なので10年とか100年単位での動向がしばしば見られて、なにしろ冒頭で語られるのが「魔女になって500年」の日常描写である。そこに至るまでのいろんなエピソードを語るといった体裁なので後日談も挟まれるのだけど、5章では話の流れの中で普通に10年単位で時が流れたりするからスケールが違う。もともと刊行を想定しての執筆なのか、章ごとにまとまったところでwebにも公開されているようで、6章が楽しみではあるんだけど、書籍の3巻も楽しみなのです。なにしろ3章は育児が主題で、とある出会いにより乳児から育てることになるセレネのビジュアルも早く見てみたいところ。この3章が一番読み返し率高いかもしれない。全体に魔女チセはドライないわゆる「塩対応」をしがち(不老なので他人の人生を見送らないといけないから深入りを避ける)なのだけど基本優しい展開で、チート魔女なので邪魔な存在もあっさり蹴散らして行ってたりします。5章途中で悪徳貴族に目を付けられて王命で捕縛されようとするけど、あっさり飛び去って次のミッションに向かうあたりは妙な痛快さもあったり。テトの天真爛漫な明るさ、魔女様大好きな純真さも全体を支える屋台骨になってると思います。
この作者氏は他にもいろいろ書いていて最も長いのは「Only Sense Online」が359話(しかも書籍版が分岐してさらに長大化してるらしい?)あるのだけど、こちらはさほどグッと来なくてほとんど読んでません。最近こういう、グッとくる作があっても同じ作者氏の他の作はピンとこないことがしばしば。最近だと「不死者の弟子」もそんな感じで気に入ったのだけど他の作があまり好きになれないという事態に… 「ご主人サバ」「最強宇宙船」のリュート氏の作は全部お気に入りではありますが、氏のようなパターンがむしろ珍しいのかもしれない。まあ同氏の場合は作風・主人公キャラが似通っているという特徴もありますが。とりあえず相変わらず「なろう」チートを楽しんでおります。気に入った作は積極的に書籍版やコミカライズも購入しています。
…とか言ってたら8月末発売の3巻の書影も出てた!! まだKindleの登録は無いけど! セレネらしき幼女が出てる!! ってセレネ、黒髪だったっけ!? あとコレ、章ごとにきっちりケリがついているので、わりとアニメ化とかもしやすいかもしれない。しかし1クールで2章までならいいけど3章までとかなるとかなり駆け足になりそう…しかしセレネが動いて声が付いたりするのはすごく見てみたい…3章のラストは映像的にもすごく綺麗になりそうだし…ていうかむしろ3章だけで1クールやってほしいぐらい。そして活動報告では3巻発売の告知と、それに合わせて6章を公開していくという予告が!!

2020/07/10

迷宮最深部(ラスボス)から始まる美食(グルメ)探訪記

迷宮最深部(ラスボス)から始まる美食(グルメ)探訪記」読み終えました。全98話、7ヶ月ぐらいで一気に完結まで行ったのね。タイトル通りに異世界転移してみたらダンジョン最深部のラスボスの前で、いろいろあってそのラスボスを人化させて同伴してダンジョンから脱出、異世界の美食や美酒を求めてさすらう話。主人公(と相方)は世界最強なんだけど、食事処や酒造所を守るために世界平和を目指すような感じになっております。ていうか最強すぎて戦闘自体は基本ワンパンで、食事や酒の描写にひたすら力が入っているという異色作だったりする。4章でスタンピードになって延々戦闘してるけどそれも片手間で、差し入れられる食事のほうが描写が丁寧だし。そして5章はその打ち上げパーティがあちこちで延々続くという一種異様な構成。まあ面白いんですけど。同じ作者の「ドリーム・ライフ」でも美食や酒を重視してる様子でしたが、そちらよりさらに特化したような構成。なかなか楽しかったです。作者氏によると同じ世界の外伝もいくつか構想があるみたいでちょっと楽しみ。書籍化とかされてビジュアルが世に出たら嬉しいなあ。なかなか長いタイトルなので略称どうしよう、「ラスボスグルメ」でわりと的を射ている気もする。

