だいぶ前、たぶん10年ぐらい前のことだと思うけど、開発系雑誌のなかのイベント広告(たしかJava系だったような…しかも海外の)で、そのキャッチフレーズとして「Code the future.」というのがあった。ぱっと見た瞬間に何かぐっと掴まれるものがあった。未来をコード(記述)せよ、と読めたけど、その広告記事にはもっと薄味な、なんだか腑抜けた感じの全くぐっと来ない訳文が付いてた気がする。
つまり開発者向けのイベントなわけで、基本的に参加者は皆コードを書く人たちなわけだ。そのコーディング行為そのものが未来を作るのだという、我々は未来を記述してるんだぜという主旨がその一言でびしっと伝わってきて、なんか感じるものがあった。makeでもcreateでもない、codeってのがプログラマ限定な印象なのも良い。もちろんイベント自体には参加してませんけど。参加しても何も全くついていけないでしょうけど。
だからといってそこから書きまくってうりゃうりゃーっとやってきたわけでもなく、相変わらず怠惰な日々です。何となく思い出したので。まあ私の書いた何某かが未来の一角を担うとは思えませんけど、現代のどこか私の全く知らない世界の片隅にでも息づいていてくれればいいなとは思いつつ。かつて作ったアプリの名前を思いがけないところで聞いたりすると驚きつつも嬉しいですね。もっと精進したい。けどやっぱり一番重要なのは情熱とか根性とかの精神面ですね…特に個人で、誰の依頼でもないようなネタをやってると。いかに気力が尽きないうちにやり切ってしまうかに最近一番気を遣ってる気さえする。で一度呆けたらまた気力をかき集めるのが大変。
2012/08/25
Code the future.
化物語BD
今更なんだけども「化物語」BD-BOXをようやく見終えた。BOX買ったこと自体がちょっと前だったけど、なかなか全部は見通せずにようやく。
まさに化け物という売れ行きを叩き出した超有名作なので今更感想もナンですが、全編にわたってクオリティ高くて何年か前の作なのに全然古くないです。独特の硬質で非現実的な演出がビリビリ来ますね。そこはかとなく…というか無駄にあちこちでエロいし。いろんなところをくすぐられる作ですわ。
しかしコレ、BOXで2万ちょっとだったっけ。1話1000円程度だったら喜んでほいほい買うのだけども、なかなかこの価格になるにはBOXを待つかよほどの値落ちをするか、…あるいは海外版に手を出すか。この海外版ってのもまた何なんですかねえ。パッケージが日本ほどしっかりしてないことが多々だったりはするらしいけど、輸入してもまだ全然安いぐらいの価格差で。まだ手を出してないけどそのうち何かBOX系で買ってしまうかもしれん。
これは放映時には全く観られなかったのだけど、続編であるところの「偽物語」はニコニコでたぶん全話観ました。まあそちらのほうは「化物語」ほどの盛り上がりは無かったかなと個人的にも思うところ。しかしアニメ展開はまだまだ続くようで。こうなってくると原作のほうも読んでみたいのだけど、しかしこのシリーズって何故か無駄に高いのですよね。文庫じゃないせいもあるとは思うけど、1400円ぐらいだっけ。ちょっと揃えるには勇気の要る価格になっています。文庫化してくれないかなあ…
しかし先日出たPSP版のゲームは、会話劇を主体にゲーム化したはいいけど会話になってないとか何とかで散々な評判のようです。こちらもものすごく値落ちしちゃったら考えてみるか。