ドラクエ9、とりあえずクリアしました。
時間で言うと47時間、レベルは43ぐらいで終了。結局最後まで転職無しで、旅芸人・戦士・魔法使い・僧侶のパーティで完遂でした。
一言で言うと、面白かったです。とりあえず長い上にネタバレも含むので閉じます。
最後のダンジョンに入って幹部クラスの前座ボスと次々に戦闘をしていくといよいよ大詰めだなーと盛り上がったのはいいんだけど、思ったほど苦戦しなかったというのが正直なところ。幹部連中は復活して再戦になるのだけど、初戦のときに全滅を食らったのでそのときにひとしきりレベル上げにいそしんだのか勝因なんでしょうか。再戦およびラスボス戦は全滅無しにクリアしました。まあラスボスは死人が2人ぐらい出たかな。でも普通に立て直しができました。まあ早い人は30時間・LV30程度でのクリアもあるというから私の場合は比較的鍛えまくった状態だったのかもしれません。と言っても転職を繰り替えしてスキルポイントでパラメータの底上げということもあるから、LV30と言ってもアテにならないところもありますが。
とにかく戦闘が軽快だったのは良かったです。ここは本当にドラクエらしさが変わらないところですね。呪文等の効果音が伝統的に維持されてるのもあるし、順番が回ってきて実際に攻撃をかけるタイミング等も「らしさ」の一環になってる気がします。今回3Dになったことで戦闘中にキャラが動き回り、それにより戦闘のテンポが変わったことを難とする向きもあるみたいですが、ラストレムナントほどじゃないし私にはそこまで気になりませんでした。むしろ盛り上げる演出として評価したいぐらい。
グラフィックはDSのつらいところですが、まあこれも許容範囲なんじゃないでしょうか。3Dになったことでキャラに演技を付けることの表現力が段違いだし、各所でのドラマを盛り上げるのには2Dより有利な面も多いです。キャラにより3Dとドットが混在してることがしばしば目に付いたりもしましたが。
シナリオでは、ちょっと最終的に腑に落ちない点も散見された（創造神はどこへ？とか）んですけど、このへんは追加シナリオでフォローされるんでしょうかね。序盤で気丈な若奥さんが「息をしていないようだ」となってたりするのは衝撃でしたけど、死者の想いを叶えるという展開が多かっただけに生死に関わる話が目立ったのは印象的でした。でも全体としてはあまり深く刻まれる話でもなかったかなといった感想。
最初にも書きましたけど結局転職無しでクリアまで至りましたが、転職のために必要なクエストもいくつか受けたけど取得したのはバトルマスターぐらいか。コレ、同時に受託できるクエストが8個だけというのがちと残念。次々にクリアしていけばいいんだけど、面倒だったりするのも多くて… そうそう、転職クエストって弱い武器や魔法で指定の敵を指定回数倒すってのが多かったりしますけど、コレ面倒ですよねえ。それ以外でも、指定の敵を倒したときにランダムで発生するイベントにてクリアってのも散見されるし。
あと宝の地図は最初に取得したLV1のを1つやっただけです。コレをいくつかやっていけばどんどん強い敵に出会えて強化の意欲も盛り上がるんでしょうか。
そんな感じで、細かい不満はいろいろですが全体としての満足度はなかなか高いです。ネットでは妙に酷評が幅をきかしてますけど、それってまあ有名大作の宿命みたいなもんなんですかねえ。延期を重ねたぶんだけ期待も不満も募ってるし、どうしても否定的なコメントのほうが目立ちがちだし。100点満点で採点するなら85点ってところでしょうか。満点とまではいかないけど十分良作だと思います。傑作とまでは言えないかなあ… まあDQ3を傑作としているのは思い出補正や時代的背景も多々含まれてますけども。
少なくとも、解りやすくて楽しめるRPGを求める向きには十分おすすめできるタイトルだと思います。
でクリア以降にも配信クエストとかいろいろあるようですが、とりあえずテンションが途切れてしまったのでこのまま終わるかもしれません。気が向いたらまたいじることもあるかもしれませんが。