以下全力でネタバレ。
今作でとにかく特徴的なのはメインヒロイン?のウィズで、もともと暴虐の限りを尽くしていたドラゴンなのだけど暴れすぎて討伐されようとしても神ですら敵わず、なんとか封印することで抑えられたという存在。1000階層ダンジョンの最深部に封じられたのだけど、現在450層ぐらいしか踏破されてなくて1000年ぐらい経過して、当人(ドラゴンだけど)はもう早く来て解放(討伐)してくれ状態に。そこに現れたのが主人公で、「よくぞここまで来た…では頼むぞ」状態なんだけど弱すぎたので鍛えることになる。なにしろダンジョン最深部なので強化アイテムやら強力な装備やらには事欠かず、ダンジョンマスターなドラゴンによってどんどん提供されて、さらにはモンスター召喚で戦闘訓練&経験値稼ぎをして、1年間鍛えた末にようやく討伐。それでドラゴンは消滅してダンジョンの機能により主人公は解放されるのだけど、外を見たいと言っていたドラゴンの願いを叶えられないかとシステムに要請したら従魔として連れ出すことに。デカすぎるので人の姿になったら絶世の美女になった。それでウィズという名前を付けて相方として外に出ることに。
外に出たら今度は主人公のほうが、1年間の閉鎖生活により食い物に異様な反応を見せることに。そこから始まるグルメ探訪ツアーなのだけど、面白いのはウィズがどんどん飲食の楽しさに目覚めていくことですね。出会った人たちをどんどん飲み仲間認定していって、お前来いお前も来いと気さくに誘うのである。ウィズの本性を知る者には恐怖の対象なんだけど。基本ワガママで欲望(食欲)全開なんだけど、主人公が諭したらしぶしぶ従うあたりがちょっとカワイイ。最後のほうでは、恐怖で従う連中は多いけど叱ってくれるのはお前だけだと言うシーンもある。ずっと一緒にいるけど恋人関係というわけでもなく、一緒の部屋に泊まっても「元の姿を知るのでそういう気にならず」と語ってた。ラストにはその2人の関係の発展もにおわせつつ、やっぱり肉を求めて狩りを続けるぞという流れで終わってた。この2人がサポートキャラに回る外伝も構想されているというし、もっとこの世界を見てみたいですね。ていうかこの2人が子をなすことはできるんだろうか。子供ができたらまたそれで新たな物語が生まれそうだけども。まあオカンは子育てできそうにないからパパが苦労する話になるのかな。

2020/05/01

ご主人サバ 4巻

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 05:46

「ご主人サバ」こと「ご主人様とゆく異世界サバイバル!」書籍4巻が出たので読んだ。今回はとにかくグランデの巻。突然拉致された地から脱出して帰還の途中で出会った巨大なグランドドラゴン、現代兵器で一撃当ててみたら避けられてさらに弱気な態度を見せるので交渉してみたら友達になっちゃったことから始まるグランデとの交流。最終的には人の姿になって表紙絵にもなってるのだけど、どういうわけか私の中では黒っぽいウロコのイメージだったので金髪とそれに近い色合いのウロコを持ったビジュアルに違和感ありまくりだった。本文中には出会いのシーンからしっかりと黄土色系のドラゴンと表記されているので、まあ地面に親和性の高いグランドドラゴンだから当然そうだよねとは思う。ともかくこのグランデ、ドラゴンなので強大な力を持っているし口調は尊大気味なのだけどなんだか優しくて弱気なところもあったりするカワイイ奴なのである。主人公の出すチーズバーガーが大好きだったりとか。いきなり主人公がドラゴン連れて拠点に帰還することで騒ぎになったり、その故郷に連れられて行ってみたらまたいろいろドタバタしたりで、グランデがいると何かと愉快な展開になるのが楽しい。主人公も人間の戦争の前面にはグランデを出さないと明言してるし、今巻はそういった殺伐感がグランデのおかげでかなり薄かったです。人型になって主人公の拠点に迎えられて、オロオロしつつも馴染もうとするグランデがいじらしい。大量にいるハーピーたちが特に、同じく翼持つ者として大いにリスペクトしてくるんじゃなかったっけ。やがて城の一角にクッションを大量に置いてそこに埋もれてるのが基本ポジションになるというぐうたらドラゴンである。普段は地面に埋まって眠るグランドドラゴンなので、人間用のベッドだと落ち着かないみたい。あくまで主人公との友誼により滞在しているので、主人公が頼めば移動や輸送は担うけど周囲も戦争に駆り出そうとはしないスタンスですものね。領地に大量発生したバッタ型モンスター?を一斉討伐するなんて手伝いはやってたな。「アレ食うと脚とかが歯に引っかかるのじゃ」とか言いつつ。人間に使うと速効で致死性の毒を持つバジリスクについては「アレ食うとお腹が痛くなるのじゃ」等と語るはらぺこドラゴンなのである。そんなグランデ、立場的にそう大活躍するわけでもないけど今後とも活躍というか登場を期待。
それにしても「なろう」系で人の姿になるドラゴン、それも幼女型というパターンは結構見かけますね。強大なドラゴンが幼女の姿にというギャップが面白いからでしょうし、まあ好きなんですけども。

