ガルパン#2、てーきゅう届いた。数日前に届いていたけど、ようやく一通り見終えました。てーきゅうのほうはなにしろ1話2分、しかも本編が90秒という短さでずっと早口。原作漫画で読んでいるといまいちギャグの切れが良くない印象でも、早口で90秒ツッコむ暇も与えずに疾走するとそれはそれで1つのエンターテイメントとして成立する気がしてしまう恐るべきパワー。しかしこれが連続12話ぶっ続けになると、監督自身がコメンタリーで語ってたけど「頭おかしくなる」ような気がしてくる。パワーありすぎというか異空間に持って行かれそう。
コメンタリーというと原作・原作作画・監督の3人でそのぶっ続けの中でコメンタリーしてたけど、なんかちょっとOPとか内容について語ろうとするとあっという間に1話終わってたりしていろいろ凄いことにw コメンタリー以外には特典映像としてキャスト3人によるバラエティー企画をやってたけど、コメンタリーの3人に対してなんかテンション低いというかいまいちノリきれてないというか。これはやはり、キャスト陣としてはそれこそ総計でも30分に満たないという通常なら1話ぶんしか収録されていないわけで、通常の1クール12話とかやるようなアニメと比べて関わっている感が薄いのかもしれない。それだけ思い入れも薄いのは仕方ないところなのかも。
とりあえずこのショートアニメ界に勢いと狂気を持ち込んだという実績はもっと評価されていいのかもしれないがそうでもないのかもしれない。今期の「あいまいみー」「戦勇」「gdgd妖精s」あたりではその狂気・ボケツッコミが色濃く強化されている印象。
そしてガールズ&パンツァー2巻。3話と4話を収録、3話は校内練習戦の続きで4話はダージリン率いる聖グロリアーナ女学院との練習試合。とくに4話の練習試合は大洗の市街戦が話題になった序盤のヤマといっていい重要なエピソード。何度見ても盛り上がります。
コメンタリーは例によってキャストとスタッフ陣を別に収録、キャストは女子トークが、スタッフはミリタリートークがそれぞれ盛り上がりまくり。特にやはりプロデューサーや軍事アドバイザースタッフらのトークがもう濃くて濃くて、何言ってるのか正直わからんのだけど盛り上がってるのだけは解るw 「なんか最近ガルパンの影響で戦車のプラモデルが売れてるらしいですね」「模型屋のオジサンも、なんで今頃こんなマイナーな機種が売れるのか不思議でしょうねw」「しかも皆示し合わせたようにピンクの塗料と一緒に買って行ったりしてw」みたいな比較的解りやすいトークもあったり。
その他の特典としては1巻にもあったサウンドドラマとか。あと上の写真にもありますが冊子2冊が付いてた。片方はキャラ紹介などの「鑑賞の手引き」、他方は戦車の内部構造等を示した資料。戦車資料と言えば内部のディテールとか、普通の戦車マニアではなかなか解らないところまできっちり調査して設定を詰めているので、結構貴重な資料になってるとかなんとか。そのへんはスタッフも大変だったみたいで、スタッフコメンタリーではしばしば触れられています。
3月末には待望の11話・12話が放映されるようで、BS11でもちゃんとやってくれるようなので一安心です。それにしてもコレ、最終盤の放映が延期されたからこそブームが長続きしている印象もありますね。放映がいったん終わってしまうとブームも冷却され気味になりがちなのだけど、まだ決着がついていないというだけで関心が維持されている感じ。模型雑誌が特集を組んだとか聞くとちょっと見てみようとか思うし。
あとちょっと気になってるのは、これゲームにならないのかなあということ。女子だらけだけど男性がほぼ出てこないのでギャルゲ方面は控えていただくとして、戦ヴァルみたいなSLG形式とかどうですかねえ。あるいはもうガチガチのアクションとか、あるいは車長の視界でガンガン指揮をするリアルタイムSLGとか。そして各学校を操作できれば楽しそうですねえ。本編では一瞬しか出番のなかったピザ学園(正式名称知らん)とかも活躍させられたり。ダージリン様でエレガントに指揮してみたり。もうどこか手がけてるのかもしれないけど、しかしなにしろ時間のかかるゲーム開発だから基本3ヶ月しか放映しないアニメを扱うのはリスキーではある。完成した頃にはすっかりブームも去っちゃってるなんてこともありがちだし。それでも微妙に期待せずにいられないところです。素材としてはかなりゲームにしやすいとは思う。なにしろ戦車戦だし、女の子いっぱいだし。
ガールズ&パンツァーBD1巻、BOXつき初回版、届きました。
