「精霊生活」漫画26話。引き続きレベリング中の裕太。どんどん強敵に向かっていく中で、いよいよベルたち精霊の戦闘能力を発揮させることを(謎の美麗描写を伴った)シルフィに促される。ずっと荒野に出張中だが、表紙ではその頃の拠点での話がちらりと。ディーネ怒られる。
「リアデイルの大地にて」、書籍版5巻。モンスター大群の襲撃から街を救ってみたり、かつての相棒?の足跡をたどってダンジョン攻略してみたり。基本的な流れはweb版を踏襲しているのだけど、書籍化に伴って追加された新キャラも絡んだエピソードが追加されている印象。特に今回クーと命名された妖精ちゃんは相棒?との関連性がありそうなだけに活躍機会が多かったかも。もう1人の追加キャラである人魚のミミリィはちょこっと出ただけだった。ゲームの「廃人」プレイで限界まで成長しきったキャラによるお気楽無双が基本なんだけど、たまにシリアスゾーンに入ったりもします。web版はわりとあっさり終わって、舞台を変えた続編もいわゆるエタった状態なので、書籍版で今後どういう展開を見せるのか楽しみにしております。
ところでこれまで陰ながら主人公ケーナを支援してきたけど今回ついに再会となった相方?ことオプス、古めかしい喋りをするのでweb版段階では爺さんビジュアルをイメージしていたのだけど、コレがまた長身イケメンなんである。度を超したイタズラ等でケーナを振り回しては物理的に激しくツッコまれるという関係(今巻も大崩壊オチで締められている)なんだけど、コイツいつビジュアルが出たんでしたっけね。今回の書籍版より前にどこかで見た覚えがあるのだけど。
「魔力チートな魔女になりました」書籍3巻。読者に好評らしく、私的にも大好きな3章の書籍化。育児の話なので、なんといっても愛娘セレネのビジュアルがついに出たのが嬉しい。いきなり表紙すぐ後のカラーイラストで泣かせに来てます。スナップ写真風にセレネの成長を振り返るいろんな場面が描写されてますが、本編中でも写真撮影の魔道具とか出てきて、たびたび使われる描写がある。コレweb版でも出てましたっけね? あとイラストになったセレネの髪が黒に近い色なのにちょっと驚いたのですが、本文中にも「黒に近い、深い緑色」と明記されてますね。どういうわけか金髪系をイメージしてましたわ。こういうことしばしばあるんですよね。書籍化されてビジュアル出たら細部がイメージと違ってて「!?」となることが。
あとがきで「読者から指摘を受けて、自分でも納得したので展開を変えた」と言ってるのは転移門を切断に至る切っ掛けのあたりでしょうか。あと違ってたのは結婚相手が顔に大怪我をしていてそれを治したというエピソードも削られてましたな。web版に無かった要素として拠点周辺でセレネの護衛や手伝いをするクマゴーレム(泥ゴーレムに泥団子で耳を付けた形)が出てきてたけど、コレについては以前からちょっと疑問に思ってたというか、テト以外のゴーレムを作って使役とかしないのねとは思ってました。4章以降でメイドゴーレムが加わるので拠点整備の人手は増えるのだけど、テト以外にゴーレムを作らないのは、テトと同様の付き合いはできないからこれ以上要らないってことなのかなとか思ってました。今回そのテト自身が、自分の手伝いとしてゴーレムを作って使役してるという展開になってました。このクマゴーレムたちも徐々に個性を獲得しているというし、メイドゴーレムのように人格を得るに至るんだろうか。
そして気がついたらweb版でも3巻出版を契機に6章の掲載が始まってた。こちらも読まなきゃ。続巻も楽しみなのですが、コミカライズもやらないのかなとか期待してみたりもする。まあぶっちゃけ漫画担当の当たり外れは大きいので過度な期待は禁物かもしれないが。…と思ったらコミカライズは既に決定している模様。どこだろう、見やすいところだといいんだけど。もともと書籍版のイラストも漫画っぽいところがあるので、テトの天真爛漫さを漫画でも見たい。最初のほうでは泥ゴーレムだけど。そして早く3章に至ってくれることを期待したい。
