「Wizardry外伝 五つの試練」。Steam版が出たので買っていたのだけどようやく起動した。DRPGの始祖(の外伝の最新版)たる本作ですけど、やっぱりいろいろ独特ですね。特に魔法がMP管理じゃなくてレベル別の回数制限というのがなかなかの曲者。とにかく回数尽きたら終わりなので回復手段とか補助魔法とかの使いどころがキモな感じ。回数回復アイテムとかも(今のところ)無いし。そして各部の詳細説明をしてくれるようなチュートリアルとかももちろん無い。おかげで最初のパーティはテキトーに入ってみた挙げ句に完全に迷い、回復もできずにマップ表示魔法(現在踏破したところだけ表示される)にも回数尽きた後に気づいて万策尽きた。別パーティで回収しようにもどこで遭難してるのかも不明、というわけで全リセットしてみたらその後で、別キャラの現在位置を探る魔法とかあるのに気づく。まあこのへんも経験値のひとつということで…
そんなわけで出直しデータにおいても、バタバタ死んだら蘇生だ!と教会に持ち込んだけどなんだかよくわからずにいたら「異教徒め!」とか罵倒されて追い出されたり。どうも蘇生に必要な所持金が足りなかった模様。地獄の沙汰も金次第とはまさにコレか。それをパーティメンバーの所持金を集めるコマンドで再度持ち込んでみたら、例の蘇生メッセージとともに…「灰になりました」ってオイ! 灰からの蘇生は死体からの倍額だしコレ再度失敗したら完全ロストじゃなかったっけ!? と思って、もう死んだらそのままにして新キャラ作ってパーティ組んで出直し。そんな調子で4人ぐらい死体(と灰)を並べたところでようやくレベルが1つ上がった。ていうかそもそも、いきなり丸裸でダンジョンに放り込んでました… 初期所持金でも「ひのきのぼう」「ぬののふく」的な最低限装備ぐらいは買えたんだけどね…
とにかく序盤は迷いがちだしマップ表示魔法も勿体ないので、入ってすぐのあたりを徘徊することでちまちまとレベルを上げる。そうすると少しずつレベルも上がり、少しだけ良い装備もドロップしたりしてきた。とにかくレベル1つ上げるまでが試練ですね。というのも昔やってたなあというのを思い出してみたり。まあこういったノウハウを少しずつ積み上げていってリアル経験値を稼いでる感じも楽しいと言えなくもない。
ダンジョン系も今やいろいろ出ていて先日の「モン勇」もあったけど、始祖はいろいろ厳しいながらも今でも普通に遊べるのが凄いですよね。ビジュアルもクラシカルな感じで古書を読んでいるみたいだし。古書なのに新作という。まあそれでもプレイしやすさを求めるのも正直なところで、やっぱり一番好みに合ってたのは「ととモノ」かなあ。ゆるめの萌えグラフィックが好きだった。「世界樹の迷宮」は歯ごたえありすぎた感、「ルフラン」はシステム的には好きだったけどシナリオとかイベントのえげつなさがキツかった。最近また何か出てた気がする「デモンゲイズ」もやったけど印象に残ってない。あと「エルミナージュ」だっけ、PSPでやった覚えのあるアレもわりと好感触だった覚えが。始祖っぽい渋めのキャラグラフィックなのに今風の軽いノリが入り込むことがあるのが独特だった。