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2021/07/11

月導9巻 & ポンポさん2巻

「月が導く異世界道中」漫画9巻。ソフィア戦の決着から、ロッツガルド入試のあたりまで。相変わらず殺伐系と脱力系の混合ぶりが小気味良い。しかしweb版のほうもずっと続いているのだけど、着地点が見えないままに話がどんどん散漫になっていってるような印象も無きにしも非ず。アニメ版も始まったようですけどどこまで行くんですかねコレ。勇者が出てくるあたりから話がややこしくなってくる感もあるけど、出さないわけにもいかない…のかな。
この漫画、巻末おまけ4コマとか1話ごとに小さく1コマおまけで描いてるのとかがやたら好き。アニメ版も「漫画版に準拠してる」なんて聞きますが、それで正解かもしれない。

「ポンポさん」2巻読んだ。1巻で大成功を収めたジーン監督に、ポンポさんが持ってきた次の仕事は超大作の続編。自分とあまりに異なる映画人たちとの仕事に全力で取り組むジーンだが…といった展開。1巻では無敵万能の大天才感のあったポンポさんに人間味が出てたのが印象的。続きも読もう。

あと最近「なろう」で「四度目は嫌な死属性魔術師」を読んでいるのだけど、長い。まだ掲載分の1/3も読んでないのかな。さらに1話が他作より長いので、読み応えありすぎて困るレベル。いや面白いので良いんですけど。団体転生チートものなんだけど、神様の都合に振り回されまくってとんでもなく不遇な環境におかれる主人公が復讐していく話、になるのかな。徐々に力をつけていって、気がついたら神殺しに手が届きそうな感じにすらなっている。手が届きそうというか弱小な神は既に殺してたりするレベル。あとアンデッドとかグールとかゴブリンといった「ゆかいな仲間たち」がどんどん増えていくのも楽しい。なかなかに殺伐としたところはキツいものもあるけど、仲間たちとのシーンはコミカルホラーの様相です。モンスターを配下に魔王みたいになっていくのは「オーバーロード」的だけどアインズ様と違うのは無差別侵略を(今のところは)やってないことですかね。主人公がその不遇な出自からやたら慎重で、復讐にも一歩ずつ進めている感だし。今後どうなるか解りませんけどじっくり楽しませていただきたい。

2021/06/30

異世界転移したら飼っていた犬が最強になりました

異世界転移したら飼っていた犬が最強になりました」、まだ長いweb版を読み切ってはいないのだけど、漫画版が1話無料配布されてた(そして2話が110円で出てた)。タイトル通りに異世界転移したら愛犬が最強になってたという話で、マルチーズだっけの小型犬が一緒に転移したら大型のシルバーフェンリルとかいう魔物になってた。でかい犬(狼?)と言われてライオンぐらいかなと思ってたが、書籍版やコミックになってビジュアル化されるとライオンどころじゃないそのでかさが際立ってた。そういえば本文でも、犬と主人公がそれぞれ立った状態でも見上げる巨体とか言ってたな。このでかさなら人を数人載せても楽勝でしょうし。「狼と香辛料」のホロもこのぐらいでしたかね? 今作のレオという名の元マルチーズ、でかくて強いんだけど人なつっこくて子供大好きなのがカワイイ。マルチーズ時代にも散歩に出ると子供とよく遊んでいたらしいし。そんなわけで異世界冒険が始まるようなそうでないような、だいたいレオ無双でなんとかなる感じ。ハードな展開も多少あるけど基本ゆるめな作風ですかね。

