「魔女の旅々」6話。嘘をつけない結界が張られたことにより、正直者の国となった地の話。本当に嘘がつけないのかを確認するために、「私は美しくない」と言おうとしてみるあたりがいつもの魔女様である。2話で登場した弟子サヤが再登場したりクソダサい剣が活躍したりで、基本ドタバタコメディな展開でした。真面目な話している後ろでどったんばったん大騒ぎしてたりとか。これぞ「温度差で風邪を引くアニメ」ですわね。これからもこういう軽いゆるい話を期待したいけど、重い話も結構魅力があったりするから困る。
「くまクマ熊ベアー」5話。孤児を見かけて孤児院救済のためにニワトリもどきを養鶏させる話。おおむね原作の流れ通りだけど、悪役の描写がものすごい勢いで端折られていたような。もっと、王都の貴族が黙っていないぞコラ!とか強弁しやがってたような気もするが、そのあたりさらっと流されたような感じ。あとコメントにも指摘あったけど、孤児らが服装は汚れているのに髪が綺麗というか汚れてないのがちと気になった。まあ髪を汚すとかバサバサした描写は単に手間が大きいからかもしれませんが。もともとライトな話をさらに軽くしてるといった印象。そして相変わらず、OPのタイトルが出る図が好きです。「もうちょっとタイトル長く出して欲しい」というコメントに全力で共感するほど。
「くまクマ熊ベアー」4話。冒頭ブラックバイパーでようやく1話の話に戻る。それから領主クリフとノアらに会って、その後フィナの母ティルミナが危篤と聞いて駆けつけてシュリにも出会う。今後お馴染みになるレギュラーキャラが一気に登場。原作から知ってるしチートなご都合主義の話なんだけど、やっぱり好きな話だけあってかじんわり来てしまいますね。丸3個組み合わせたクマ顔シルエットみたいなマークがOP・EDで多用されているのだけど、OPのタイトルバックにそのマークが一杯飛んでくるあたりが妙に好き。
「ストライクウィッチーズ」4話。シャーリーとルッキーニを中心にした話。シャーリーが保持していたバイク最高速記録を抜かれたので抜き返そうといろいろやっているうちに高速型ネウロイ襲来、それに対抗するために加速強化ユニットをシャーリーが使うという流れ。ちゃんとバイクが戦闘にも絡んでくるあたりがなかなかの構成の妙。
「魔女の旅々」4話。サブタイトル通り、滅んでしまった都市の王城?に一人残された王女の話。今回もなかなかに救いの無い話なんだけど、なんでしょうねこの嫌いになれない感じ。孤独な戦いに赴く王女に対して「私は安全なところから見てますね」とか、マイペースでドライなところが妙に魅力的だったりもする主人公のおかげなんだろうか。…そういえば入口をぶっ壊したことに関してはツッコミもフォローも何も無かったな。
「くまクマ熊ベアー」3話。デボラネ絡みでルリーナとゴブリン狩りに。ルリーナとの珍道中がなかなかテンポ良いボケツッコミぶりで面白かった。漫画版よりルリーナの造形が幼いという指摘があったけど、コミカル展開には合致していた印象。その後レベルアップによりクマ召喚を得て、さらにはクマハウス建造してフィナ用の解体場を確保というところまで。最後でノアがちらりと姿を見せ、次回は領主に会うというから今回のゴブリンソードも活かされる展開ですね。領主というと孤児院の話もここで出てくるんだっけ。ともかくここまで順調に楽しませて貰っております。
作者コメントでweb連載6周年ということでいろいろ書かれています。何も考えずにテキトーに書き始めたというのはしばしば言われていたけど、フィナとは当初は早々に別れて王都を拠点にする予定だったとか、あるいはユナが解体できるようにするプランもあったとか、またフィナにもっと装備を渡して共闘できるようにしようかとも考えたとか、いろんな構想案を経て今のユナとフィナの関係になっていると言う話はなかなかに衝撃的というか感慨深いというか興味深い。
そういえば今日の2作、両方とも最終決着が「落とし穴」だという妙な共通点があるな。作風は全く違うけど。
「魔女の旅々」3話。のんびり旅をする話かと思ったらなかなか重いのが来た。しかし前半のエピソードは(コメントでの解説によると)もっといろいろ背景があったのにほとんど語られず不気味さだけを残した感じなのが残念。あと後半の最後に「その後彼女がどうなったのかは知りません。知りたくもありません」とスッパリ切り捨てるのはなかなか無いなとも思った。「なろう」系だと立ち寄ったところで問題をことごとく解決して回りがちだけど、実際通りすがりの傍観者としてこれはこれでアリなのかもしれない。まあ前回もそうスッキリする話でもなかったな。今回特に重い話ではあったけど、不思議と嫌いになれない魅力がある気がします。冒頭の森の中を飛ぶところとか、花畑をぐるっと回り込むところとか、おっと思うような綺麗な映像も素敵。
