chaba log2

2011/11/27

2001年宇宙の旅

カテゴリー: 映画 — chaba @ 06:32

泣く子も黙る有名作ですが、ようやく観た。BD2枚3000円シリーズ第2弾。ちなみに一緒に買ってみたのはウルトラヴァイオレット。
さて2001年、まあ現実には既に過ぎ去った年なのだけど、付属ドキュメンタリー映像とか観てると1966年とかの数字がよく出てくるけど、Wikipediaによると公開は1968年なのか。当時は酷評も多かったらしいけど、今になって見てみると静かなシーンも多いのだけどずっと緊張感あって飽きずに観られますのね。まあそれは名作の誉れ高いことを認識していてのことだから、何も知らずに観てたら退屈にしか思えなかったかもですが…
でも後に続く様々な作品の元ネタになっているというのは随所で感じました。ガンダムの「ボール」とかモロだよな。あと和製SF「さよならジュピター」で観たシーンに通じる箇所もありました。しかし「さよならジュピター」もそうなのだけど、どうしてこう和製特撮はチャチかったのでしょうかね。子供の目にも、ああ、ミニチュアだなあ…というのがありありと見えて悲しかった覚えがあります。この2001年とかスターウォーズとか、巨大な宇宙船が巨大に見えるってことがいかに凄いことなのかと。和製特撮だと、ミニチュアを作り込んでいるのはすげーと思うけど、よくできたミニチュアにしか見えないのですよね… このへんは予算のスケールが違うんだろうしノウハウの蓄積も違うってことなんですかね。最近はまあCGが発達してるから合成もそれなりに見える気がしますが。
でもこの和製特撮の「それらしく見え具合」を思うときに常に浮かんでしまうのはゴジラとガメラ。ゴジラは近年のそれはほとんど観てないのですが、たまにTVでちらっと紹介される映像を見ると、やっぱりミニチュアにしか見えない。ゴジラが巨大に見えず、中の人が想像できてしまう感じ。しかし平成ガメラ(イリスしか観てないけど)は、結構良い感じに巨大感ありました。特にイリスの場合は怪獣災害という視点があってその被害が身に迫る怖さってのもあったから余計に臨場感あったのかもですが、全般に違和感ない迫力の映像が好感でした。…まあゴジラに関してはその存在自体がキャラクターとして重要なので、そういう特撮の見栄えと言った視点はあまり重要でないのかもですが… 近年の和製特撮といえばまずウルトラマンとか仮面ライダーとか戦隊モノもあるわけですが、あのへんもかなりCG使ってますよね。いつだったかちらっと観たウルトラマンのCGに板野サーカスで有名な板野氏が加わってて、確かにミサイルとかそれっぽい感じだったのは面白かった。
和製特撮の話になってしまいましたが、とにかく2001年の特撮はすげーなーと普通に思うところでした。セット全体をカメラと同期して回すことで人工重力空間を作ってたりとか。同じような円周状の宇宙船内空間は比較的最近だと「ミッショントゥマーズ」でもあったな。あれはカメラ回すとかより普通に合成することで、上にも下にも同時に人が居る映像だった気がする。ああいった人工重力があると宇宙飛行士の体調維持にも役立つとは思うんだけど、まだ実際の運用には使われてないですよね。そこまでの空間を作るまでには至ってないか。まあ宇宙ステーションとか映像を見てても狭い部屋を連結してるだけだものな…
映画の最後のほうはよく解らないイメージの連続になってますが、いちおうの解釈はあるみたいだけど、そのへんは「2010年」も観たら少しははっきりするところもあるのかな。そっちも観てみるか。

一方のウルトラヴァイオレットは、CGや合成がチープなのが気になるところもあったけどなかなか面白かったです。まあチープなCGは時代的なものもあるし、それはそれで作風って感じもしましたが。

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