2021/06/11

マイノグーラ

カテゴリー: 漫画, 読書 — タグ: — chaba @ 15:30

異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~」、とりあえずweb版と漫画2巻までを読んだ。病弱で若くして死んだ主人公がゲーム世界みたいなところに転生する話ですが、舞台はファンタジーSLGで「英雄」を駆って覇を競うもの。そのゲームにおいて最高難易度の邪悪勢力「マイノグーラ」で英雄「汚泥のアトゥ」を使うプレイスタイルで公式ランキングトップに君臨し続けていた(ずっと病床なのでゲームに入り浸りで極めてしまうというのは「リアデイル」と同じような感じですね)のが主人公。なのでゲームシステムは知り尽くしていてその戦略思考にも絶大な自信を持っていて、確かに順調にチートな覇道を歩み始める…のだけど…といった展開。普通の「なろう」系転生チートものと大きく異なるのは、チートなゲームシステム能力(物理法則を無視した生産が可能だったりとか)を持ちつつも、それを越えてくる相手にどんどん出くわしてしまうこと。なのでなかなかにスリリングというかハードな展開で、先が読めません。web版でも3章前半までで停まっていて、「プロットができたら書く」という宣言の後をずっと待ってる状態です。
そして漫画版も強烈な魅力を放っています。なかなか精緻で美麗な作画がなされていて、邪悪勢力ベースだからホラーじみた描写もしばしば出てくるけど違和感無い。そして時折挟まれる脱力コミカル描写もものすごく良いです。特にだいたい主人公の側に侍っているアトゥがカワイイ。しかしだんだん話が進んでくるとその戦闘力から最前線で活躍するアトゥは普通に怖い。「幼女戦記」漫画版の「ミ・ツ・ケ・タ」とかでもなかなかに激しく狂気的な描写があったけど、アレを思い出すような。アレよりもホラー寄りで怖さを感じるような、そんな迫力を持っています。これからさらに物語は殺伐としてくるので、ますます怖いことになりそうで楽しみでもあり恐ろしくもあり。

2021/06/01

転生令嬢は冒険者を志す

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 15:02

転生令嬢は冒険者を志す」、web掲載分は読了。あちこちのサイトでいろんなweb漫画の広告が出てますが、コレもそんな中の1つで漫画版を見かけて、良さげだったのでweb版を読んでみた次第。いわゆる「悪役令嬢もの」のカテゴリーですが、舞台はファンタジー小説の世界。ヒロインに断罪される悪役令嬢に転生していることに気づき、どうにかその運命を回避すべく奮闘する話。基本的に語り口は軽いのだけど、時折シリアスモードに突入するとなかなかに重い。特に断罪された悪役令嬢が周囲の者たち全てから裏切られ見捨てられていく様が痛々しく、主人公は常にそのヒロインの陰におびえつつ、それでも明るくたくましく生き抜こうとする。
いちおう本編は完結していて、その後に後日談とかxx話付近とかの挿話がつらつら加えられています。書籍版や漫画版の出版に合わせて後日談を加えていってる感じ。本編が150話ぐらいで現在書籍版が3巻まで出てるみたいだけど、何巻まで出るんですかねコレ。とりあえず漫画版はなかなか綺麗な絵だと思いました。

2021/05/08

最強宇宙船 5巻

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい」の書籍版5巻。表紙に出ている2人、宇宙ドワーフ姉妹のティーナ&ウィスカが加わる話。ドワーフなのでもっとずんぐりむっくりな感じをイメージしていたけど、普通にスリムな小学生サイズみたい。双子のこの2人、髪色以外には目つきを違えてますわね。押しの強い姉ティーナのほうがつり目になってる。今回新たに母船となるブラックロータスを購入しに行って2人に出会うわけだけど、このブラックロータスももっと丸っこいフォルムをイメージしてたけどだいぶ角張った感じみたい。「クラッシャージョウ」のミネルバとか、「ガンダム」のザンジバルとかいったああいう丸っこいのをイメージしてました。イラストに出てくる角張って細長い図を見て、なんだか可愛くない…とか思ってしまった。なんだろう、女性アンドロイドのメイが主に操縦するから、女性的な曲線のイメージがあったのかな。本文には角張って前方にまっすぐに延びてるけど角は丸いとか、いかついお兄さんみたいな近寄ったらヤバイ感があるなどといった描写はあるんだが。本文を無視した妄想を広げてしまうクセは直ってないようです。エピソードとしてはティーナの関西弁(双子なのに言葉が違う)に関する過去とそれにまつわる追加イベントが入ってました。相変わらず面白いのだけど、コレ読んでると宇宙SFゲームがやりたくなるのよね。しかしいざ手を出すと途方に暮れる。

