『推しの子』3話。ルビーが芸能科のある高校に入ってそれに付き添う形で同じ高校の普通科に入ったアクア、同校の先輩だった重曹ちゃんこと有馬かなと再会する。子役時代に無双していた有馬だが成長するとそうも行かず、その演技力と処世術で芸能界を生き延びていた。そんな有馬が現在主演している漫画原作のネットドラマに欠員が出ていて、アクアが出演を誘われる… 売出し中のイケメンモデルをできるだけたくさん出すために人気漫画を持ってきたという企画に、知名度だけはある元子役をヒロインとしてあてがったという構成がなんかリアルで怖い。イケメンどもが演技壊滅的なのでヒロインもそれに合わせて抑えめにしてるとか。そんな現場を見学に来た原作者がしょんぼりしてたのがまたリアルというかいかにもありそうで(そして現実だったら「素敵な現場でした!」とかSNSに書いてそうで)。そこに殴り込んだアクアが次回どういう動向を見せるのか。
『おとなりに銀河』3話。距離が離れると罰が下るということで許容範囲の把握を試みる一郎としおり。距離だけでなくしおりの不快感も影響するということが明らかになって、恋愛漫画の気になるシチュエーションまで試してみたり。そんな中で一郎の幼馴染で同じく漫画家の「もか姉」が来訪する… ゆるやかなおだやかなラブコメといった様相が好き。
『推しの子』2話。双子は15歳になり、ルビーは母に憧れてアイドルを目指していた。しかしアクアは妹をアイドルにさせたくなくて、密かにその妨害をしていた… 90分無いのが物足りないとか言われてて確かにそうなんだけど、それでもなかなかに濃密なドラマ。皆がそれぞれアイの面影を引きずっているのが痛々しいけど、それは視聴者にしても同じことで、本当に1話が強烈すぎた。それでいてシリアスになりすぎずに時折ギャグも入れてくれるのは楽しい。カントクのオカンとか重曹とか。あとOPEDが非常に良くて、OPは猛烈に再生数を稼いでいるのが話題になるのも納得のインパクト。
そしてそのMV観てみたら、ちょっと待てコレヤバい。1話から受けた衝撃がそのままどころか増幅されてぶり返される感。そういえばYOASOBIってもともと物語を歌にしてみせる人たちだったわ。その本領を存分に発揮か。まもなく3000万再生超えそうな勢いも納得。コレはうかつに観られない。観ると泣く。たぶん聞くだけでも泣く。街角で不意に流れてきたりしたら危ない。もっと聞きたいけどうかつに聞けない。なんだこのジレンマ。
『おとなりに銀河』2話。徹夜でなんとか原稿を仕上げ、編集に渡してホッとする一郎。しかししおりが帰ると寝込んでしまい、それを聞いたしおりが「眷属になって離れたから」だと言う… 島の話とかいろいろ聞いてそのバックグラウンドなどを知る。それにしても穏やかな雰囲気が↑とテンション落差激しい。
『アイマスU149』2話。宣材写真の撮影。仁奈はお気に入りのきぐるみをダメと言われて意気消沈、しかも撮影からの帰り道にそのうち1つを紛失してしまう… 相変わらずマネージャー君のダメムーブや子供の闇を感じさせる表現に胃が痛くなりそう。先輩アイドルがキャッキャしてるのもよく解らんし、やっぱりシリーズを知らん者には楽しめないか。1人ずつピックアップしてエピソードを積み上げて行く形なんですかね。
『水星の魔女』13話。前回ラストから2週間後、みたい。あの事件には箝口令が敷かれガンダム会社も活動できず、ミオリネは昏睡状態のクソオヤジを見守りつつ聴取を受けていて学園に戻れずにいた… いきなり決闘連戦でエアリアル無双、すると地球からのテロリスト女2人がアーシアン寮に編入してくる。あちこちで裏取引やら陰謀やらがにぎやかで、EDはひたすら不穏という豪華絢爛ぶり。
『神無き世界のカミサマ活動』1話。新興宗教の後継者となるためとか言われて無茶な修行を強制され、命を落としたらしく異世界に転移した征人。そこはどうやら神も宗教も無い世界だった… たたみかけるギャグ話かと思ったら急にヘビーな感じになってきて混乱。今後もずっとこんな重い話が続くらしい?
『推しの子』1話。アイドルアニメ…なんだけど、開始数分で意外な方向に転がって、どんどん転がって、とんでもない方面に。なんか界隈が騒然としてたのが痛いほど理解できました。何言ってもネタバレになりそうで、しかしネタバレすると衝撃が薄れるのは間違い無いので… 次話公開まで初回の話はしないようにしよう… ともかく3話分の時間を一気に使うだけの意味が十分すぎるほどにありました。濃密な時間だった。いろいろ掻き乱されて内心混乱してるけど、ちょっと凄いの見ちゃったな感。