「鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ」の漫画版11話が出てた。「3人目」のディアナ登場。いや4人目になるのか? 書籍版イラストでビジュアルはすでに出てるけど、それをベースとした漫画版のほうがやっぱり印象強くなりますね。タッチの違いもあるけど、ディアナは書籍版より可愛さが強調されているようにも思う。今後メンバーに動物たちが加わっていくとそれらのママとしての存在感を増してくるのがちょっと楽しみだったりもする。
前回だったっけ、サーミャとリケが湖に水浴びに行くというエピソードで、「実家では弟たちの世話をやってたから」とリケがサーミャの髪を鼻歌交じりに洗ってあげるシーンがあった。洗われるサーミャのほうは昔に母親から世話されてる頃を思い出す…なんて描写なんだけど、幼い頃のサーミャがやたら可愛いかったのは漫画版ならではの恩恵。しかしサーミャ、獣人は早熟だとかで肉体は成長しきってるけど実年齢5歳とかじゃなかったっけ。なので一人前の狩人として活躍してても精神的に幼いところがあって、そういうところでリケが「お姉さん」してるシーンがしばしば出てきてほほえましい。体型的にはドワーフのリケのほうがよっぽど小柄スレンダーで子供に見えるんだけど。そういう関係性も面白い。
あと「航宙軍士官、冒険者になる」も。こちらはweb版のほうが完全に「エタってる」のがずっと気がかり。
これらが掲載されているコミックウォーカー、気になるのを片っ端から登録していったら結構な数になってしまった。特に金曜は掲載告知が大量に来てたりする。「航宙軍士官」もそうだけど、月刊ベースなのを分割掲載しているのも多いですしね。上記2作など気に入った作は単行本も購入しているので、今後も期待しています。そして「航宙軍士官」の先行きが本当に気になっている。
「航宙軍士官、冒険者になる」漫画4巻。ファンタジーの世界にSF装備で殴り込んじゃう系。レーザー銃とかレーダーとかはたまたステルスドローンなどといった武装によりどんなモンスターでも盗賊団でもバッタバッタなぎ倒してしまう無双感。そんな環境で、やがて襲撃に訪れるかもしれない敵対生命体(そもそもSF世界で対抗していた)にまともに対峙するため、この惑星全体を占領して民衆の教育と武装強化を決意する主人公。亡国の姫を助けたことでそのもとに集う臣下を配下として勢力拡大を図る… といった流れ。いきなり謎の勢力として占領を図ることも可能かもしれないけど、あくまで冒険者として名を上げていってやがて貴族となって足場を固めていく(そのうち国盗りとかも視野に?)ことを目指しているのが独特かもしれない。ガンガン無双していくのは小気味良いのだけど、しかし最大の問題点というか懸念は、「なろう」版が長期休載中ということなんである。書籍版も漫画版も刊行が続いているからそれなりにセールスは出ているんだろうし、今のところ「なろう」版に準拠しているけども、追いついてしまったらその先は出版で描いていくつもりなのかな。
この漫画版、今風のタッチではないと思うのだけど、SFもファンタジーも緻密に描いてくれるので結構好きです。あと基本シリアスだけどたまにコミカルな会話も挟まれるのだけど、そういった場合にキャラを可愛く崩して描いたりといったデフォルメ(漫画版「オーバーロード」「幼女戦記」とかだと結構ありますわね)がほとんど無いのも独特。とにかく「なろう」掲載分の先にも話が続いてくれることを願ってやまない。もしくは連載再開を切望。漫画のweb連載だと今回の単行本のちょっと先に行ってます。
「鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ」の漫画版5話が公開されてた。ようやく2人目のヒロイン?、リケが加わったところでゆっくりした進行ですが、やっぱりイイですね。特にやっぱりサーミャが良い。獣人種は早熟なので外見より精神性が幼いという虎獣人のサーミャ、エイゾウやリケの挙動にいちいち一喜一憂する様が可愛くて楽しい。尻尾が感情を反映してふりふり動いちゃうあたりとか好き。まだ漫画には出てない先のエピソードだけど、しばらく留守にしていたエイゾウが帰宅したのを全力で出迎えて、しかし感情をどう表現したらいいのか解らずに混乱しているのをリケにツッコまれるサーミャが好き。絵も綺麗だしコミカル描写も好感です。
あと「航宙軍士官、冒険者になる」の漫画3巻も出たみたいです。こちらはweb版は半年ほど停まったままで、書籍版4巻が昨年12月に出た後が続いてないんだけどどうなってるんだろう。比較的珍しい気がするSFチートものだし好きな作なのでガンガン出して欲しいところではあるんですが。web版って「俺たちの冒険はこれからだ!」感もあるところで停まっているので、書籍で続きあるいは別展開を描こうとしてるのかな。それならそれで全力で買いますけども。
追記:読んでみました。やっぱり面白いです。双子の「部下」が合流してもともとの母艦の無事を知り、周辺情報を調査させていろいろ現状を把握、そしてある決断により今後の方針が定まるといった流れ。絵柄は必ずしも今風じゃないけど、ファンタジー描画は良いしそれにSF武器や艦船などが混じる独特の描写は結構好きです。あと今風じゃ無いということにも絡むかもしれないけど、ちょっとコミカルなボケツッコミが入ったとしてもキャラがほとんどデフォルメされないのも特徴かもしれない。「オーバーロード」漫画なんてさんざん凄惨な描写をやっててコミカル描写では途端に頭身が変わったりもするが、そういうのが今作は無いですね。ある意味落ち着いて読んでいられる感じ。それで先行しているはずのweb版が停まっているという現状に行き当たるのですが、書籍版も漫画版もどんどん続いて欲しいものです。
漫画ついでに「オーバーロード」14巻も出てました。配下のゴブリンが守るエンリたちの村に若い野良ゴブリンがやってきて森の異変を伝えるあたりから。エンリが冒険者ギルドに救援を求めに行ったり、ルプスレギナがアインズに失望されたりとか。もはやアニメもずっと前なので懐かしい感じすらしますね。それでも漫画は独特の表現があるからやっぱり見ちゃうなあ。ルプスレギナといえばこの後王子の軍隊が押し寄せてきてアレコレありますけど、ソレもまだだいぶ先のことになりそう…
「リアデイルの大地にて」漫画1巻と、「航宙軍士官、冒険者になる」漫画2巻が出ていたので読みました。両方とも「なろう」発のチートもののコミカライズで、前者はファンタジーVRMMORPGがリアルになっちゃった系、後者はSFの装備でファンタジー世界に降り立っちゃった系です。前者は連載時に井戸マシンがなかなかに突拍子も無い描写をしているのが突っ込まれていて、単行本になって修正されていたけどやっぱりちょっとおかしい。まあでもほのぼのチートな話には影響しないし絵柄も好きだしSDキャラがやたらめったら可愛いので好きです。後者は順調に進行しているのですが、web連載のほうが停滞気味なのがちょっと気がかり。「リアデイル」のほうはwebでは完結していて、舞台を移した続編も書かれているけどこちらはいわゆるエタってる状態でしょうか。作者氏もwebでは別作品を連載してるし。
最近この「航宙軍士官」のようなSFが入ったチートものがちょっと気になっていて、「目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい」とか「ファンタジー世界に宇宙要塞でやって来ました」とかがお気に入りです。前者は連載継続中ですが「Elite Dangerous」みたいな宇宙傭兵ゲームの世界に入っちゃった系、後者も同じくゲーム内で宇宙要塞を持ってたらリアルになっちゃう系ですがファンタジー世界に行っちゃうところは「航宙軍士官」に近いかもしれない。元ネタにしたゲームがあるとすれば何でしょう、「EVE ONLINE」とかだと要塞を持てるのかな。