「リアデイルの大地にて」漫画2巻。漫画になって、スカルゴのウザさがいよいよ本領発揮。小説版のイラストでも大概だったけど。それにしてもこの漫画版、タッチがものすごく作風に合致していると思うし大好きです。スカルゴ以外のキャラもおおむねイメージ通り(もちろん小説版のイラストが元にあるんだけど)ですし。基本コメディなので、頻繁に出てくるSDキャラも可愛くて素敵。カータツ(ドワーフのジジイ)を主人公(17歳ぐらい?の外見)がよしよしと撫でている図のおかしさも漫画ならでは。もうすぐ小説版の次巻も出るようだし、今後も楽しみにしております。
「異世界のんびり農家」、書籍版の8巻と漫画版の6巻が出てました。それぞれ安定の面白さなのですが、書籍版の表紙がハクレンとウルザ(と村長)だった。…ってウルザ、こういうビジュアルだったのか。長めの金髪をなびかせて、良家の子女感が出てる気がして、暴れん坊なイメージがあまり無いような。まあ表紙なのでおすましモードという解釈もあるか。ウルザって出番がそれなりにある割にビジュアルが出てないなーと思ってたのだけど、これまでに既に出てたのかな。ハクレンはまあレギュラーと言って良いぐらい出番あるし。とはいえ漫画版のほうがビジュアルイメージ強いせいか、ハクレンはそっちのほう(気さくなお姉さん感)が印象強い気もします。小説版のほうは何というか綺麗すぎというか… いや小説版のイラストも大好きですけど。そういえばウルザってまだ漫画版には出てきてませんよね?
ところでこの作者の人、元々エロゲライターだったけども会社が解散したとかで専業作家になったとどこかに書いていたような。これからは執筆速度が上がるんでしょうか。あるいは他作品も書いたり?
「引き籠り錬金術師は引き籠れない」、書籍版をKindleで買って読みました。タイトル通り、ひどいコミュ障の錬金術師が主人公で、錬金術も戦闘能力もものすごく高いので依頼される仕事を次々に片付けることで街が発展していくのだけど、本人と周囲の認識のギャップがひどい。本人は他人が怖くて怖くて仕方ないのに、黙って見つめる姿は相手からは殺されそうに見えたりとか。錬金術師は戦闘もできなきゃいけない(素材採集時の護身はもちろん、魔獣の内蔵も素材だったりする)という師匠である母に仕込まれた戦闘技能により、怖くて身構える姿が「いつでも襲いかかれる」態勢に見えたり。交渉ごとになっても、怖くて言葉少なに黙っている様子が威圧感を与えたり、少ない言葉から相手が推測した結論でどんどん街が発展していったり。とにかく主人公は引きこもりたいのだけど話はどんどん前向きに転がっていくというギャップを楽しむ話です。
書籍内容としては家を得るところまでで、エピローグに今後わりと重要なキャラとなるアスバが登場していて、次巻での活躍が期待されます。そして書籍版としてオリジナルキャラも若干追加されていて、別視点の挿話もいくつかあって話を広げています。書籍版の楽しみといえばイラストですが、なかなかイメージ通りのビジュアルで楽しい。最後に出てくる家精霊ですが、もっと不定形なバーバパパみたいな造形をイメージしてたけど、わりとはっきりと女の子の形をとるということになってるみたい。それでも感情によってプルプルしたりでろーんと溶けたりするみたいですが。
今後もアスバとか従士さんとか、いろんなキャラが待ち構えているので続巻が楽しみ。コミカライズもしてほしいなとも思うけど、視点の切り替わりが激しい作だから難易度高いのかな。別視点を同時に提示する、「幼女戦記」みたいな形もあるかなと思ったりもするが。とにかく、基本前向きに発展していく話なので今後も楽しみです。主人公自身は前向きじゃないけど。