2021/05/01

10万年修行

最弱で迫害までされていたけど、超難関迷宮で10万年修行した結果、強くなりすぎて敵がいなくなった~ボッチ生活が長いため、最強であることの自覚なく無双いたします。」読んだ。なんて略せばいいんだコレ。暫定で「10万年修行」とでもしとくか。「なろう」にも掲載してるみたいだけど「カクヨム」のほうが先行してるみたいで、ひとまず現掲載分は読みました。弱かった主人公が時の停まる環境で10万年修行したら最強の最凶になっちゃって無双しまくるといった話。さらにRPGに出てくる「魔物図鑑」的なアイテムに倒した魔物を収納していて、しかもその連中もさんざん鍛え上げているものだから常に手ぶらでも最凶軍隊を引き連れている状態に。魔物を配下にして無双というところは「オーバーロード」的だけど、あくまで人道的というか無差別殺戮はしないところは異なってますわね。それでも悪い奴や嫌な奴が次々に出てきて露悪的な醜態を晒してはさくさく討伐されていく様は一種のカタルシスというやつなんでしょうか。まだまだ絶賛連載中で、話の着地点も見えない状態。ただ魔王と勇者という存在も(主人公とは別に)あって対立しているんだけど、魔王自体は平和を望んでいそうな雰囲気もちらっと見せてたりもするのでそのへんから落とし所を探るのかなあ。
ところで「なろう」と「カクヨム」で併載というのもしばしば見かけるけど、作家的にはどちらがどういうメリットあるんでしょうね。これまでほとんど「なろう」ばかり読んでいたけど、「カクヨム」も使ってみると続きを読むとかには結構使いやすい気がする。しかしおそらくは「なろう」のほうが利用者が多いから作家としても離れられない状態だったりするのかな。あと「なろう」のような誤字報告は「カクヨム」には無いですかね? 「なろう」でたまに気が向くと、比較的新しいところなら誤字報告を入れたりもするのですが。まだ自分の報告が反映修正されたモノを見たことは無いけど。あとアルファポリスもたまに読むけど、「月が導く異世界道中」ほか数点程度ですかね。

2021/04/09

ラスボスグルメ 1巻

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 17:41

「ラスボスグルメ」こと「迷宮最深部から始まるグルメ探訪記」、1巻が出てたので買いました。出版に伴って「なろう」からアルファポリスに移籍したので「なろう」掲載版は削除、アルファポリス版は出版分などは有料公開になってたりします。ついでにAmazonでの発売が遅かったりKindleはそこからさらに遅かったりするのでどうにもアルファポリスには好印象がありません。それでも出版が相次いでいるのは、作家側への収益が大きいとか編集サポートが強かったりとかあるのかな。まあなんだかんだ言いつつ好きな作なので買いましたけども。やっぱり加筆分とかイラストとか気になりますし。特に気になっていたヒロイン・ウィズのビジュアルですが、やっぱり私の悪いクセが出たようでイメージがだいぶ違ってた。本文中に金髪と明記されてるのにその激しい気性からして赤髪で波打った感じを勝手にイメージしていたけど、イラストではわりとストレートな金髪ロングで黙ってれば清楚に見えそうな感じでした。それでもまあいくつかのイラストを見せて貰ううちに脳内イメージ再構築できてそうですけども。
そんな本作、基本的にはweb版と変わりありません。異世界転移してみたらダンジョン最奥部に封じられているドラゴンの面前で、暴虐の限りを尽くして封印されてしまってから1000年経過ですっかり「早く殺して」状態になってしまったドラゴンを倒すために、そのドラゴンに鍛えて貰って人外パワーを持つに至ってしまう主人公。それでなんとか倒してみたら褒美に何か願いを叶えるとシステムから言われ、「また外を見てみたかった」と最後に言っていたドラゴンの願いを叶えようと眷属化して復活、人の姿に化けたら絶世の美女だったその彼女を連れてダンジョンから無事脱出。もともとグルメ記者などやっていた主人公なので食への知識こだわりが人並み以上で、1年ほどダンジョンで修行していてその食生活が貧相すぎたので外界の食事に反応しまくり、ここから始まるグルメ探訪。と言った流れでタイトルを体現するに至ります。なにしろ世界を滅ぼしかけたドラゴンとそれを倒しうる主人公のペアなので、普通に無双しまくりです。なので戦闘シーンがあっても、少なくともweb版では最後まで全く不安感なくクリアしてました。恒例行事のようにゴロツキに絡まれたりしても瞬殺。小物・小物界の大物・この世界では大物といろんな連中に絡まれたり絡んだりしますが全部あっさり退けているのが痛快というか笑える。それで何やってるかというとグルメ探訪だったりする。暴虐のドラゴンがグルメの悦楽を知り、また大人数で飲み食う楽しみを知ることで己の有り様を見つめ直すという流れはなかなかに素敵。出会う人々を次々に飲み友達認定していくのがおかしいけど。それで主人公とは男女ペアで、いつも一緒に行動してるし宿屋も同室に泊まるので周囲からは夫婦・恋人と見られがちだけど正体を知っている身には全くその気にならんと断言。しかしweb版の最後では、そういう意味でのちょっと接近を感じさせたところで終わっていたりします。なので書籍版になって2人の関係がそのへんどうなるのかは気になるところでもある。あといちおうweb版は完結してるけど、同じ世界の違う舞台の話とかも連載中だったりするし話はいろいろ広げられそうなので、そっち方面もちょっと期待してみたりもする。あとはそうですね、コミカライズとかもわりとやりやすい素材じゃないかなーと思う。美女ウィズが出てるだけでビジュアルは華やかだし。美女がガツガツ飲み食いして、汚し放題の口元を主人公が「しょーがねーなー」と拭いてやるその様子(すまし顔で任せているウィズの表情が浮かぶ)を、正体を知る者がガクブル状態で見ているという構図もちょっと好き。だいぶ終盤の光景だけど。
話の進展的には上述の「小物界の大物」すら登場していないので、かなりゆっくり進行なんですかね? もともとさほど長い話ではないから、どんどん広げて頂くことを期待しています。

