いろいろ編んでます。やたら水色が多いのは好きな色ってのもあるんだけど、明るい色の方が編み目がよく見えるので編みやすいのです。暗い色とくに黒とかはちょっと周囲が暗かったり手の影になったりすると全く見えなくなることもあるぐらいで、針を刺す位置を特定するのに難儀したりします。
丸とか楕円がありますが、これらは立体造形のベースにもなったりする重要な基本形みたいです。楕円はわりとキレイに出来ましたけど、円は若干いびつな感じに。この円、最初に6目編んでからそれを中心にしてだんだん広げていくので、キレイに組むと円と言っても六角形としても使えて、それを多数組み合わせてクッションにするといった活用もあるらしい。
右上の謎の造形はマグカップ型のたわしとして出ていたサンプルに挑戦したものなのですが、いろいろ間違ってものすごく不細工なことに。あまりに不細工なのでサンプルにはあった取っ手もつけてません。しかしその下の黒いたわしはかなり完成度高くできました。先日の釣り鐘造形での失敗点を踏まえて、ようやく整ってきた感じ。
そんなわけでまた糸を大量に買ってきた。ダイソーのアクリルを全色制覇するぐらいの勢いで。
上の画像のパターンを長々と繰り返せばもうマフラーとかできそうですが、それだったらアクリルじゃなくてちゃんとした毛糸が必要でしょうね。まあ編み上げても自分で使うぐらいですが。…甥っ子だったら貰ってくれるかなあ、アンパンマンとか仮面ライダーのアップリケでも作れば。
しばらくやっててつくづく思うのが、意外と大した費用・技術・独創性を必要としないことだったりします。実際にやってみると意外に敷居は低いです。趣味の物作りというとわりと敷居が高く感じて、その原因として専用の材料や機材を揃えるのに金がかかりそうだったり使いこなす技術が難しいんじゃないかと思えることがあります。しかしコレに関しては今まで書いてきたようにダイソーで揃えれば大した額にはなりませんし、やることも基本的なことを覚えればあとはひたすらパターンの繰り返しです。この、「大した技術がなくても時間さえかければ成果が出る」というのは、ドラクエに通じるものがありますね。かつて一定以上の技術や知恵が無いとクリアできなかったゲームというジャンルに、時間さえかければクリアできるということでぐっと敷居を下げて大ヒットにつなげたのがドラクエだと言われています。…先日はMMOに例えたりでついついゲームを持ち出しがちなのですが。
もちろん高度な技術や独創性を持つ人はどんどんオリジナルを開発するというハイレベルな楽しみ方もあるわけですが、そこまで至らずとも十分に楽しいです。そういう人たちが作った設計図をなぞるだけで後続は楽しめます。そういえばある程度の編み図は読めるようになってきましたw
一般的に女性向けの趣味となってますけど、こんな楽しいモノを女性だけのものにしておくのはもったいない!と思ったりもしますが、やはり基本地味でいくらかの根気が要る作業なので、女性向きではあるのかな… それに出来上がる成果物もカワイイものが主流なので、そういう造形が好きな人でないと好まれそうにないってのもあるか。