「精霊達の楽園と理想の異世界生活」、コミック1巻の続きとなる6話がwebで公開。ついにこちらでもレインが登場、そして海産物収集にて後々に尾を引くこととなる「イエッサー」も導入。シルフィの冷たい目線が素敵。作中では「表情がほとんど変化しないクールビューティ」とされているシルフィだけど、コミック版だと結構表情豊かだしギャグ顔もわりと頻繁に出してくれるので楽しい。これからコミック版でも徐々にメンバーが増えて賑やかになっていくと絵面も楽しくなってきますね。
この手の作品で小説・コミック・アニメとか展開されると、やっぱり表現媒体としてはコミックが最強なんじゃないかと思う。もちろんアニメは最大にコストがかかるし映像やボイスが入ることでの迫力は最強なんだけど、どうしても尺の都合や表現上の都合とかで細かい設定が伝えきれなかったりエピソードを整頓しまくったりとかがありがちだし。心情表現とか設定説明とかは文章がもっとも強いところでしょうし、それにビジュアルを付けたコミックが内容を伝える媒体としては最強なのではなかろうか。キャラクター外観や風景といったビジュアルを読者の空想に任せるという面では小説が強いし挿絵やコミックなどでビジュアルを与えるとそれがイメージの固定化を招いてしまうのがむしろ弊害ということもあるかもしれないけど。あと最近気になるのが、地形とかの説明がどうにも文章だと把握しづらいのですね。地図とかで図示されれば一発なんだけども。「なろう」作品でも地図を入れてくれる作はたまにあるので助かります。ついでにいうと最弱というか違和感が拭えないのがドラマCDとかの音声のみのメディア。アニメ化の前にドラマCD化なんてのはしばしば見かけますが、音声だけだと説明セリフとかがやたら入るのがどうにも違和感があって辛い。ファンアイテムとしては欲しかったりもするのだけど、買って満足した覚えがあまりないので… あと展開としてゲームとなると、壮大な物語を語るにはいいかもしれないしサブエピソードを入れるのもやりやすいかもしれない。しかし楽しいプレイ体験を作ることがわりと難しいので、その意味では難易度高いかもしれない。作り方によってはコストも青天井ですし。この作品だったら「牧場物語」系の開拓ベースになるんでしょうか。開拓段階によって精霊が増えていってそのうち街にも行けてダンジョン入って、みたいな。でもシナリオに沿った開発しか許容できない気はするなあ。冒険者ギルドでの騒動とかはイベントとしてこなすしかなさそう? 通常戦闘も、精霊に任せれば普通に楽勝なので、本人を使うようにしないとあとで困る的な要素が無いといかんのだろうか。それやると単に面倒なだけかもしれない。うーん、ゲーム要素としては開拓と素材収集あたりがメインだから地味ぽいけど、考えてみれば普通のRPGもそうやって戦闘を繰り返してイベントこなしてストーリー進める構成なんですよね。
2018/09/28
精霊達の楽園と理想の異世界生活:コミック6話
コメントはまだありません »
コメントはまだありません。