2021/03/13

ヘンダーソン氏 3巻

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 20:07

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す  ~ヘンダーソン氏の福音を~」書籍3巻。買ったのは発売直後というかKindleで予約してたので発売と同時、なんだけど読むのに時間かかりました。なにしろあちこちの描写が微に入り細にわたってといった感じでみっちりじっくり描かれがちなので、戦闘が延々続くのは疲れるし日常描写でそれをやられるのも疲れるという次第。まあ固い文章が多いながらもふざけた口調もしばしば挟まれるので面白いんですけども。そして新キャラ、ミカとライゼニッツ卿も登場。前者は性別が定期的に男女入れ替わるという変態種族ながら主人公と無二の親友になる人物で、後者は主人公が丁稚奉公する人物の学閥の長であるところの偉い人。ただし亡霊魔物のレイスで、主人公兄妹に豪華絢爛コスプレをさせてくるこちらも変態。濃いキャラばかりで胸焼けしそうですが、主人公は主人公で転生したTRPGプレイヤーで、TRPG的なキャラビルドによる自身のスキル構築が可能という変態能力を持っているのであまり人のこと言えない。ちなみに妹も美少女だけど普通の人間では無く、その特性により主人公が丁稚奉公に出ることになったのだけど、妹の出番があまりないのはちょっと寂しい。サブエピソードでちょいちょい顔を出すのは嬉しいけど。今巻には挿絵すら無かったのでイラスト担当氏が後書きに描いてくれてた。
そんな濃い人たちだらけの中で繰り広げる大冒険ですが、1巻2巻だとweb版に無かった死闘で締めてたけど今作はいちおうweb版そのままの流れになってました。ただしだいぶ加筆はしてるみたい。死にそうになってるのは相変わらずですが。読むのに時間はかかりましたが、どうやら刊行はかなり人気を得ているようなので今後も楽しみにしたい。コミカライズとかは…難しいかもねえ…なにしろ延々説明してるところが大半ですし。美形はたくさん出てくるからビジュアル映えはしそうだけど。

