chaba log2

2022/08/12

ヘンダーソン 漫画化

カテゴリー: 漫画 — タグ: — chaba @ 17:37

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す ~ヘンダーソン氏の福音を~コミカライズ開始! いきなりヘンダーソンスケール1.0から入る。それも結構好きなエピソードなのでかなり嬉しい。絵柄も美麗で、マルギットが出まくりだしエリザも出ているしで言うことなしというか本当素晴らしいコミカライズだと思います!! 今後のハードな冒険や洒落に富んだ言葉遊びとか、どう描かれていくのか大いに期待! ところで書籍版は6巻が出てるけどなかなかそこまで行き着かない! 読むのが結構時間かかる! なにしろ説明書きというか台詞以外の部分が膨大で、漫画にもそのへんは結構反映されている印象。
冒頭の「1.0」に出てきた「娘」のエピソードは原作で他にも描かれていて、母親から狩りを指導される場面もあって非常に印象的だった。アレもビジュアル化されて欲しい。あと書籍2巻のラスト、「ねえあなた。みしらぬあなた」も早く見たいわあ。そこに至るまでの死闘も含めて。
そしてコミカライズが来ると次はアニメ化か!? とか思ってしまうけど、モノローグ過多な作だけに難しいですかねえ。見せ場自体は事欠かないと思うのだけど。バトルシーンの緊迫感は随一だと思うし、キャラが個性的(というかやたら濃い人物が多数)で魅力的だし。全部ビジュアルだけで説明したことにするのは原作未読置いてけぼりも極まったところですが。まあでも実際のところそういうアニメって結構ありますわね。原作を知る視聴者がニコニコで膨大なコメントを書き込んでいるのはしばしば見かけますし。「オバロ」とか。「転スラ」とかでも活発だったな。

2021/03/13

ヘンダーソン氏 3巻

カテゴリー: 読書 — タグ: — chaba @ 20:07

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す  ~ヘンダーソン氏の福音を~」書籍3巻。買ったのは発売直後というかKindleで予約してたので発売と同時、なんだけど読むのに時間かかりました。なにしろあちこちの描写が微に入り細にわたってといった感じでみっちりじっくり描かれがちなので、戦闘が延々続くのは疲れるし日常描写でそれをやられるのも疲れるという次第。まあ固い文章が多いながらもふざけた口調もしばしば挟まれるので面白いんですけども。そして新キャラ、ミカとライゼニッツ卿も登場。前者は性別が定期的に男女入れ替わるという変態種族ながら主人公と無二の親友になる人物で、後者は主人公が丁稚奉公する人物の学閥の長であるところの偉い人。ただし亡霊魔物のレイスで、主人公兄妹に豪華絢爛コスプレをさせてくるこちらも変態。濃いキャラばかりで胸焼けしそうですが、主人公は主人公で転生したTRPGプレイヤーで、TRPG的なキャラビルドによる自身のスキル構築が可能という変態能力を持っているのであまり人のこと言えない。ちなみに妹も美少女だけど普通の人間では無く、その特性により主人公が丁稚奉公に出ることになったのだけど、妹の出番があまりないのはちょっと寂しい。サブエピソードでちょいちょい顔を出すのは嬉しいけど。今巻には挿絵すら無かったのでイラスト担当氏が後書きに描いてくれてた。
そんな濃い人たちだらけの中で繰り広げる大冒険ですが、1巻2巻だとweb版に無かった死闘で締めてたけど今作はいちおうweb版そのままの流れになってました。ただしだいぶ加筆はしてるみたい。死にそうになってるのは相変わらずですが。読むのに時間はかかりましたが、どうやら刊行はかなり人気を得ているようなので今後も楽しみにしたい。コミカライズとかは…難しいかもねえ…なにしろ延々説明してるところが大半ですし。美形はたくさん出てくるからビジュアル映えはしそうだけど。

