「大正オトメ御伽話」2話。お前は一族のお荷物だから死んだものとする、と父親から通告されてショックで寝込む珠彦。それを献身的に看病する夕月。粗相のお詫びやらで東京に連れて行ってデート、とか夕月の小動物的な挙動と懐の深さに癒やされはするんだけど、やっぱり珠彦の甘ったれボンボンぶりが気になって気に障ってどうにもしんどい。自活も何もできないでペシミスト気取ってんじゃねえよと。今後もこういったキツさとゆるさの緩急攻勢が続くんですかねえやっぱり。ちと辛い。
「境界戦機」3話。アモウの機体がアジア軍に蹂躙されかけてたのを救ったのは日本解放レジスタンスの機体だった。キャンプに連れて行かれ、アモウの機体の出自を明かされ、そしてレジスタンスへの参加を持ちかけられる…
「暗殺者転生」2話。組織に始末された暗殺者、女神に拾われて異世界での勇者暗殺を持ちかけられる… スキルを選ぶあたりとかに覚えがある。いくらか原作読んでる気はするんだけどいまいち明確に覚えてない…
「大正オトメ御伽話」1話。名家?な実家から事故による負傷で役立たず認定されて山奥の家に放逐、とりあえず生活だけは面倒見てやると若い嫁を宛がわれる。自暴自棄になって世を倦んでいる少年が、しかし生活全部見て貰っている甘ったれぶりになかなか共感はできないのだけど、親の借金の代わりに買われて来た嫁こと夕月の献身ぶりになんだか癒やされる。「大正の仙狐さん」なんてコメントが付くぐらいの世話焼きぶり。塞ぎ込みがちな主人公も含め時折コミカルな表情になったりするので、各人の来歴が重いわりには話がさほど重苦しくない。
「境界戦機」2話。人質の対処は上手いなと思ったけど、戦闘時に妙な間が空きがちで早く逃げろとかさっさと追撃しろとか突っ込みたくなってしまう。けどまあそのへんはお約束ってやつなのかなあと。
「境界戦機」1話。今時めずらしいオリジナルロボアニメ。日本社会が崩壊して分割統治されてしまって日本人はいろいろ差別されてる21世紀半ば。ロボ型兵器のパーツを漁って組み上げることを趣味にしている少年、謎の野良AIと出会う… 日本が被差別状態というのは「コードギアス」とかでもあったけど、マスコットキャラを交えることでちょっとコミカル感を出してシリアスになりすぎないようにしてる感じ? コメントでは「Vivy」のマツモトと類似性を指摘されまくってたけど。占領軍側が露悪的なのもちょっと気になったけど、まあ反感抱かせるのが仕事だから仕方ないか。ロボアニメとしてCGを使わず手描きにこだわってるらしいのは今時珍しいかも。ロボデザインが無骨なのはわりと好き。「フロントミッション」や「鉄騎」を彷彿とさせるような、兵器感というか重機感というか。まあでもそう考えると世界観がゲーム向きでもあるかもね? せっかく4つに分割されてるんだからどこかの勢力に属して日本統一を目指すとかの。あーでもアニメ同様に日本人が立ち上がる話じゃないとダメなのかな。逆に日本人レジスタンスを掃討しながら統一を、てのもなかなか難しいか。