「なろう」に注目するきっかけの1つとなった、「フェアリーテイル・クロニクル」が完結していた。まあまだ後日談とかが続くようなのですが、本編としては終えた形に。以下ネタバレあります。
ラスボスを片付けて現代日本への帰還を果たして、これから後日談として現代日本と向こうとを行き来しつついろいろ今後への片付け?をやっていく模様。ラスト前にパーティ壊滅状態になって何人か死ぬという展開には驚いたけど、そこから復活したらまたいつもの調子で気の抜けた感じが戻ってたのはなんか安心した。今まで名前だけは出ていた春菜の叔母さんがこれから活躍する展開になるのかな。
あとそうそう、ドラマCDが出るらしい。10.5として6/24に…って、10巻で描ききれなかったオリジナルエピソード書き下ろしらしいけど10巻ってどのへんの話なのか、書籍版を追ってないからよく解らんけども。冗長になりがちなweb小説をさらに詳細化してる印象があって、どうもダラダラ感がぬぐえない感じもしてたけどどうなってるのかな。あと書籍版ってイラストがいまいち好きになれないのも難点。嫌いな絵柄じゃないんだけど、なんというかキャラの描き分けに乏しいというか。この手の書籍でいかにも同人界隈から拾ってきました的な絵柄が散見されるのは、ラノベとかで既に活躍してるようなイラストレーターを起用するのはギャラ的に違うんでしょうねえ。そんな中でもいいなと思うのはやっぱり「本好きの下克上」のイラスト。「マギクラフト・マイスター」は可も無く不可も無く、「デスマーチから始まる異世界探訪」はポチタマを可愛くビジュアル化してくれたことでギリギリってところかなあ。「オーバーロード」や「幼女戦記」あたりは緻密で迫力あるけど、あの系統は作風を選びますわね。それと「竜の子を拾いまして」「魔術師は平凡を好む」といった女性向け・女性作家の方面は男性陣が皆判を押したように細長くて目つき悪いのがちょっと好きになれない。このへんはまあ、男性向け作のヒロインが皆やたら肉感的だったりするのと同じなんだろうとは思うけど。でも知性よりガサツさを出してるキャラならもっと細身じゃ無い男も出して欲しいとは思う。とか言ってるとJRPGのキャラはホストみたいなのばっかりだ、という指摘と同じだなというのを前にもここに書いた気がする。だからって米国産シューターみたいにマッチョだらけになるのもちょっと困るけど。
とりあえずフェアクロ、今後も楽しみです。