「グリッドマン」最終回。話を一気に片付けて凄まじいアクションシーンで幕を閉じた。結局のところいろいろ溜め込みすぎたアカネの破壊衝動とかを食らうために取り憑いたアレクシスが見せた夢の中の世界だったってことか? しかしアカネがその世界から去っても世界は保持されているような描写。そしてオリジナルの特撮グリッドマンと明確なつながりも示したように思うし、ラストの実写シーンはつまりアカネは特撮版の世界に戻っていったってことになるんでしょうかね。現実をコピー&改変したVRワールドかと思ってたけど完全な創造世界だった(アカネが帰っていった世界に六花や裕太はいない)ってことか。そこにいろいろ入り込む余地のあった裕太にグリッドマンが介入したことで物語が始まったと。もともとのオリジナルを知らないのが残念ではありますが、知ってたらもっといろいろ燃えたのかもしれない。
「ゴブスレ」最終回。前回に引き続き、牧場防衛戦。例によって死にそうになりつつも勝利をもぎ取って祝宴へ。これまた例によってというかモノローグ的なところでゴブリンの残虐さ狡猾さを見せる事も忘れず。愚直に不器用にひたすら嫌われ仕事をこなしてきたことが周囲の支援を呼んだという結末に。わりと能天気な勇者パーティも自分らと違うところで頑張る「ゴブリン殺し」に感謝をする場面まであった。
原作もわりとエピソードは豊富みたいだし、今回みたいにいろいろ整理して構成すれば2期もまた有りなんじゃないかとも思った。ただまあ、戦闘が血みどろ重視なのはいいのだけど、ゴブリンのえげつなさをまた観せられることになるのもそれはそれで辛いとも思う。やっぱり最大のインパクトというかトラウマというか心理ダメージを食らったのは1話のアレでしたが、それ以降もたびたびそのシーンや過去をフラッシュバックさせたりとか「人間の盾」とか、いろいろキツい描写を繰り返し見せてくれた作ではありましたな。込められた熱量は確かに感じたけど、楽しめたかと言われると正直よく解らない。ともかく目を離せない作ではあったということか。
「SAO」12話。カーディナルさんとアドミニストレーターさんが登場して、ついにようやくOPのメンツが出揃うことに。世界の真相に迫る説明会ではあったが、原作読んでいたからすんなり把握できたけど原作未読なら理解できたかどうかは不明。これで丁度12話、1クール終了で次からOPも変わったりするのかな。とりあえず何というか、上品な安定感あるのはいいですね…長期作ならではの安心感か。作画も高品質で安定しているし。ゴブスレみたいにある種下品だけど心をザクザク刻んでくる作を求める向きがあるのも解るしそれも嫌いじゃない。しかしそれとの対比もこれで終わりなのがちと寂しい感じもしないでもない。とはいえSAOもつい先日のクズ貴族の話はなかなかにキツいものがあったし、これからもいろんな悪役と対峙することになるのよね… そうか今回がたまたま説明会だったから落ち着いてただけか…