http://iphone-dev.jp/modules/pico/index.php?content_id=24
iPhoneOS/SDK3.0から追加された機能のひとつとしてアプリ内課金がありました。ゲームでいうとキャラクターの追加衣装を後から購入するとか、RPGのマップなどを追加購入して拡張するとかの使い道があります。で、その機能を使うためにはまず有料アプリとして出されている必要があり、オンラインゲームによくあるような最初は無料だけど後から追加で購入というのは今まで不可能でした。
それを今回の仕様変更で、無料アプリでもアプリ内で有料コンテンツ販売が可能に。ただ開発側としては、有料販売に関する契約を締結しておく必要があります。無料だけ上げてるのとはまた別の契約があるのですね。まあ口座とか各種情報も登録しとかないといけませんし。
リンク先が日本語でまとめてくださってますが、気になるのは「追加でソースコードをダウンロードする仕組み」が不可とされている点。これは機能的にプログラムを後から追加することができずに、当初から組み込んであるのを課金により解放する形でしか実装できないということのようです。プログラムは駄目としてもデータも駄目なんですかねコレ。それこそキャラクターの衣装追加なんてのは後からいくらでも追加できるものですし。データ追加を許容するとアプリが占有するサイズが制限なしになってしまうのがまずいのかな。他にも不可な条件がいくつか挙げられており、このへんは気になるところです。
この改訂により、とりあえず無料(でも実質xxx円、とか)というアプリが大量に増えそうですね。ゲームだったら序盤だけ無料でプレイできて、続きやりたかったら課金してね!的な。段階的にどんどん課金させるスタイルもありそうだなあ。10章ぐらいの構成で、1章だけ無料であとは章ごとに115円とか。それだったら実質1000円超のアプリも増えてくるんでしょうか。このへんは商売の腕の見せ所ですな。まあそこまでやるんだったら別アプリにして売ってもいいかもしれんけど… ていうか今でもあるんですよね。最初は115円とか230円とかだけど、全部買っていったら結構な額になるようなモノとか。