最近の「なろう」での一番のお気に入りが「魔力チートな魔女になりました」かもしれない。webで5章まで公開されていて、書籍も2巻出ています。コミカライズも進行中みたい。タイトル通りに転生チートものなのだけど、全編に満ちる「優しさ」が特徴であり好きな点です。1章は転生された魔女チセが自分の能力を徐々に把握・強化しつつ、相棒となるゴーレムのテトを創造したり冒険者としてクエストを受ける中で開拓村の支援作業をしたり。書籍版ではこの開拓村の後日談がちょっと語られたりしています。2章はダンジョン都市で孤児院の自立を援助したりスタンピードに対処したり。書籍版では孤児院の後日談があったような。3章は育児と拠点構築、4章はドワーフ集落で廃坑のモンスター駆除、5章は海辺の町での出会いと騒動とか。魔力チートとタイトルで言うぐらいだから人間離れした魔力を持つに至り、その影響もあってか不老となってしまいます。なので10年とか100年単位での動向がしばしば見られて、なにしろ冒頭で語られるのが「魔女になって500年」の日常描写である。そこに至るまでのいろんなエピソードを語るといった体裁なので後日談も挟まれるのだけど、5章では話の流れの中で普通に10年単位で時が流れたりするからスケールが違う。もともと刊行を想定しての執筆なのか、章ごとにまとまったところでwebにも公開されているようで、6章が楽しみではあるんだけど、書籍の3巻も楽しみなのです。なにしろ3章は育児が主題で、とある出会いにより乳児から育てることになるセレネのビジュアルも早く見てみたいところ。この3章が一番読み返し率高いかもしれない。全体に魔女チセはドライないわゆる「塩対応」をしがち(不老なので他人の人生を見送らないといけないから深入りを避ける)なのだけど基本優しい展開で、チート魔女なので邪魔な存在もあっさり蹴散らして行ってたりします。5章途中で悪徳貴族に目を付けられて王命で捕縛されようとするけど、あっさり飛び去って次のミッションに向かうあたりは妙な痛快さもあったり。テトの天真爛漫な明るさ、魔女様大好きな純真さも全体を支える屋台骨になってると思います。
この作者氏は他にもいろいろ書いていて最も長いのは「Only Sense Online」が359話(しかも書籍版が分岐してさらに長大化してるらしい?)あるのだけど、こちらはさほどグッと来なくてほとんど読んでません。最近こういう、グッとくる作があっても同じ作者氏の他の作はピンとこないことがしばしば。最近だと「不死者の弟子」もそんな感じで気に入ったのだけど他の作があまり好きになれないという事態に… 「ご主人サバ」「最強宇宙船」のリュート氏の作は全部お気に入りではありますが、氏のようなパターンがむしろ珍しいのかもしれない。まあ同氏の場合は作風・主人公キャラが似通っているという特徴もありますが。とりあえず相変わらず「なろう」チートを楽しんでおります。気に入った作は積極的に書籍版やコミカライズも購入しています。
…とか言ってたら8月末発売の3巻の書影も出てた!! まだKindleの登録は無いけど! セレネらしき幼女が出てる!! ってセレネ、黒髪だったっけ!? あとコレ、章ごとにきっちりケリがついているので、わりとアニメ化とかもしやすいかもしれない。しかし1クールで2章までならいいけど3章までとかなるとかなり駆け足になりそう…しかしセレネが動いて声が付いたりするのはすごく見てみたい…3章のラストは映像的にもすごく綺麗になりそうだし…ていうかむしろ3章だけで1クールやってほしいぐらい。そして活動報告では3巻発売の告知と、それに合わせて6章を公開していくという予告が!!
