PS StoreでPS4「HORIZON」がセール(5/31まで1911円)になってたので購入、ずっと気にはなっていたタイトルなので安くなるのを待ってました。主人公の幼少期から始まって、謎の地下廃墟に迷い込んで先文明の滅びた跡を目撃するのがチュートリアルの最初。その中で側頭部に装着する謎のデバイスを拾うのだけど、コレにより対象物をサーチしたり目的地への行き先が示されたりというゲームにありがちなUI表現に一定の説得力を持たせているのは上手いなと思った。廃墟の中では朽ち果てたいくつもの遺体を目にして例のデバイスにより音声データがいくらか残っているのも確認できて何かが起きたらしいことは断片的に感じられるのだけどあくまで断片的。このへんを解き明かすのがメインクエストに関わってくるのかは不明。なにしろ基本的に原始的な狩猟を主体とした生活環境で、周囲には機械でできた小型大型のモンスターが闊歩しているという独特の世界なのである。この機械モンスターを狩りつつ様々なミッションをこなしていくのがメインのプレイスタイルなのですね。とりあえずは弓矢がメイン武器みたいでこのあたりがそもそも気になりつつも(難しそうで)敬遠していた要因なのですが、実際やってみるとわりとアバウトなエイミングでもそこそこ当たってるような気もする。ゲーム序盤だからかもしれないし、難易度も選べるのだけどもっと上位にすればいくらでも厳しくなるのかもしれない。
主人公は「異端者」とか言われて集落から離れたところで保護者のいかついオッサンとともに生活しているのだけど、この「異端者」呼ばわりがどうにも気になるというかモヤモヤする。異教徒とかいう言葉が他のゲームでも聞かれることがあるけど、こういった宗教的・差別的な言い回しや考え方というのはどうにも好きになれない。不遇な境遇からたくましく立ち上がって生きていくという生き様を描くのは解るのだけど。あと、幼少期に差別を受けているという描写で同年代の子供らから石を投げつけられるというシーンがあった。額にぶつけられて出血するのだけど、こぶし大(もっと大きかったかも)の石が当たるなんてちょっと命にかかわることもありえますわね。差別対象は殺しても良いという感覚なのかもしれないけど、ちょっと怖い。同様の描写として映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも過去に戻って親父がいじめられているシーンの中で大きめの石を頭にぶつけられるというものがあった。普通に殺意ないかアレ。指先ほどの小石を投げつけるならまだ解るんだけど、どうも殺せるレベルの投石をイタズラレベルのつもりで出されているようで違和感というか怖いことがしばしばです。フィクションの劇中の誇張だと言われればそれまでかもしれないが。
そういったモヤモヤを感じつつも、ゲーム自体は面白くてオープンワールドをさまよっています。とりあえず弓矢の素材があると(ソレ以外でも素材が落ちてると)拾って回るのが楽しい。行く先々で差別的な扱いを受けるのはあまり気分良くはないですが、そういった世間を見返すためにも活躍してやるという感じなんですかね。「異端者」とは何なのかを知っていくのもメインクエストに関わってきそうだけど。