この年末年始は何やってたかというと「Banished」だったということになるかもしれない。
そもそもはsteamでセールされてたのがきっかけで、そういえば4gamerで記事になってた気がするなあという作。シムシティのような集落育成リアルタイムSLGなのだけど、もっともっと小さい規模で、タイトルにもあるように何らかの事情で追放された人々が未開の地にたどり着いて集落を作り始めるというもの。スタートの難易度にもよるのだけど、10人前後から始まって、住居作りとか食料・燃料・資材などを確保しつつ生活基盤を構築していく感じ。しかし何しろ厳しい自然の中に放り出されているので、ちょっと油断するとすぐに凍死・餓死に代表される様々な生命の危機が待っている。凍死を防ぐには十分な住居・衣類・燃料が必要で、そのためには木を切り倒して木材や薪を作り、狩りをして獣から毛皮を作る必要がある。餓死を防ぐにはもちろん食料が必要で、最初は山菜の採集や上記の狩り・釣りなどで確保しつつ農業も視野に。ただし農業は収穫まで時間がかかるのですぐに結果の出る採集系と併用が必要だったりとか。そして全ての施設や道具を自分らで作らないといけないのだけど、そのために住人を各職業に割り振るのもキモの1つだったりする。建築業に割り振れば住居の建築が早く進むし、農業に割り振らないと畑で作業してくれないし、採集系その他ももちろん。そのうち子供が産まれて成長してくるのだけど、次世代にまた新しい世代を育てて貰うには新しい住居が必要。だからといって序盤から一気に住宅建築しまくると人口が急に増えてすぐに食料や燃料が枯渇してしまったり、住宅建築に人手を取られることでここでも食料その他の確保がおろそかになったり。とにかくいろいろなところで様々なジレンマを抱えることになり、そこに頭を悩ませ続けることが楽しいのです。
人々がちまちま動き回って、徐々に集落が発展していくのを眺めるのも楽しい。住居と職場がそれぞれ決まっているのでちゃんと日々通勤し、この通勤距離もちゃんと考えないとうまいこと働いてくれなかったりとかそこにも意味があったり。こういう複雑なシステムを1人で開発したらしいというから凄いものです。聞くところでは音楽だけは別の人(弟とか?)らしいけど、ということはグラフィックも全部やってるんだよな。プログラムもそうだけど、まず目に入るグラフィックもなかなか凄いですよ。プレイヤーがテキトーに作っていってもそれなりに雰囲気のある集落になってくるし。たまにぼんやり眺めてみるだけでいろいろ良い感じだったりするし。
あと近年の特徴かもしれないけど、プレイ動画がやたらいろいろ上げられているのも助かりますね。ニコニコやYouTubeにいろいろと。この手のSLGってまず何をすればいいのかよく解らなくて攻略サイトも見たりするけど、実際に動画で見せられるとしっかり把握できます。…把握できたからといって同じように上手くいくわけでもないけど。実際やってみたら餓死が連発してたし。イージーモードなのに。ごめんなさい村人たち… あとわりといきなり疫病が流行ってしまったのは、動画では見なかったな。健康状況が悪すぎたのか。おかげで動画では見たこと無かった病院をいきなり建てることになったけど。それでも2人ぐらい病死してしまった(ごめんなさい)のだけど、建てなければもっと状況悪化してたのかもしれない。
しかしSurfaceでやってると、ずっとファンが爆音でフル稼働しています。いつもの本体右側面がかなり熱くなってた。何気にオブジェクトは小さいにしても描画要素は膨大だし、計算要素も膨大ですわね。そして無電源駆動してたらバッテリーが枯渇しかけてました。やっぱり結構食うようで、外でプレイするのは無謀なようですね。