2020/12/04

ヘンダーソン氏の福音を 書籍版

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 05:26

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す  ~ヘンダーソン氏の福音を~」、書籍版2巻を読み終えました。他の「なろう」系ラノベと違って全然ライトじゃないのでわりと時間かかってしまった。
基本的な流れはweb版そのままなんですが、わりとがっつりと結構な死闘が加筆されています。特に1巻終盤の「師匠」との出会いあたりが大きく変更・加筆されていて、師匠へのイメージがわりと異なってきているような気もする。別に師匠と死闘するわけじゃなくて、その出会いの前に死闘が挟まれた感じ。web版ではわりと間抜けな感じの出会いでしたけど。まあこれから師匠にこき使われる展開は変わらないんでしょうが。あとやっぱりイラストの威力は大きくて、マルギットの妖艶さとかエリザの愛らしさとか。師匠もかなりの美女とはされていたけど、なるほどこういう美女なのねといった感じ。読むのに時間かかるけど、今後も続巻を期待しております。コミカライズとかもされないですかね?

2020/11/21

ヘンダーソン氏の福音を

カテゴリー: 読書 — タグ: , — chaba @ 09:39

TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す  ~ヘンダーソン氏の福音を~」、ようやくweb掲載分を読み切った。タイトル通りにTRPGをベースとした異世界転生もので、チートスキルとしてソレ風のビルドが可能になっています。スキルを取得したり、それらに経験値を割り振ってパラメーターを上げてみたり。面白いのは何もかも自由なビルドではなくて、決まった経験を得ないと取れないスキルが結構あること。戦闘訓練をすると戦闘スキルが取れたり、魔法に触れることでそちらを取れたり。なので辺境に生まれた幼少期にはなかなか魔法のスキルが取れないという状況になったりもします。
そして何より特徴的なのはその文体で、「なろう」系チートものではなかなか見ないような固い説明過多な文章。正直最初は面食らって読みづらい感もありましたが、慣れてくるとなるほどコレがTRPGプレイヤーの思考なのかとも思えてくる。スキル割り振り以外にも随所にTRPGを思わせる描写があって、特に死闘の最中に自らの流血で足を滑らせたのを「ファンブル!」と称するのが印象的だった。あと時折挟まれる「ヘンダーソンスケール」として示されるエピソード、本編から逸脱したifの物語を見せてくれるのも面白い。本編では固辞したとある有力者の勧誘に乗っていたらどうなっていたかとか、サブキャラの選択が違っていたらどうなっていたかとか。ヘンダーソン氏というのはTRPG界の著名人らしい。
チートなのは間違いなくて地元の自警団では団長以外に無双もしてみせるぐらいなのだけど、そうやって力を付けてくるといろいろ厄介ごとにも巻き込まれたり首を突っ込んだりしがちで、結構死にかけています。TRPG的に「キャンペーン」と呼ぶひとしきりの探索のラスボス戦ではだいたいギリギリの死闘に。それがまた熱いのです。
書籍版も2巻出ていて、結構な加筆を加えているらしいのでこれから読むのが楽しみです。なんと言ってもメインヒロインのマルギットや妹のエリザを始めとした魅力的なキャラクターたちのビジュアルも良いです。作者が「人外描写に定評のある」と評するイラスト担当氏により、マルギットは下半身が蜘蛛になっている蜘蛛人だったりするけど1巻表紙で美少女に描かれています。他作品ではアラクネとかアルケーなどと呼ばれたりもする蜘蛛人、他では脚の長い蜘蛛をベースにした造形ばかり見かけるけど、今作では長いのと短いのと両タイプいるようで、マルギットはその短いほうです。なので小柄で主人公の腰あたりまでしか身長がなく、他作品の脚の長いアラクネが人間より大柄でそのサイズに見合ったパワーファイターな印象なのに対してマルギットはスピードと隠蔽性を活かした狩人もしくはアサシンとして活躍しています。幼少期には主人公の背後を取って気づかれずに飛びつけるかどうかという勝負を繰り返しているあたりが実に個性的で面白い。その不意打ちに対処するために主人公はソレ系のスキル(気配察知とか)をどんどん取って強化していくのだけど、トントンぐらいの勝負をしてみせるというマルギットもなかなか凄い。そういうマルギットとともに冒険者を目指すも、すんなりそうもいかない展開の妙もあります。他にもいろんな個性的な濃すぎる人物が出てきて様々な物語を見せるのだけど、予想できない展開が次々に出てきて凄い。今後も楽しみです。

Powered by WordPress