『母をたずねて、異世界に。』まだweb掲載分を全部は読んでないけど、漫画版1巻が出てたので読んでみました。異世界転移ものなんだけど、もともと主人公の父親が異世界転移していてそこである女性と出会い産まれた子供が主人公。向こうの世界で育つんだけど、5歳のときにある出来事により父親と主人公と犬だけがこちらの世界に戻ってくる。そこからは普通に現代人として育った主人公(と犬)が、父の遺した家とともに再び異世界転移するところから物語が始まる。
タイトルにあるように幼馴染と母親と再会することで少しずつ向こうの世界を知っていく(思い出していく)話なんだけど、あまり悪い人が出てこないので安心感がある。母親がとにかく圧倒的な能力を持つ魔法使いで国内では王家さえも逆らえないという権力者なので、うちの家族にちょっかい出したら許さんという圧を世間にかけていてそれが実際に効果をもたらしているらしい。人物もそうなんだけど人外もいろいろ出てきて、とりあえずドラゴンが強いけど温厚だったりとか。いろんな人外のお隣さんも増えていくのだけど、中でもユニークなのが家族となってミントと名付けられたアルラウネ。アルラウネというとゲームの『ディスガイア』ぐらいでしか見た覚えがない植物系モンスターで、同作では花の中に女性の上半身が生えているビジュアルだった。今作のライムさんも最初はそういうビジュアルで登場するのだけど、いろいろあって下半身も「足」になって普通に人間っぽいスタイルになってる模様。この子がとにかく元気で明るく天真爛漫で、ムードメーカーってやつなんですかね出ていると楽しい。まだ今回の漫画版には出てきてないけど、書籍版3巻には表紙にビジュアルが出てた。そこだと髪や服装がグリーン系で描かれているけど人肌は普通に肌色というか人っぽい感じ。小説読んでるぶんにはもっとグリーンな肌で人外感が大きい姿をイメージしていた。この子が漫画版に出てくるのが楽しみだけど先は長そうだ。そこまで漫画が続いてくれますように。
2025/02/05
母をたずねて、異世界に。
コメントはまだありません »
コメントはまだありません。