「くまクマ熊ベアー」2話。普通にコレが1話でアリなんじゃないかと思えるぐらい、普通に導入してた。フィナとゲンツさんも登場して徐々に賑やかに。食事が豪華すぎるとかギルドのアクリル板はおかしいとかいろいろツッコミどころはあるようですが、まあ個人的には気にならない範囲というか楽しめています。CVも1話だとクール&ドライな感じばかりが目立っていたけど、今回は初めてのクマ装備に戸惑うあたりとかでなかなか感情豊かで良かった。
「クマ」の漫画5巻読みました。王様誕生祭のためにノアとフィナを連れて王都へ。道中でミサに出会い、王都でエレローラさんと初対面。ついでにフローラ姫にも出会う。原作や書籍版ではすっかりおなじみのメンバーがようやく出そろってきた感。コミカライズされると各キャラが生き生きと見えて楽しい。姫のビジュアルは書籍版そのままだけど、漫画だと可愛さが増強されて大変なことに。書籍イラストでの緑髪に正直ちょっと違和感があったので、モノクロの漫画のほうがそのへん気にならず可愛く見えるのかな。エレローラさん(ノアの母にして王国で謎の要職を務める。勢いが激しい)は今後もそれなりに出番多いんだけどビジュアルを覚えてないっていうか書籍版でイラスト書かれてたっけ?レベル。少なくとも表紙には描かれてないだろうけど口絵・挿絵には出てそうなものだが。そして10月からのアニメではミサも出てくるようなので、漫画5巻よりは先にいくのかな。ミサ絡みの騒動まではやるということだろうか。しかしアニメの先行上映の評判を聞くに、改変が目立つらしいしどうも評判よろしくないような…? どうもこう、私が「なろう」系で好きだった作がアニメ化されると評判よろしくないモノが目立つ気がする。「デスマ」とか「平均値」とか。他にも好きなもの、映像を見たいものはいくつもありますが、話が長いモノが多いからなあ… 「精霊生活」なんていまだ漫画版でも荒野から出られてない(今原作確認したら町の初訪問が49話だった)し、そのままアニメ化したら1クールじゃずっと荒野になりかねないので大幅改変は必須だろうし。でも1人ずつ精霊が増えていく様子はじっくり描いて欲しいなあ…ドリー登場のくだりとか結構好きだし。ていうか早いとこ漫画版でもイフ&フレアまで精霊が出そろって欲しい、けどジーナ達のほうが先か。マルコ&キッカも漫画ならきっと可愛いと思うんだ。「クマ」は比較的短いエピソードの積み重ね系だから構成しやすいかとも思ったがそうでもないんだろうか。最近気に入ったモノだと「チート魔女」がわりと区切りはっきりしてる系だけど、どうなんだろう。テトなんてかなりアニメ映えすると思うんですよね。童顔巨乳でいきなり全裸で登場するし、天真爛漫で活発によく動くし、元が泥ゴーレムなので身体の変形もビジュアル映えしそうだし。セレネの3章クライマックスも個人的にビジュアルを観たいシーンの1つ。あと「ラスボスグルメ」は本編98話でコンパクトに完結してるけど、1クールでやるのは無茶か。とにかく、クマアニメを期待しつつ待ちます。
「オーバーロード」のコミック11巻。ツアレに関してセバスをアインズが尋問するあたりから。そこから王都を舞台にして、王女側とナザリック側の思惑が入り乱れての騒動に展開するあたりですね。最後に光の壁が立ち上り、「第2段階」に突入するところで次巻へ。それにしても、やっぱりアニメよりもこちらのほうが好みではあります。どうもアニメ側はカラフルすぎるというのか、ダークファンタジーのダークなところがいまいち伝わってこないというか、もっと重厚であってほしいというか。今回特にラナー王女が侯爵らに狂気を見せるあたりとかが良かったように思います。アニメのほうも悪くはないのだけど、むしろダークな世界を表すにはモノクロの漫画のほうが向いているような。カラー絵を使うなら小説版のイラストのような、ああいうタッチでもないとなかなかダークな緊迫感が出ないんじゃないかとも思う。とにかくまだアニメで言うと2期段階で先は長いのですが、じっくり描いていってほしいです。
あと同じく「なろう」発だけど全く作風・方向性の異なる「くまクマ熊ベアー」のコミック2巻も買いました。こちらもなかなかのゆっくり進行(ようやく召喚クマが出揃って、次巻でフィナの母親の話になりそう)ですが、小説書籍版はもう10巻を越えてるけどまあじっくり描いていってほしいです。この作は書籍版のイラストからして質が高いし、なかなかビジュアル展開には恵まれている作だと思います。ふざけたタイトルに即したゆるーい異世界チート系ではありますが、それなりに厳しいところも描いている…ような気もする。「なろう」作でアニメ化がいろいろ聞こえてくるけど、この作もわりとアニメには向いているんじゃないかとも思うけどどうなんだろう。短いエピソードの積み重ねでどんどん世界が広がっていく形式で、原作はなかなか長くなってるけど短く切りやすい作だとは思う。しかしなかなか高品質なアニメというのも難しいし、コミック版以上のクオリティってのも厳しそうだからそっとしておいてくれたほうがいいのかな。