2020/04/11

異世界のんびり農家 7巻

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 17:06

異世界のんびり農家」書籍7巻。相変わらずの、のんびりゆるーいチート感が楽しい。今回特に表紙で大きく出ているヨウコが目立ってたかな。と思ったらKindleでも巻末のほうにあった裏表紙ではヨウコの娘、ヒトエが真っ赤な顔で頬を膨らませている様子が描かれていた。餅を焼いてるので、ぷーっと膨らんだ様子を真似しているのかな。カワイイ。ちょっとこの裏表紙をよく見たいからリアル書籍版も買おうかなと思ってしまうぐらいカワイイ。あと作中ではウルザも相変わらず元気でたくましくて楽しい。どこからか拾われてきたんだっけ、古代の勇者だったけど呪いを受けたか何かで悪鬼となっていたのを封印されていたら、主人公の活動により(それと知らずに)浄化されて記憶をほぼ失って女の子の姿に再生されて出てきたとかいう経緯でしたかね。なにしろ元勇者なので身体能力は高く、子供らのリーダーになってます。基本ゆるーい話ではあるんだけど、時折こういったダークというかディープなような、そうでもないような話がちらほら差し込まれたりします。主人公はどんどん増える仲間たちに囲まれて農業を楽しんでいるけど、知らず知らずに世界を平和にしているのですね。コミック版も連載されていて楽しんでいるけど、コレもアニメ化とかはなかなか難しそう。なにしろほとんど大半が主人公のモノローグですものね。美女・美少女・萌えキャラには事欠かないのだけど。そういえばウルザって書籍版イラストではビジュアル出たんだっけ? コミカライズではまだ登場していないとは思うけど。

