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2009/08/23

アカデミックな日?

カテゴリー: イベント — chaba @ 18:06

エジプト展があるというので見に行ってみた。そしたら夏休みだし日曜だけあってか、親子連れとかで大盛況でした。吉村作治氏の発掘調査をベースにしてる感じで、いろんな副葬品などに混じって氏の発掘風景ビデオも何カ所かで上映されてました。夫婦や親子で発掘されたという棺も展示されていて、古代エジプトの人らも現代日本人のように亡き人を偲ぶ習慣があったとかいうことに思いをはせてみたり。

しかしこの手の展示を見ていて歴史の壮大さに圧倒されつつ気になるのが、結局「墓を暴いている」ってことなんですよね… 永く静かな眠りを妨げて、こんな異国の地にまで運ばれちゃって申し訳ないような。今回ミイラそのものは無かったと思うのですが、でも棺とかは本物だったような。中のミイラは別のところに展示されているのか、あるいは保管されているのかは不明ですが。ちょっと前にナスカ展だっけ、別の古代展示を見に行ったときはミイラそのものが置かれていて一種異様な空気をかもしていたものです。まあ盗掘されるよりはしっかりと保護されるほうがいいのだろうとは思いますけども。それでもいろいろ晒されて分析研究されたりするんだよなあ。

エジプト展の後、同じところの別のフロアでやっていた榎木孝明氏の水彩画展も見に行きました。郷土出身の榎木氏はわりとこちらに顔を出しているようで、イベントとかでしばしば目にします。先日もNHK「篤姫」に地元侍として出ていましたが、郷土の人だと鹿児島弁に安心感がありますねw そんな氏の水彩画は、桜島をいくつもいくつも描いているのから始まって自身の郷里の風景も多数、そして東京のビル街といった身近なところをまず描いてました。それから欧州や中国にも絵描き旅行に行ってる様子。その様子を撮影したビデオも上映されてましたけど、とにかく描くのが早い早い。細いペンなどでさらさらーっと下絵を描いたら水彩でどんどん色づけしていきます。どのぐらいだろう、1~2時間ぐらいで仕上げてるんじゃないかなーと思えるぐらいスピード感があって、できあがった絵も軽快な感じ。しかし絵によってはかなり細かく描き込んだものもあったりして、なかなか面白い展示でした。

さらにその後は絵手紙をやってる母が、知り合いのサークル展示があるということでそれも見に。なんだか文化芸術の秋を先取りしたような日でした。まだまだ残暑厳しいけど。ついでに灰も降ってたけど。

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