「ご主人サバ」こと「ご主人様とゆく異世界サバイバル!」書籍4巻が出たので読んだ。今回はとにかくグランデの巻。突然拉致された地から脱出して帰還の途中で出会った巨大なグランドドラゴン、現代兵器で一撃当ててみたら避けられてさらに弱気な態度を見せるので交渉してみたら友達になっちゃったことから始まるグランデとの交流。最終的には人の姿になって表紙絵にもなってるのだけど、どういうわけか私の中では黒っぽいウロコのイメージだったので金髪とそれに近い色合いのウロコを持ったビジュアルに違和感ありまくりだった。本文中には出会いのシーンからしっかりと黄土色系のドラゴンと表記されているので、まあ地面に親和性の高いグランドドラゴンだから当然そうだよねとは思う。ともかくこのグランデ、ドラゴンなので強大な力を持っているし口調は尊大気味なのだけどなんだか優しくて弱気なところもあったりするカワイイ奴なのである。主人公の出すチーズバーガーが大好きだったりとか。いきなり主人公がドラゴン連れて拠点に帰還することで騒ぎになったり、その故郷に連れられて行ってみたらまたいろいろドタバタしたりで、グランデがいると何かと愉快な展開になるのが楽しい。主人公も人間の戦争の前面にはグランデを出さないと明言してるし、今巻はそういった殺伐感がグランデのおかげでかなり薄かったです。人型になって主人公の拠点に迎えられて、オロオロしつつも馴染もうとするグランデがいじらしい。大量にいるハーピーたちが特に、同じく翼持つ者として大いにリスペクトしてくるんじゃなかったっけ。やがて城の一角にクッションを大量に置いてそこに埋もれてるのが基本ポジションになるというぐうたらドラゴンである。普段は地面に埋まって眠るグランドドラゴンなので、人間用のベッドだと落ち着かないみたい。あくまで主人公との友誼により滞在しているので、主人公が頼めば移動や輸送は担うけど周囲も戦争に駆り出そうとはしないスタンスですものね。領地に大量発生したバッタ型モンスター?を一斉討伐するなんて手伝いはやってたな。「アレ食うと脚とかが歯に引っかかるのじゃ」とか言いつつ。人間に使うと速効で致死性の毒を持つバジリスクについては「アレ食うとお腹が痛くなるのじゃ」等と語るはらぺこドラゴンなのである。そんなグランデ、立場的にそう大活躍するわけでもないけど今後とも活躍というか登場を期待。
それにしても「なろう」系で人の姿になるドラゴン、それも幼女型というパターンは結構見かけますね。強大なドラゴンが幼女の姿にというギャップが面白いからでしょうし、まあ好きなんですけども。
「精霊生活」漫画22話公開。ようやく畑で初収穫ができたあたり。収穫できたのは偉業だという話から「聖域」の話になり、大精霊達がその話に夢中になってしまうことで戸惑う裕太。聖域のためにイフを呼んだり迷宮探索を深めたりという流れになるのでしたっけ。ていうかまだ人の街に進出してないんだったな。街に行くと人間の知り合いが一気に増えて、いろいろ話が進展するのだけどいつになるのやら。まあとりあえず漫画としてはベルが可愛いだけで満足してますが。
「異世界のんびり農家」書籍7巻。相変わらずの、のんびりゆるーいチート感が楽しい。今回特に表紙で大きく出ているヨウコが目立ってたかな。と思ったらKindleでも巻末のほうにあった裏表紙ではヨウコの娘、ヒトエが真っ赤な顔で頬を膨らませている様子が描かれていた。餅を焼いてるので、ぷーっと膨らんだ様子を真似しているのかな。カワイイ。ちょっとこの裏表紙をよく見たいからリアル書籍版も買おうかなと思ってしまうぐらいカワイイ。あと作中ではウルザも相変わらず元気でたくましくて楽しい。どこからか拾われてきたんだっけ、古代の勇者だったけど呪いを受けたか何かで悪鬼となっていたのを封印されていたら、主人公の活動により(それと知らずに)浄化されて記憶をほぼ失って女の子の姿に再生されて出てきたとかいう経緯でしたかね。なにしろ元勇者なので身体能力は高く、子供らのリーダーになってます。基本ゆるーい話ではあるんだけど、時折こういったダークというかディープなような、そうでもないような話がちらほら差し込まれたりします。主人公はどんどん増える仲間たちに囲まれて農業を楽しんでいるけど、知らず知らずに世界を平和にしているのですね。コミック版も連載されていて楽しんでいるけど、コレもアニメ化とかはなかなか難しそう。なにしろほとんど大半が主人公のモノローグですものね。美女・美少女・萌えキャラには事欠かないのだけど。そういえばウルザって書籍版イラストではビジュアル出たんだっけ? コミカライズではまだ登場していないとは思うけど。
あと同じく「なろう」系ということで「本好きの下剋上」第三部コミック版18話でついにレッサー君が登場! コレ第三部だったか、じゃあまだアニメでは出てこないな…