『聖剣学院』2話。魔王が復活してみたら、人類はボイドという敵性存在に滅ぼされかけていた。その対抗と生存のために建造されたメガフロートにある戦士養成のための聖剣学院に連れて行かれたレオニス。そこでは世話してくれたリーセリアの微妙な立ち位置を知る… ボイドの侵攻からなんとか生き延びた6年前の悲壮な描写があったりリーセリアの現状を示すためにいかにもテンプレな悪役が出てきたり。レオニスは早速かつての配下を呼び出したりしてるけど、次回予告前にショートコントを披露してくれてた。
『はめつのおうこく』2話。奴隷の少女ドロカにより脱出したアドニス。自由の身になり早速復讐の殺戮を開始する… 一般民衆を殺戮しまくるのはいい(良くない)んだけど、どうせならとっとと王宮?に急行して皇帝なりその辺なりをぶっ壊して回るのが早いのに。なんか一般民衆を大規模殺戮しまくるところを見せたかっただけみたいな制作側の都合だけ見せられてる感がなんとも。シリアス一辺倒かと思いきや敵方幹部になんかぶざけた格好の連中もいたりとかでそのへんも落ち着かない。
『七つの魔剣』15話最終回。ピートが放った救援信号により、オリバー達はついにたどり着き、オフィーリアと対峙する… ラストバトル、そしてバトルだけじゃない結末。アニメーニの大乱舞も最後だけど、なんか他作にも飛び火しているような気が。
『ひきこまり』2話。初回で反抗していきなり殺されてた帝国兵士が懲りずに下剋上を挑んではまた返り討ちに。かと思うと別の怪しい存在もコマリを狙う。そして3年前の惨劇の謎… なんかシリアス入ってきた?
『ひきこまり吸血姫の悶々』1話。吸血鬼なのに血が飲めないので魔法も使えず体力も弱々な貴族令嬢テラコマリ。しかし娘を溺愛する父のコネにより将軍職に任命され、他国にも血の気の多い部下の下剋上にも負けない強さを求められることに… とにかく全編ボケツッコミのドタバタコントで弱さを見破られないようにする構成? しかし誰も死なない戦場の理不尽とか過去の痛みとか、ちょっと不穏な要素も見せる。
『はめつのおうこく』1話。神から授かった魔力により人類を助けてきた魔女、科学技術の発展によりその魔力を凌駕して魔女の殲滅を図る帝国。その帝国から逃亡していた魔女と弟子が捉えられ、魔女は処刑され弟子が残る。そこから10年経って他国に侵攻する帝国に囚われた虜囚たちが脱走を図る… よく解らん状態で生かされていた弟子による復讐劇になりそうなんだけど、とにかく帝国の人間が悪辣で醜悪でなかなかにキツい。復讐の成就は見てみたいけど、悪辣でしんどい連中が次々に立ちふさがりそうなのもキツい。そういう重苦しい陰鬱な展開にしつつ細かいコミカルを入れてくるんだけど、どうもそのコミカルが唐突感ばかり目についてあまり楽しくないというか不快感さえ呼びそうな違和感。作画は美麗だったけど、ちょっと評価の難しい作。