2021/03/07

リアデイル 6巻

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 05:36

リアデイルの大地にて」小説6巻が出てました。前巻最後でオプスのもとにたどり着いて、そこからいろいろ語られるのが大半だったかも。前世と今世界でのケーナの位置づけとか、オプスの来歴を少しとか。あと妖精ちゃんことクーが実体化したのはいつだったっけ、それに伴ってわりと存在感が増している気もする。妖精というと「SAO」のユイにビジュアル的な存在感は近いけど、ハイスペックなのは同じながらわりとアホの子なのが違うかもしれない。説明が多かったので、話が進んだことと言えば元プレイヤーで盗賊を率いていて以前ケーナが捕縛した魔人族の人物関係ぐらいか。まあそれでもオプスにサイレン、ロクシーヌにロクシリウスそしてルカといった周辺キャラが生き生きと動いているだけで楽しい話ではありますけども。クーとともにサイレンがなかなか強烈な存在感ですね。クーと違ってweb版からいたキャラだけど、さらに毒舌メイドぶりが冴え渡っている気がする。
そしてアニメ化である。時期的にはいつだとか絵柄はどうなるのとかCVはとか、いろいろ気になるけどこれからおいおい情報が出てくるのでしょうね。どのぐらいやるんですかねえ。オプスが出るとだいぶ雰囲気違ってくるけど、そこまでかなり時間かかるしイベントもそれなりに多いので、無駄に急いで消化するようなことはして欲しくないなあと。まだ書籍版は完結しそうにもないし、じっくり描いてくれることを期待しています。

2021/02/11

ご主人サバ 5巻

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 05:34

ご主人様とゆく異世界サバイバル!」の5巻が出ていたので読みました。表紙がなんか見慣れない人だったけど、鬼らしいツノ生えてるし肌が赤いしってことでシュメルかと思ったらシュメルだった。今巻で主人公の護衛としてわりと活躍?している鬼娘3人衆のリーダー格の女性で、赤鬼族ということで2mを越える巨体に見合ったパワーバトルを得意とするキャラ。以前に剣を使うのが上手くないと聞いた主人公が「鬼に金棒」とばかりに「金砕棒」と名付けた金属棒武器を得意のクラフト能力で作ってプレゼントしたことがあります。主人公は持ち上げるのに苦労するような重い武器なんだけどシュメルは軽々と振り回してる。そのパワー系な印象だったのでもっとゴリマッチョなイメージで顔面造形ももっと張り詰めたような感じかと思っていたら、普通に萌え美女だったので表紙見てもすぐにシュメルと思えませんでした。肉体についても本文で「意外と腕も太くない」といった描写があり、パワー系だけど細マッチョ程度みたいです。巨乳なのはイメージ通りというかもともと本文でさんざん描写されてましたが。そんな鬼族たちの生殖生態系についてもいろいろ語られてたりする。鬼族女性が伴侶を選ぶのに慎重になる理由とか。今作はハーピー族やドラゴン族など、独特の生活習慣というか生殖生態系がいろいろ語られるのが面白いですね。そして相変わらず人化ドラゴンのグランデが可愛い。同じく翼持つ者として強くリスペクトされてるみたいで、人数の多いハーピーたちとよく一緒に行動してるのも可愛い。最強種族の余裕で普段はのんびりしていて、大量のクッションに埋もれて寝ているのがデフォルトなのも可愛い。ついでに次巻で出番が増えそうなエレンも可愛い。清楚な聖女なんだけど毒舌鋭いのも可愛い。なんかイラストが全体的に綺麗になっている気がして、イラストレーター氏のレベルが上がってるんじゃないかとか思ったりもした。タイトルにもなっているご主人様ことメインヒロインのシルフィがあまり出番ないのが寂しいぐらいでしたが。
同じ作者が連載中の「最強宇宙船」も続巻が出るのかな。今作者氏は書籍モードとかでwebのほうを休載中ですが、しかし普段から比較的安定して連載を続けているのは信頼感あります。この両作が、いわゆる転生チート系ではあるけど、今連載中の作としては一番好きというか注目しているかもしれない。コミカライズも進んでいるけど、アニメ化とかはどうなんでしょうね。なにしろ長い話だけど、ある程度区切りはつけられる作風ではあるし。この2作の前に完結している「29歳独身は異世界で自由に生きた…かった。」がちょうど10巻で終わってるのだけどアニメにするなら4クールとかそのぐらいでしょうか? コレも転生チートものだけど、わりとシリアスな局面になったりもして様々な魅力があります。アニメ化とか見てみたいけど、昨今の「当たり外れ」を見ているとちと怖い気もする。それこそ現状の「無職転生」みたいなクオリティで映像化されたらそりゃー大変なことになるけども。

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