キャラ原案イラスト集とか副読本とかの物理付録も多彩だけど、BD収録内容もなかなか盛りだくさんでした。キャストとスタッフ(ミリタリー方面)のコメンタリー2つに加え、OVAとか音声ドラマまで。OVAは宣伝にも多々出ていたけど、やたら水着を披露しまくる短編コメディです。ガルパンといえば戦車&萌えですけど、その後者のほうに全力で振り切った感じ。ちゃんと普通にOPとEDが付いていて、その後に秋山殿の戦車講座が続いています。こちらは作中の映像を使いながら戦車解説を例の調子で熱く語る感じ。
さらに音声ドラマはメイン5人の自己紹介をそれぞれ収録していて、止め画1枚に音声が付いています。それぞれ自己紹介するキャラをアップで描いて、その後ろや周辺に残り4人が控えている構図。内容も、自己紹介に対して4人がいろいろ突っ込んでいるという構成です。だいたい麻子が最後にボソっとつぶやいて、皆が「いたの!?」と声を合わせる、というオチが多いw
キャストコメンタリーはメインから3人がガールズトーク。「けいおん!」と同じような感じだけど、「けいおん!」みたいに常に5人でやってるとそれぞれ喋る機会が分散されてしまうので3人ぐらいがちょうど良いのかもしれない。そういえば「まどか」も、まどか+ほむら+ゲストの3人だったような。ちなみに、まだ誰が喋ってるのかさっぱり解りませんw 「けいおん!」も最初はそうだったな…
スタッフコメンタリーはプロデューサー、軍事考証、軍事評論家の同じく3人で。こちらはオッサンたちの戦車トークといった感じだけど濃いこと濃いこと。マチルダがどうのシャーマンがどうのとかまったくわけわからん話になったり、ローマは工事すると遺跡が出てくるけどフランスは戦車が出てくるとか、なんかもういろいろ濃くてわけわからんながらも楽しいw 「全長7kmの学園船って、船として成立するんですかね?」「無理でしょ(きっぱり)」とか。学園船に関しては2kmぐらいかなーという考証だったのにいつのまにか巨大になってたとか。「これじゃ水平線の向こうまで行っちゃいますよw」とも。
あらためて第1話を見返すと、最初にいきなり戦車戦を見せておいて、そこから時間を戻してキャラ紹介に移るという構成はよく出来てる印象。時間軸に忠実だと戦車戦を見せるまでに時間がかかりすぎますし。で、CGによって緻密な描写が可能になったからこその実在感ある戦車描写はやっぱり良いです。挙動には物理エンジンも使っているというし、重量感ある挙動がいちいち心地良い。
本編の面白さはもちろん、特典もなかなか盛りだくさんで楽しめる内容なので、続巻も買おうかな。amazonではなんか追加発注がかかったらしいという話もあり、なかなかの数字が出るのではないでしょうかコレ。
SAOもこのぐらい特典あったらいいのに、と思いつつこちらは3巻がまだ来ないなと思ってたら来週26日発売だった。
http://otanews.livedoor.biz/archives/51916782.html
別に行ったわけじゃないんだけど、大洗「あんこう祭り」は大盛況だったそうで。普段2〜3万人程度の祭りに6万人ぐらい来てたって話もあるし。祭りの風景とか見るに、地元の商店とかも手作り感あふれる歓迎っぷりでなんだかとってもイイ感じ。2chに貼られた市街戦マップを拡大して、しかもちゃんと出展リンク付きで掲示してるってのが「解ってる」感ありありで大好感。
しかし本当に、作品自体が面白くて好評で良かったですねえ… 放映中に大々的なコラボをできるということは放映前から大規模に仕込んでいたってことだし、これで本編が不評だったら客の入りが寂しくて空振りっぷりが大変なことになりそうで地元のしょんぼりにこちらまで申し訳ない気分になりそうだし。よく引き合いに出されるのが某鴨川を舞台にしたアニメですが、あっちのほうはわりと寂しい感じになってるのかな。地元の盛り上がりと言えば「らきすた」も有名だけど、あれも何年ももつものでもない…けどわりともってるんでしょうか。
これで今年の好評をいいことに、是非来年も!もっと大々的に!とかなったるするんだろうか。しかしオタクの嗜好もうつろいやすいもので、作品の評判次第でもあるけど来年またイベントコラボしてもさっぱりということにも… そういえば作品自体のイベントも来年4月にやるみたいですけど大丈夫なんだろうか。その頃にはすっかり冷めてないかと無駄な心配すらしてしまう。そういう意味でも、今回の祭りというのは最高のタイミングだったのかも。近くなら行きたかったレベル。
