「魔女の旅々」4話。サブタイトル通り、滅んでしまった都市の王城?に一人残された王女の話。今回もなかなかに救いの無い話なんだけど、なんでしょうねこの嫌いになれない感じ。孤独な戦いに赴く王女に対して「私は安全なところから見てますね」とか、マイペースでドライなところが妙に魅力的だったりもする主人公のおかげなんだろうか。…そういえば入口をぶっ壊したことに関してはツッコミもフォローも何も無かったな。
「くまクマ熊ベアー」3話。デボラネ絡みでルリーナとゴブリン狩りに。ルリーナとの珍道中がなかなかテンポ良いボケツッコミぶりで面白かった。漫画版よりルリーナの造形が幼いという指摘があったけど、コミカル展開には合致していた印象。その後レベルアップによりクマ召喚を得て、さらにはクマハウス建造してフィナ用の解体場を確保というところまで。最後でノアがちらりと姿を見せ、次回は領主に会うというから今回のゴブリンソードも活かされる展開ですね。領主というと孤児院の話もここで出てくるんだっけ。ともかくここまで順調に楽しませて貰っております。
作者コメントでweb連載6周年ということでいろいろ書かれています。何も考えずにテキトーに書き始めたというのはしばしば言われていたけど、フィナとは当初は早々に別れて王都を拠点にする予定だったとか、あるいはユナが解体できるようにするプランもあったとか、またフィナにもっと装備を渡して共闘できるようにしようかとも考えたとか、いろんな構想案を経て今のユナとフィナの関係になっていると言う話はなかなかに衝撃的というか感慨深いというか興味深い。
そういえば今日の2作、両方とも最終決着が「落とし穴」だという妙な共通点があるな。作風は全く違うけど。