あと同じく「なろう」系ということで「本好きの下剋上」第三部コミック版18話でついにレッサー君が登場! コレ第三部だったか、じゃあまだアニメでは出てこないな…

2020/04/05

戦国時代に宇宙要塞でやって来ました

カテゴリー: 読書 — chaba @ 05:41

戦国時代に宇宙要塞でやって来ました」、ようやくweb掲載分を読破して書籍版を読んでいます。ちょっと加筆分もあるみたいですが、基本的に流れはそのまま。SF系VRMMOで宇宙要塞と女性アンドロイド120体を率いてプレイしてたけどサービス終了したら戦国時代(の宇宙空間)に来てしまったということから話が始まるわけですが、自ら作り上げた拠点と配下NPCを率いているという点では「オーバーロード」と同じなのですね。ただ「オーバーロード」と異なるのはNPCが見目麗しい女性アンドロイドたちであるということか。あと世界征服の意図も無い…けど、織田家に加担して天下統一しそうになってるのは共通と言えなくもないか。その気になれば世界征服もできそうですけどね。
あと共通点として感じるのが、リアルになったNPCたちの自己認識ですね。創造主がデザインして作り上げたNPCの容姿にその当人は深い愛着と誇りを持っていて、それをバカにされると強く反発する。それは同朋のNPCに対しても同じで、原住民に別キャラを非難されると怒りを見せるというのも共通してますわね。ただNPCについて明らかに異なるのが、ゲーム世界への認識でしょうか。「オーバーロード」では自分が各マスターに作られた存在であることは認識しているけどそれがゲーム内だとは認識しておらず、しかし「宇宙要塞」のほうではそれをちゃんと認識していてサービス終了時には別れを惜しむような感情を示していました。そういう面では「オーバーロード」の配下NPCは、ゲーム内では感情を示すようなことは無かったと思われます。ただリアル化したあとでシャルティアの回想としてモモン氏とペロロンチーノ氏が語っているのを「ほうほう?」と横で聞いているシーンがあるけど、ゲーム内ではおそらくそういう描写はされてなかったんではないかと。どこでそういう記憶が付加されたのかを考えると眠れなくなりそうですが。「リアデイル」でも里子に出してNPCとして生きているサブキャラたちも、ゲーム当時は無言で付いてくるだけだったという描写がありますわね。
書籍版になってイラストが付いたのは良いのだけど、正直ちょっと物足りない感があったりもします。まあこのあたりは好みもあるしね… ビジュアルで見てみたい場面もいくつかあるのでコミカライズを待望しているのだけど、どうなんでしょうねえ… Amazonレビューとか見るぶんには評価は悪くないと思うけど。

2020/03/28

リアデイル & 航宙軍士官

リアデイルの大地にて」漫画1巻と、「航宙軍士官、冒険者になる」漫画2巻が出ていたので読みました。両方とも「なろう」発のチートもののコミカライズで、前者はファンタジーVRMMORPGがリアルになっちゃった系、後者はSFの装備でファンタジー世界に降り立っちゃった系です。前者は連載時に井戸マシンがなかなかに突拍子も無い描写をしているのが突っ込まれていて、単行本になって修正されていたけどやっぱりちょっとおかしい。まあでもほのぼのチートな話には影響しないし絵柄も好きだしSDキャラがやたらめったら可愛いので好きです。後者は順調に進行しているのですが、web連載のほうが停滞気味なのがちょっと気がかり。「リアデイル」のほうはwebでは完結していて、舞台を移した続編も書かれているけどこちらはいわゆるエタってる状態でしょうか。作者氏もwebでは別作品を連載してるし。
最近この「航宙軍士官」のようなSFが入ったチートものがちょっと気になっていて、「目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい」とか「ファンタジー世界に宇宙要塞でやって来ました」とかがお気に入りです。前者は連載継続中ですが「Elite Dangerous」みたいな宇宙傭兵ゲームの世界に入っちゃった系、後者も同じくゲーム内で宇宙要塞を持ってたらリアルになっちゃう系ですがファンタジー世界に行っちゃうところは「航宙軍士官」に近いかもしれない。元ネタにしたゲームがあるとすれば何でしょう、「EVE ONLINE」とかだと要塞を持てるのかな。要塞とともに120体の女性型アンドロイドを伴って無双するのだけど、残念ながら200話ちょっとで長期休載中。しかし同じ作者が書いている「戦国時代に宇宙要塞でやって来ました」は、同じ宇宙要塞とアンドロイドたちを伴って戦国時代に来てしまうという話。宇宙要塞では自給自足できるけど、せっかくだから織田信長を見に行ってみようぜーと上陸してみたら意気投合してともに戦国を戦うという流れに。これがまた面白くて困るぐらい。今大河ドラマでもちょうど同じ時代だし、歴史上の人物とか当時の社会情勢とかいろいろ細かく描かれているから非常に面白いです。現在800話近くあって連載継続中、ようやく半分ぐらい読んだけど先が気になって仕方ない。織田信長には出会えたけどまだその父の信秀の時代で、主人公が加担することで尾張がどんどん力を付けていく課程が小気味良いです。コレが面白すぎるので上記の漫画も買ったままなかなか読めずにいたぐらい。コレも書籍版は出ているようですがまだ手を付けてない。コミカライズも出て欲しいな。欲を言えば「航宙軍士官」「宇宙一戸建て」のコミカライズ担当氏のようにSF描写をきっちりできる(宇宙船や銃器とかが綺麗に描ける)方にお願いしたい。

