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2019/08/28

ラノベ総選挙2019

【次ヒットする作品はこれだ!】新作ラノベ総選挙2019の結果発表! 1位は 「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」

「ラノベ総選挙」とかあったらしい。表題にもなってる「真の仲間じゃないと…」は「なろう」で読んだけど、最近この手の追い出され系ってしばしば見かけますね。役立たずとして追い出されたけど実はパーティ内で重要な役割を持っていて、追放後のパーティがどうにもうまくいかなくなるとかいうやつ。この作の場合は妹が勇者としてパーティにいるのだけど追放された兄を追いかけてきて、追放した側といろいろ揉めるんでしたかね。書籍版は買ってないけど、イラストの「やすも」氏は「異世界のんびり農家」も担当してたけど独特のタッチが結構好きです。このイラストで売れての首位なんじゃないかとも思う。
上記は文庫部門だけど新文芸・ブックス部門もあったようで、こちらの4位に「リアデイルの大地にて」、6位に「航宙軍士官、冒険者になる」がランクインしてた。両方とも大好きな作ですが、前者は既にいろいろ述べたので後者について。タイトル通りに宇宙軍隊の兵士が冒険者になるもので、SFとファンタジーの融合というか、ファンタジー世界で主人公がSFのテクノロジーで無双する話です。そもそも何故SFとファンタジーが出会ってしまうのかというと広い宇宙で敵性生物「バグス」に対抗してる帝国がベースにあって、辺境宇宙でまだバグスに侵略されていない・抵抗の技術が無い人類文明を探し出しては帝国に取り込んでいるという舞台背景があります。何故そんな辺境宇宙にまで人類が文明発展も無く行き渡っているのかは「太古の昔に何者かがばらまいたのではないか」とか推測が提示される程度。そんな中でバグスの拠点を探索していた宇宙艦の1つがワープ中のトラブルで未知空域に放り出され、その中で唯一生き残った主人公が墜落寸前の惑星に不時着して生き延びるための冒険を始めるという話。体内に分散したナノマシンでいろいろチートをやってくれます。普通に職業兵士なので戦闘能力が高いのはもちろん、救助したお嬢様の欠損した手足を復活させてみたり、魔法を分析して使えるようにしたりとか。コミカライズもされているのだけど、なかなか緻密なタッチでSFの艦船やファンタジーなモンスターなども描写が適切で好感あります。映像化したらなかなか見栄えしそうだし見てみたい気はあるけど、きっちり描き込まれないと悲惨なことになりそうでうかつにアニメ化とかされるのは怖い。webの原作進行も書籍化とかに注力してるのか停滞気味ですね。8/30に書籍3巻が出るそうな。こちらもとりあえず今後を期待。

2019/06/05

リアデイル2巻

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 16:07

リアデイルの大地にて」2巻が出ていました。VRMMOゲーム世界がリアルになっちゃった系の草分け的存在なんでしょうか、「なろう」掲載作でも古株みたいですが、最近になってようやく書籍化されてます。というかその書籍化の話題で私も初めて知ったのですが、知ってからはお気に入りの1つです。主人公はゲーム中では「超越者」などと呼ばれる最上級プレイヤーだった(諸事情によりゲームに入り浸っていた)ようで、その能力そのままに無双ぶりが堪能できます。次々に降りかかる障害が障害になってない感じ。なのでシリアス要素が無いわけではないけど、かなり気楽な作風が好感です。1巻では出てこなかった他のプレイヤーたちもちらほら登場してきて、web版にはいなかった追加キャラも登場してますます賑やかに。次巻が待ち遠しい。

なんとCMもあった! 「賢者の孫」とかのTV放映で挟まれるみたい。ナレーションは悠木碧氏、これはアニメ化するなら主役ケーナを悠木氏に任せるということも見込んでなのだろうか。まあどんな役でもこなせる人だから信頼感はありますね。でも2巻分では1クールに足りない気もするから3巻が出てからかなあ、とか勝手な妄想してみる。まあでも「なろう」系の乱発にも食傷気味ではありますね…粗製乱造感すら感じてしまうこともあるし。

そしてコミカライズやらないのかなと思ったら7月から開始みたい。ノリが軽い作風なので漫画にも向いてるんじゃないでしょうか。こちらも楽しみです。

2019/02/24

異世界再建計画 ~転生勇者の後始末~ & リアデイルの大地にて

カテゴリー: 読書 — タグ: , , — chaba @ 05:33

「なろう」掲載作の「異世界再建計画 ~転生勇者の後始末~」を読み終えた。全82話、そこそこの手頃な長さでした。タイトルが示す通り、勇者が召喚されて平和になったけどいろんな歪みが生じてしまった世界の補正に呼ばれるという話です。召喚先で死んだら現世界現時点に戻ってくるからどう?と神らしき存在に誘われ。独特なのは主人公がチートな能力を持たないままに異世界に降り立つことで、武器となるのはその現代知識と社会人経験(アラサー公務員)による交渉力のみ。それじゃあ心もとないということで人間サイズのドラゴン(普通に喋る)がナビゲーターとして付けられます。このドラゴンさんが豊富な知識とチートな戦闘力をお持ちで、ボケツッコミの会話をしつついろいろぶっ飛ばしたりしつつ世界を見て回る。そうこうしているうちに勇者の痕跡や主人公が呼ばれた真の理由に迫っていって…といった展開。道中でいろんな個性的で魅力的な面々に出会ったりして飽きさせない。ただのチート無双ものではない異世界冒険譚といったところです。
書籍版が3月に出るようですが、表紙絵がその世界を如実に表していてちょっと素敵。雄大な景色の中を並んで歩くスーツ男と人間サイズドラゴン。なんだか楽しく会話してそうで、ちょっと牧歌的な空気が良い。基本コメディタッチではあるけど殺伐とした展開もわりと見せる作です。長すぎずにさくっと終わっているところも好感かもしれない。まあもう少しサブキャラとかのサブストーリーも見てみたい感はあるけど。

あと最近その存在を知って読んでいるのが、「リアデイルの大地にて」。「なろう」黎明期からの作らしく、最近になってようやく書籍化されたということで注目されているようです。内容としては現実化したゲームの世界に入り込んでしまった系。主人公は廃人プレイしていたので限界突破したチートキャラで、しかもどういうわけかゲーム時から200年が経過した世界になっていて、そんな中をのほほんとした主人公がのんびり巻き起こす大騒動といった様相。こちらは基本的にかなりゆるーい話ではあります。たまに殺伐とした空気にもなるけど。まだ本編を完読はしてないけど、結構好きですこういうのほほんチート系。「なろう」黎明期の作ということで「竜殺しの過ごす日々」に似た雰囲気もあるかもしれない。さらに続編もあるみたいなのでしばらく楽しめそう。とりあえず本編を読んだら書籍版を買ってみよう。

あといつのまにか「日本国召喚」5巻も出ていた。

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