けもフレは3話と4話収録。ブレイクのきっかけの1つになったであろう、トキ&アルパカという強烈なキャラが出てくる3話。アルパカのシーンはかなり気に入った人も多かったようで、動画サイトでそこだけ切り取られてアップされてるのも散見するけどあらためて観るとやっぱり強烈な魅力を放ってますねえ。あれが制作側の指示じゃなくて声優さんのアドリブというかキャラ作りが発端というから凄い。栃木弁と言われるけど実はテキトーだったという話だしw 全体にハイテンションな喋りの中で、ちょっとテンションダウンした「来ないねー、全然来ないねー」が特に好きだったり。
そして4話はスナネコ&ツチノコ。ツチノコのずっと怒ってるようなハイテンションぶりが印象強すぎたせいかスナネコがどんなんだったのかほとんど覚えてなかったのだけど、見直したらコレはコレでイイじゃないですかw 砂漠で生きるために熱を放散しやすい体質になっているのを反映して「熱しやすく冷めやすい」キャラとして、話を聞いてる途中で関心があちこちに飛んだりしてたけど、別れた後で巣穴で寝てるそばにはサーバルたちのラクガキが。素っ気ない風に見えて、ちゃんと楽しい思い出として印象に残ってたんだなと嬉しい感じに。ここは解説シーンのバック(しかも解説者は海外のおねえさん)なので、ニコニコで視聴したときにはコメントで見づらい訳文を必死で読もうとしてたから絵柄に目が行ってなかったのか。
本体であるはずのガイドブックでは監督と作画監督・美術監督の対談になってた。監督によるとこの2人が企画に惚れ込んで「前職を辞めて加わってくれた」とかで、プロジェクト継続には非常に乗り気だとか。そして3人が密に関わることでフィードバックも非常に速く、通常の態勢では無理なフットワークの軽さが有った模様。「これ以上予算が増えると体勢を維持できない」とはこの少人数体勢あってこそのことなんですね。そして上記スナネコのラクガキや、後の温泉話で出てくるサーバルの海のイメージも、美術監督によるものだとかw やっぱり大判書籍になると読み応えありますねえ。膨大なフレンズ紹介や企画時の資料なども見応えあり。
幼女戦記は1〜4話収録。けもフレと見比べることになると、作画はもちろんだけど演出の密度も段違いで、人手すなわちコストの違いがありありと見えてくる感じですねえ… 予算が何倍ぐらい違うんだろうと怖いことを考えてしまう。それでいてセールスは逆の段違いになってそうだからさらに怖い。
構成としてはBD以外にミニ書籍が3点、書籍版と漫画版のこぼれ話に加えて原作者による歴史背景がみっちりと。なかなか豪華だと思うけど特筆すべきは漫画版、アニメになって特に造形が違うと評判?のヴィーシャを中心に据えたエピソードで、アニメのデザインで漫画版のタッチで描かれるという作内コラボの様相になっているのが面白い。あとBDにはターニャ&ヴィーシャの中の人によるコメンタリーもあったけど、2話と4話のみだったのがちょっと寂しいけどまあそのぐらいが適当なのかもしれない。