要塞とともに120体の女性型アンドロイドを伴って無双するのだけど、残念ながら200話ちょっとで長期休載中。しかし同じ作者が書いている「戦国時代に宇宙要塞でやって来ました」は、同じ宇宙要塞とアンドロイドたちを伴って戦国時代に来てしまうという話。宇宙要塞では自給自足できるけど、せっかくだから織田信長を見に行ってみようぜーと上陸してみたら意気投合してともに戦国を戦うという流れに。これがまた面白くて困るぐらい。今大河ドラマでもちょうど同じ時代だし、歴史上の人物とか当時の社会情勢とかいろいろ細かく描かれているから非常に面白いです。現在800話近くあって連載継続中、ようやく半分ぐらい読んだけど先が気になって仕方ない。織田信長には出会えたけどまだその父の信秀の時代で、主人公が加担することで尾張がどんどん力を付けていく課程が小気味良いです。コレが面白すぎるので上記の漫画も買ったままなかなか読めずにいたぐらい。コレも書籍版は出ているようですがまだ手を付けてない。コミカライズも出て欲しいな。欲を言えば「航宙軍士官」「宇宙一戸建て」のコミカライズ担当氏のようにSF描写をきっちりできる(宇宙船や銃器とかが綺麗に描ける)方にお願いしたい。
【次ヒットする作品はこれだ!】新作ラノベ総選挙2019の結果発表! 1位は 「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」
「ラノベ総選挙」とかあったらしい。表題にもなってる「真の仲間じゃないと…」は「なろう」で読んだけど、最近この手の追い出され系ってしばしば見かけますね。役立たずとして追い出されたけど実はパーティ内で重要な役割を持っていて、追放後のパーティがどうにもうまくいかなくなるとかいうやつ。この作の場合は妹が勇者としてパーティにいるのだけど追放された兄を追いかけてきて、追放した側といろいろ揉めるんでしたかね。書籍版は買ってないけど、イラストの「やすも」氏は「異世界のんびり農家」も担当してたけど独特のタッチが結構好きです。このイラストで売れての首位なんじゃないかとも思う。
上記は文庫部門だけど新文芸・ブックス部門もあったようで、こちらの4位に「リアデイルの大地にて」、6位に「航宙軍士官、冒険者になる」がランクインしてた。両方とも大好きな作ですが、前者は既にいろいろ述べたので後者について。タイトル通りに宇宙軍隊の兵士が冒険者になるもので、SFとファンタジーの融合というか、ファンタジー世界で主人公がSFのテクノロジーで無双する話です。そもそも何故SFとファンタジーが出会ってしまうのかというと広い宇宙で敵性生物「バグス」に対抗してる帝国がベースにあって、辺境宇宙でまだバグスに侵略されていない・抵抗の技術が無い人類文明を探し出しては帝国に取り込んでいるという舞台背景があります。何故そんな辺境宇宙にまで人類が文明発展も無く行き渡っているのかは「太古の昔に何者かがばらまいたのではないか」とか推測が提示される程度。そんな中でバグスの拠点を探索していた宇宙艦の1つがワープ中のトラブルで未知空域に放り出され、その中で唯一生き残った主人公が墜落寸前の惑星に不時着して生き延びるための冒険を始めるという話。体内に分散したナノマシンでいろいろチートをやってくれます。普通に職業兵士なので戦闘能力が高いのはもちろん、救助したお嬢様の欠損した手足を復活させてみたり、魔法を分析して使えるようにしたりとか。コミカライズもされているのだけど、なかなか緻密なタッチでSFの艦船やファンタジーなモンスターなども描写が適切で好感あります。映像化したらなかなか見栄えしそうだし見てみたい気はあるけど、きっちり描き込まれないと悲惨なことになりそうでうかつにアニメ化とかされるのは怖い。webの原作進行も書籍化とかに注力してるのか停滞気味ですね。8/30に書籍3巻が出るそうな。こちらもとりあえず今後を期待。