こういう地元コラボが気になるのは、「ロボティクス・ノーツ」で種子島がどうなんだろうってのもずっと気になっているのもあって…
BS11では5話まで放映されている「ガールズ&パンツァー」ですが、やっぱり面白いです。戦車道の全国大会ということで様々な難敵と闘っていく模様。それで各人の人間関係やらいろいろな面も見えてきたりして、もちろん最大の魅力は戦車描写なんだけどドラマ方向でも盛り上がってきそうです。
現実とのリンクも面白いところで、茨城県大洗を舞台としていて、現実の大洗でも積極的にタイアップしている模様。魚のあんこうが名物らしくてそれは本作にも「あんこうチーム」として主人公のチーム名にも取り入れられているのだけど、今週末開催らしい実際の「あんこう祭」でも本作の声優が出演するイベントまでやるらしい。4話では市街戦が非常に印象的というか迫力あったのだけど、実際の大洗の町並みをほぼそのまま取り入れているような検証動画までファンが作ってましたw なんかいろいろすげえw
最近こういった地元とのタイアップというのも珍しくなく、好きな作品の舞台なら実際に行ってみたいと思うものだし地元が好意的に受け入れてくれるのは嬉しいのだけど、しかしまあ何というか、作品(の売れ行き)次第というのが第一ですよね。そもそもはほっといても作品さえ面白ければ勝手にファンが来てくれるものだけど、地元が期待するほど作品自体が盛り上がらなかったら寂しいよなあと。観光客を当て込んで期待されても空振りだったら何だか申し訳ない気にもなるし。本作に関しては、女の子がたくさん出てくる作品ではあるけど無駄にパンチラとか出してない(パンチラ禁止らしい?)ところも、地元とかには受け入れやすいところかもしれない。入浴シーンはあったけどな。
同じような例で「ロボティクス・ノーツ」が種子島を舞台にしているということで地元が期待しているという話が南日本新聞にも載っていたけど、作品自体が盛り上がってるのかどうかいまいち不明。ていうか原作ゲームが前作ほどの盛り上がりでなかった気がするのがちと不安だったりも。
まあともかく「ガールズ&パンツァー」は面白いので大洗ともども盛り上がって欲しいところです。次回は制作が間に合わなかったのか5.5話として総集編的なものになるらしい。4話5話で戦車戦をたっぷり見せたぶんだけしわ寄せが来たか? 既に放映されたところではなかなか面白かったという話も。それではみ出した最終話がどこで公開されるのかは気になるところ。ちゃんとBDにまとめて収められる形での公開をお願いしたい。
今期アニメ「ガールズ&パンツァー」が面白い。戦車戦を武道のようにスポーツっぽい競技にして、それが華道とか茶道のように「乙女のたしなみ」として普及している世界。…といういきなりぶっとんだ設定の話で、要するに美少女群像劇にミリタリー要素をひっつけたという、混ぜるな危険と思いきや意外といけるというジャンル。武装神姫もある種そういったジャンルになるでしょうか。
で、あまり期待はしてなかったけど何となく気になっていたので録画していた。そして4話まで見てみたら面白い。何が面白いって、戦車描写が実に熱い。戦車の「重さ」を随所に感じる描写がいちいちぐっと来るのです。動き出すときに瞬間ぐっと後方にのけぞってから前進したり、止まるときは今度はぐっと前のめりになったり。高速にジグザグ走行しているときの車体の揺れ方とか、砲撃や着弾時の振動の様子とか。それ以外にも砲弾を装填したり、砲撃後の排出のアクションとか、とにかくひとつひとつが重そうでおそらく実機を可能な限り再現して見せているのであろう描写が、男の子心をくすぐります。CGのクールで緻密な描写がものすごくマッチしている。ゲーム雑誌(某ログイン)とかでリアル戦争系ゲームに合わせて編集者の趣味で戦車記事とかが延々と出てたりしてたけど、あまり興味は惹かれなかったけど、そういう戦車好きの人というのはこういうのを感じ取っていたのかなと。出てくる人物はほとんど女の子ばかりだけど、戦車戦の熱さは映画「300」の男臭い血のたぎるバトルに通じるものすら感じます。
もちろん戦車とは戦争に使われて人を殺し施設を破壊するためのものだし、いくら安全装備が万全とか言っても車外に露出した生身に直撃を食らったら即死だわとか、いろいろ違和感を覚えるところも当初はあったのだけど、熱い戦車戦を見ているとどうでもよくなってきた。うっかりBDとかも買ってしまいそうだけどそれは保留としておこう。nasneに録ってるから12話終わったら焼いておこうとは思うけど。