2020/02/09

幼女戦記と荒潮

カテゴリー: アニメ, 読書 — タグ: , — chaba @ 16:05

劇場版「幼女戦記」、今頃になってようやく観ました。年末の頃だったか、全話無料配信してたけどそこで3話だけ観て、やっぱええわーと思って劇場版観てなかったのを思い出し、それでBDを買いました。せっかくなのでミニパンフとか付いてる限定版のほうで。ミニパンフは字が小さすぎて老眼かけても読みづらいけど。話的には連邦首都モスコーに攻め込んだりメアリーと死闘を繰り広げたり同士ロリヤが気持ち悪かったりといったところですが、劇場の大画面を想定してかメアリー戦では市街地を縫うように低空飛行してる映像が凄かったですね。音もかなり良いという話だったけど、いろいろ劇場で体験したかったところではある。せっかくなので自宅でもプロジェクターとか使おうかと目論んでいたけど、やっぱり手間なのでなかなか実現せず、結局普通にPS4で再生しました。まあ面白かったけど。そのうちプロジェクター視聴も何とかしたい。

「荒潮」、数日かけて読み終えた。中国を舞台とした近未来サイバーパンクといったところなんでしょうか。汚染激しいサイバーゴミ処理の最下層労働者として地方から出稼ぎに来ている少女が激しく巻き込まれる数々の騒動。ぱっと見に読みづらいというか把握しづらく感じるのは、人名になじみが薄いのもあるのかなあと。漢字が2文字3文字と連なった人名があれこれ出てくると、すぐに人物を把握しきれない感じがする。これはまあ全部カタカナ人名で出されたときも同様だったりするし、欧米翻訳だと言い回しとかも独特だったりでさらに読みづらかったりもするがそういう辛さはあまり感じなかったような。出所が違うからなのか、翻訳が良いからなのかは不明。話のほうはとにかくめまぐるしくて全く先が読めない。普段「なろう」系とかのゆるめの話ばかり読んでるせいもあるかもしれない。そして結構ハードで、薄暗い欲望とか組織の暴力とか次々にいろいろ襲いかかってきます。それでも陰鬱にさせる暇も無いぐらい話が激しい。「三体」はちょっとだけ読んで頓挫しちゃってるけど、「荒潮」を楽しめた今なら読み直せるかもしれない?
ところでAmazonアフィリエイトを貼ろうと「荒潮」で検索したら「艦これ」関係がずらりと引っかかった。ていうか小説のほうも名前の元は同じというか日本海軍の軍艦なんですよねコレ。軍艦関係というよりはそれの乗務員関係者が始めたとあるプロジェクトの名前ということで直接的な関係があるわけでもないけど。

2019/11/26

目覚めたら(以下略)漫画版

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい」の漫画版が始まってた。「ご主人サバ」と同じ作者による作で、前者は「Elite Dangerous」的な宇宙SFゲームをベースにしていて、後者は「マインクラフト」などのファンタジークラフトゲームをベースにした感じの世界でチートな大活躍をする話です。今回始まった前者は、宇宙戦闘がしっかり描かれているのが嬉しい。書籍版も月末に3巻が出るそうな。同じSF系として「航宙軍士官、冒険者になる」も好きなんだけど、こちらはweb連載がどうにも滞りがち。
ちなみに同じ作者の「29歳独身は異世界で自由に生きた…かった。」もあって、普通の?ファンタジー世界でチートする話です。こちらは既に完結していて、書籍も10巻まで出ていて先日読み終えました。10巻完結まで出ていたってことはそれなりにセールスもあったってことなんじゃないですかね。文章も軽妙だし私はなかなか好きです。

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