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2019/12/03

イチ・ニ・サン

カテゴリー: ゲーム, 雑談 — タグ: — chaba @ 03:53

せっかくの「イチ・ニ・サン」の日が25周年なので、初代PSについて語ってみる。まず当時、私はソニーが結構好きでした。TVとかコンポとかMDウォークマンとか、社会人になって比較的金銭に余裕があったのもあっていろいろ買ってた。ゲーム業界としては任天堂がスーパーファミコン(SFC)で一世を風靡している時代で、そんな中で最初にその名前を聞いたのはSFCの周辺機器としての発表だった。ソニーがSFCにCD-ROMを出す!? すげえ! と思ったものでしたが、あえなく決裂。しかしその後に独自ハードを出すという、しかも3D機能が強化されていてメディアはもちろんCD-ROM。1万円を越えるカセットも当たり前だったSFCソフトと比較して4800円程度で出せるという価格設定も魅力だった。生産体制も変わるので流通にも優しいなんて話も。さらにはロンチタイトルに当時ゲームセンターで夢中になっていた「リッジレーサー」、PC-9801向けタイトルとして大いに気に入っていた「A列車で行こうIV」も出るというんだからコレはもう買うしかないと。FC/SFC時代にはバッテリーバックアップもコストアップの要因だとか言われていて、それに対して用意されるPSの専用メモリカードもシンプルなデザインも相まって魅力的に映ったものです。しかし実際に使ってみると「A4」ではカード1個を丸々占有してしまうし、ソフトとメモリカードを合わせたら結構なお値段になるという現実もありましたが。
それでも自宅で「リッジーレーサー」が堪能しまくれるのは嬉しかったです。ナムコが出したアナログコントローラー「ネジコン」も異様な外見ながらなかなか秀逸な出来映えで好感触でしたし。コレのおかげでゲーセン版でもクリア出来るようになって、開店直後の誰もいないゲーセンに通ってはドヤ顔でクリアしてみせていたものでした。一時期は日曜朝イチの習慣になってたな。「A4」のほうは実際にゲーム内を走る列車やバスに乗った視点が楽しめる「車窓モード」は独特だったけど、実際やってみると粗っぽいポリゴンの街並みにいささかのガッカリ感を味わったものでした。あとメモリの限界もあっただろうけど、PC版と比べてマップがあまり広く使えなかったのも残念でした。
その後もいろんなタイトルを楽しませて貰いました。「ゼノギアス」は当時わりと忙しい会社員生活だったのに深夜に帰っては1章だけもう1章だけとか内心言いつつコツコツ進めてクリアまで行ったのが思い出深い。「ガンダム」ばりのロボバトルなのに格闘戦主体なのはずっと違和感あったけど。ゲーマーに限らない一般層への普及を感じたのも印象深く、特に「パラッパラッパー」が周辺へのウケが良かったです。しばしば同期などでPSを遊ぶ会を催していて、何故かそこで「トゥルーラブストーリー」も一時期流行って悶絶したこともあったな。「グランツーリスモ」で対戦したら壁走りを後輩にやんわりと注意されたこともあった。そうそう、「リッジレーサーレボリューション」を2台繋いで対戦もやったのですよ。さすがに時折重くなることもあったけど。何故PSが2台あったのかというと「ネットやろうぜ」開発機があったから。コレも少しだけいじったけど、さすがに1本仕上げるまでには至らなかったな。まだどこかにあの黒いPSが眠っているはず。動くかは知らんけど。
そこからPS2になって私の環境も激変しましたが、やっぱり一番夢中になっていろいろやってたのは初代PSかなあとも思う。今から思えば粗っぽいポリゴンの世界にはいろんな夢や想像妄想の余地がたくさん詰まってましたね。

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